イーグルスファンコミュの内星龍、中継ぎで１軍復帰見据える　15日先発予定も肺炎で離脱「任されたところで」&昨年９月右肘手術の西口直人、復帰登板で最速153キロ「納得のボールあった」１回無失点

田中将大の日米通算198勝目はお預け　
今季１軍初登板はリードを許し５回４失点で降板

＜楽天−オリックス＞◇28日◇楽天モバイルパーク

今季初登板した楽天田中将大投手の日米通算198勝目はお預けとなった。
昨年10月2日ソフトバンク戦（ペイペイドーム）以来、362日ぶりの1軍マウンド。
5回93球、6安打4失点、最速は147キロで、オリックスに3点のリードを許したまま
降板した。

初回は先頭茶野をスライダーで左飛に抑え、続く西野に右前打を打たれたが、
太田を3球三振。森には四球を与え2死一、二塁としたが、
紅林をスライダーで中飛に打ち取った。
2回は2死二塁のピンチを背負うも、後続を断った。
3回はわずか8球で3者凡退に仕留めた。

1点リードの4回につかまった。3連打で無死満塁とされると、
セデーニョの右犠飛で同点に追いつかれる。
なおも1死一、三塁から渡部のスクイズで勝ち越されると、
続く若月には右前適時打を許した。5回1死からは太田に右越えソロを被弾した。

田中将は昨秋に右肘を手術。コンディション不良で開幕から2軍調整が続いていた。
試合前時点で3位ロッテと1ゲーム差の4位。
CS進出争いのまっただ中での初登板となった。
試合前日には「CSに向けて勢いがつく投球ができれば」と話していたが、
悔しい結果となった。


内星龍、中継ぎで１軍復帰見据える　15日先発予定も肺炎で離脱
「任されたところで」


＜イースタン・リーグ：楽天5−1西武＞◇27日◇森林どり泉

肺炎で戦線離脱していた楽天内星龍投手が、中継ぎとして1軍復帰を見据える。

先発予定だった15日の日本ハム戦（楽天モバイルパーク）を発熱による
体調不良で登板回避（試合は雨天中止）していた。
「肺炎で5日間、体温は40度だったっす。入院しそうになったんですけど、
点滴を打って回復しました」。
体重も4、5キロ落ちたといい、実戦に戻るまで時間を要した。

この日は8回に2番手で登板。3安打を浴びて1失点したが、
8日ロッテ戦（ZOZOマリン）以来、約3週間ぶりにマウンドに立てたことが何よりの
収穫だった。
「1点取られてしまいましたけど、感覚としては良かったです」とうなずいた。

今季は先発ローテの一角を担ってきたが、今江監督は調整遅れから、
残り試合は中継ぎで起用するプランを示唆している。
昨季53試合登板とフル回転した内は「任されたところで頑張りたいと思います」と
リリーフに回って勝利に貢献するつもりだ。
週明け以降の1軍復帰に照準を合わせているといい「そこを目指して頑張ります」と
力を込めた。



昨年９月右肘手術の西口直人、復帰登板で最速153キロ「納得のボールあった」
１回無失点


＜イースタン・リーグ：楽天5−1西武＞◇27日◇森林どり泉

昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた育成の楽天西口直人投手が、
術後初登板を果たした。
昨年8月10日のイースタン・リーグ巨人戦以来となる実戦は、4点リードの9回に出番が
やってきた。
西武の先頭児玉を二飛に封じると、続く蛭間は左飛。高木に四球を与えたものの、
最後は4番中村剛を空振り三振に仕留めた。

1回無安打無失点で、球場表示では最速153キロをマークした。
「真っすぐはコントロールがまだちょっとアバウトでしたけど、
自分の中では高めにいってるボールとか納得してるボールも何球かありました」と
手応えを示した。
「あとは真っすぐの腕の振りに変化球がちょっと合ってない感じがしたんで、
そこをもうちょっと詰めていければ、だいぶ自分の感覚としてはいいかなと思います」と
力を込めた。

手術後は今季終盤の実戦復帰を目指し、リハビリに励んできた。
「（シーズン）ぎりぎりですけど、ここからフェニックス（リーグ）とか、
いろいろ実戦で投げられる機会が増えると思うんで、そこでもう少し自分の中で
課題をつぶしていきながら、球速がもう少し出るようにしっかり練習していきたいなと
思います」。支配下復帰への1歩を踏み出した。
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