次郎の携帯小説コミュの【METALLIC PARASITE】第４章：３

『地下組織』は、大きくわけて二つある

世界を破壊しようとする側と

それを阻止しようとする側

そういうと、大袈裟かもしれないが、規模はともあれ事実なのだ

第二次世界大戦後、連合各国は、敗戦国である日本やドイツの軍事力抑止を行った

しかし、連合各国の科学者たちは、驚くべきものを目の当たりにすることになる

世界中から経済制裁などを受け、物質の乏しかったはずの日本やドイツが、なぜこれほどまでに連合国軍に抵抗できたのか

それは、その軍事技術開発者たちの驚異的な科学力にあった

当時、米ソでは不可能と言われていた兵器が、日本やドイツの軍事研究所で、いくつも開発されていたのだ

アメリカや旧ソ連の軍上層部は、軍事力抑制を大義名分として、日本やドイツの軍事技術開発者たちを自国に連れ帰るなどし、軍事力をはじめとする技術開発などに利用した

有名な話で言えば

イギリス軍を苦しめた、ドイツのロケットミサイルの開発者であったブラウン博士は、大戦後、アメリカでロケット開発に従事し、アポロ11号を月まで飛ばしている

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