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桂文華を愛をもって応援するコミュの落magaの文華師匠

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コミュ内全体

落magaを購読しておりますが 文華師匠は毎回取り上げられているように
思います、その活動が 評価されてのことやて 思いますので
購読されていない方のために 掲載させて 頂きます。

コメント(12)

八月一日の文華宗助ふたり会が落magaに掲載されました。
以下 山田りよこ著

☆「文華・宗助ふたり会」8/1・割烹旅館・亀屋
・桂華紋「犬の目」・桂文華「青菜」・桂宗助「三年酒」〜仲入り〜・宗助「次の
御用日」・文華「ねずみ」

高槻の老舗旅館の座敷であった二人会。私は行く途中にJRで転倒して顔の痛みと腫れを我慢しつつ。女将がアイスノンを貸して下さって感謝感謝でした。満員のお座敷。名びらをめくると、やっと公表の文華の弟子の名前が。かもん、というのですね。これが初高座で、すごい拍手に迎えられた華紋くん、物怖じしない爽やかな青年で「犬の目」をずっと前からやってるようテンポよさで聞かせるのですね。笑いもたくさんとって。聞けば、学生チャンピオンになった人であり、文華もいた関学落研の後輩でもあるとか。楽しみな人がまた一人増えました。で、文華と宗助、それぞれの二席は演目も良く、ぜいたくな競演になりました。

文華の「青菜」は、旦那の酒の誘いにすごく喜ぶ植木屋が愛らしく、そんな男が長屋に帰ってくるくだりは悲惨なぐらい暑苦しそうで、かみさんのおさきとの会話、熊とのとぼけたやりとりに可笑しさをあふれさせながら、最後は汗でボトボトのおさきを目に残す、青菜らしい青菜で、うれしいような一席。トリで演じた「ねずみ」は仙台が舞台で、子の優しいけなげさもきちんと伝えて、でも湿っぽくなすぎず、甚五郎の淡々とした思いやりなど、演じ分けの巧さでドラマを運んで。大ネタでも自然味で重くしない語りは、文華らしい落語センスですね。

宗助は、珍しい噺になった「三年酒」。米朝師匠が以前やってはった。又七が死んだ所から始まる噺は、池田のおじさんとこ行ってべろべろになって帰って来て、そのまま亡くなったもので、神道講釈に凝ってたことから神式で葬式を出すことに。その辺の寺への説得や細かに展開し、笑いもふんだん。宗助は物語を明快に語ってメリハリもあり、聞く方もぐんぐん噺の中に入っていくのですね。で、池田のおじさんが来て、飲めば三年、目がさめぬ酒を飲んで寝てるだけ、とわかり、墓を掘り返してみると又七が目をさまし、女房に冷やでええからと酒を所望。「ほんまにこの人は酒好きや。焼かななおらん」がサゲ。こういう寓話みたいな噺をおもしろ味いっぱいに聞かせてくれて、得心得心。二席目の「次の御用日」は得意なだけあって、常吉の「食べてまんねや!」という愛らしい抵抗や、夏の光景と売り声の描写の妙、「あ」の発声の無理のなさ、「これから言わなよう言わん」という常吉のフレーズの吹き出す可笑しさなどなど、最近、この噺をあまり聞けなくなったので、1年分の「次の御用日」を聞いたような満足感がありました。

二人とものびのびと演じて、いい会だったなあ
←しぐれさんの投稿です、すんません トピックの題名から
誤植がありまして このやり方でしか かえることが できへん模様
すんませんすんません 以下 しぐれさん 投稿のコメント

DHEEIさん

転載ありがとうございます。
私も購読してますが、やまだりよこさんはほんとによく文華師匠のことを載せてくださってますよね。
「文華・宗助二人会」はほんとにいい企画でしたし、今から次回がすごく楽しみです♪

ところで「楽maga」ではなく「落maga」では…?
一応固有名詞だと思いますので、よろしければタイトル等訂正しておいていただけると有り難いです。
細かいことですみません
あ ほんまや
誤植すんません ようしますねん

その落 その落  もうええて>わたくし
>DHEEIさま

早速のご対応、ありがとうございました!

私の書き込みまで、すみませんあせあせ(飛び散る汗)
お手数おかけしました〜ぴかぴか(新しい)
**** 11月もいろんな会があります。そんな中で、文化の日恒例になったこの会。
芸術祭優秀賞や繁昌亭奨励賞も受賞し、その実力はご存知のとおり。それでもまだまだ研鑽を積んで40代を駆け上がっている文華。棚卸しの噺で新境地も見せ、驚かせてくれることもしばしば。人気もぐんぐん上がって、独演会はここ数年完売続き。お早めに!

☆「第11回桂文華独演会〜文華の日〜」11/3(水・祝)午後2時
・ワッハホール(地下鉄なんば)
桂文華は「遊山船」と「子は鎹」を披露し、軽妙な笑いと夫婦・親子の情の世界を。ほかに、笑福亭鶴笑「立体西遊記」、林家染弥「癪の合薬」、桂鯛蔵「つる」という、ファンも楽しみなぜいたくな番組です。

前売2,500円、当日3,000円、小学生1,000円(全席自由)
問&予約=文華の日事務局=050-3053-6947、メール予約= bunka0714@nifty.com 当日12時半より入場整理券配布


文華の日に お逢い致しませう。Dheei
DHEEIさん

早速のご紹介、ありがとうございます!



「文華の日」チケットは、本当に  残 り わ ず か  になってきましたチャペル


ご予約は今すぐこちらから!
http://mixi.jp/view_event.pl?id=55264794&comm_id=3256323
10/1付けの「落maga」より転載させて頂きます。

*************

☆「春雨・文華二人会」9/27・繁昌亭
・笑福亭喬介「寄合酒」・桂春雨「にゅう」・桂文華「替り目」〜
・文華「打飼盗人」・寒空はだかー漫談・春雨「崇徳院」 (三味線・中田まなみ)

おや、という客数ではあったけど、これは聞きごたえたっぷりの会でした。

(中略)

文華は、仲入りをはさんで二席。
「替り目」は、とても気をあげた、というか、興がのった語りで聞かせ、すごく楽しんでいるふうでも。
それが間と口調の妙にもつながって、「かか大明神」や「おっちゃん、ぼうち」の情が
なんともいい味わい。得心の一席でした。

「打飼盗人」は、すり、ちぼ、巾着切り、しぼり上げなど、盗人のさまざまを解説して本編へ。
ベリバリボリ、トンボリ、イタチボリ、とか遊んで、盗人が入るも、平然とする男に
むっとしながらローソクを探すのにゴツンと頭を打つとこは、繰り返したずねて、
なんでもなくすごく可笑しい。
そして、だんだんと男のペースに巻き込まれて情にほだされ、盗人があり金全部をやってしまう、
その心理の駆け引きの面白さ。
やりとりのユーモアと巧妙さは文華ならではでしょう。
終演後にお客さんから「あんたは寛美さんに似てる」と最高のほめ言葉をもらってました。
(中略)
こういう二人会こそ、初心者の人にも見て欲しかったですね。


*************

☆「トリイどっかんBROTHERES VOL.2」9/28・トリイホール
・トーク=笑福亭鶴笑、月亭遊方、桂文華・鶴笑「マジック落語」・トーク
・文華「勘定板」・トーク・遊方「絶叫ドライブ〜彼女をのせて」
・抽選ーゲーム落語のしりとり

前回より30分早まって7時開演。落語ファンだらけか、と思える客席の濃さも面白い。
最初から笑いっぱなしの会でした。

鶴笑、遊方、文華と力もあってファンも多い三人は、みんな照れ屋でどこか奥ゆかしい。
揃っての座談は、前回の反省から始まり、笑福亭のはみだし者たちの思い出話でひとしきり盛り上がり、
三人の修業の話にもなって吹き出す笑いが山ほど。
これで30分近くとり、三人がさがり、お茶子さんが座布団を片付け、めくりをめくって、
この日のトップの鶴笑がまた出て来るという具合。
前回は、そのまま落語をする人が残り、落語をした後もそこに残ってトークに入ったので、
みなしんどかったのですね(笑)。今回はお茶子さんがいて良かった。

(中略)

この会はトークでつなぐのがミソで、三人がまた並んで、次の文華のまくらになるようにしゃべる、
はずなんだけど、地方の方言から放送禁止用語の話になり、地方の落語会の話になって、
これまで聞いたことがないエピソードが次々出て来て、大笑い。これで15分。

文華は本編だけなので、「勘定板」を気合いでやってもたった7分ほどで終わり、
まくら込みの噺なのだと改めて。

また、三人のトークがあり、今度は車の話になって、噺家がいかに安い車に乗ってたかもわかり、
松鶴師匠の暴走あおり話や天王寺での車に付けたしめ飾りのみかん泥棒の話などケッサクの約20分。
そして、遊方は「絶叫ドライブ」を熱演して、免許とりたてでデートをする青年の
パニックぶりで笑わせ、おしまい。

最後は前回のゲームが長過ぎた反省から、抽選も段取り良くして、ゲームも遊方と文華が時間制限をして落語しりとり。
「ま」で始まる落語って意外とないのですね。
盛り上がって9時すぎにお開きに。

後ろ髪をひかれるような楽しさで、40人ほどのお客さんとまるきり一体になった親密な会でした。
トークがおもしろすぎるせいか、落語のセレクトが難しそう。もう少し、落語もしっかりと、というのは、
雰囲気を壊しかねないけど、次に期待しましょう。年末にあるかも、ですよ。楽しみに!
10/12の「たまのナイトヘッド」の模様が掲載されてましたので、転載させて頂きます。

*******************

☆「ナイトヘッドスペシャル」10/12・繁昌亭
・桂三段「僕たちヒローキッズ」・笑福亭たま「火焔太鼓」・桂文華「替り目」・
たま「生命」〜仲入り〜・たま「宿屋仇」 (三味線・吉川絹代、長嶺かほり)

古典の巧者に挑む!、とチラシにありました。興味深い競演。ほぼ満員。濃いめの
落語ファンがたくさんいた会場です。三段は、そんな客を前に三枝作品で奮闘。た
まは、いろんな事情ぶっちゃけのまくらが愉快で、その15分でたっぷり爆笑を。
「火焔太鼓」は、元ネタを端折りすぎかなというきらいもあり、そこまでやるのか、
という所もある気がするけど、どこをどう切ってもたま版というのは強い。この人
らしい笑いの押さえどころと、言葉のスピード感、エキセントリックな喜びような
ど、一気に走り抜けるような一席でした。自作の「生命」は、師匠・福笑の「脂肪
遊戯」をちょっと彷彿とさせる内臓散らかるグロテスクな感じも。生命は大事にせ
んとあかん、と言いつつ、うーん。

対決で言えば、文華の「替り目」対たま「宿屋仇」という感じだったでしょうか。
文華は、たまを「変わった人ですね」とにっこりと評し、僕が誇れるのは、ただの
一度も手を抜いたことがないこと、と。「替り目」は、しみじみ大阪らしい匂いを
漂わせながら、亭主にのほほんとした可愛げがあり、かみさんに「ほたらまで食う
のんか」というくだりは、「タラのすり身で船の帆の形をした‥あのほたら」と、
すごく笑えるアレンジも入れ、酒のほろ酔いでしゃべってゆく。その間と口調のお
かし味は、本当に藤山寛美を思わせる絶妙さ。かか大明神の懺悔も無理に盛り上げ
ず、困惑げなうどん屋に話し聞かせる
友達と娘の逸話も、さらりと優しい情で聞かせ、すべてがおもろい自然味で通した
ふう。ああ、面白かった。

たまは、最後、新作ショート落語をいくつも聞かせて、まくらからいつの間にか本
編に入ったことがない、と、「宿屋仇」に。得意にしている噺だけに、緩急も演じ
分けも肚に入り切ったふうで、マシンガンのようにまくしたてたかと思えば、ぐっ
と抑え気味に語ったり、リズム自在。この人の持つ勢いと物語のおかし味が素直に
出ていた感じで、ふんだんに盛り込んだ工夫と共に、誰のとも違うエンタテインメ
ントな落語になっていたよう。
この上方古典対決はわくわくもし、聞きごたえがありました。
11/5発行の落magaより、「文華の日」のレポートです。
さすが、プロの筆によるレポートは、あのときの感激がよみがえってきますね。

*********************************************

☆「第11回桂文華独演会〜文華の日」11/3・ワッハホール
・桂鯛蔵「つる」・林家染弥「癪の合薬」・桂文華「遊山船」〜仲入り〜・笑福亭
鶴笑ーパペット落語「立体西遊記」・文華「子は鎹」 (三味線・吉崎律子)

開演前、ホールの外にはあふれんばかりの人。完売で、当日補助席の人も。よく見
る落語ファンがそこらじゅうにいました。じわっと優しい熱気に包まれた会場。鯛
蔵は「東の旅・発端」を教えてもらった時、全然覚えられず苦労した話をして、教
えてもろたことをちゃんと言えない、という導入で「つる」。オーソドックスに一
生懸命に、でもエキセントリックかつ愛らしいキャラも生かしつつ、すっきりと楽
しい。妙な欲や媚びがないのがいいですね。染弥は、噺家裏話を次々やって笑わせ、
あんまり、これはやりすぎない方がいいけど、自分のペースを作って、得意ネタを。
この日はのりまくって、失礼な頼み事を懸命に言う女中や、怒りながら頼みを聞き
入れる人のいい侍、どこか色気のあるご寮人さんと、やかんなめという妙な「合
薬」を芯にして、戸惑ったり困ったり喜んだりと、表情たくさんの噺を笑い山盛り
で品良く聞かせてくれました。こういう噺がニンに合い財産にできるのは、なかな
かない個性かも、です。

文華は、やっぱり年一回の独演会は緊張気味で、まくらもいつものように、ではな
く手探りな感じで。それが初々しくもあり、昔の夏の思い出で笑わせ、だんだんと
お客と一体になり「遊山船」へ。この人はほわんと無邪気な喜六も愉快だけど、子
どもに言い含めるように教えツッコミも入れる清八も似合い、噺が流れず、やりと
りの妙で聞かせて、落語を聞く充実感がずっとある。で、旦那が芸子の袖口から手
を入れる所はその後をさっと省いて、念を押したりしない品良さも。誇張や強調で
大きな山は作らないけど、話芸の波動のような緩急の巧さで聞き手を乗せていき、
目に浮かぶ夏の風景と共に、心地いい一席でした。

仲入り後、鶴笑が、紙切りとパペット落語「立体西遊記」で、またまた心から笑わ
せてくれて。こんなに手抜きのない芸はないですね。ワッハホールの大きさにまた、
見合う大きさで見せてもくれました。拍手喝采。
この日は、どれも好演と言えたけど、文華の二席目「子は鎹」は、じんと家族愛が
あふれていたよう。自身の娘さんへの愛おしさも映して、導入の「かくばかり偽り
多き世の中に子の可愛さはまことなりけり」という言葉は、心からの思いのようで
した。母親が家を出て、男親の元に子どもが残って、こせ(世話焼き)のおばはん
が別れた夫婦の仲をとりも上方の型。おばはんの家で母親と再会した寅ちゃん、だ
んだんと思いがあふれ、な、帰って来とくんなはれ、と切々と頼み、一方、寅ちゃ
んが母親にもらった50銭を盗んだと疑い、自分がどんなに子のことを思ってるかと
悔しそうに怒る父親。人物それぞれに気が入り、誰もの思いに気持ちを重ねて語っ
て、涙をにじませる文華。その実意が伝わり、こちらも何度も目がうるうるしまし
た。夫婦の再会場面は、目線の動き一つで、心情を表して巧いなあ。おばはんの存
在で落語の喜劇的トーンも保って、最後はからっと終わり、爽やかな情味を残した
のでした。ほんと、いい会でしたね。

※ロビーで自主盤「噺の華」の最新の5巻目(「たちぎれ線香」「軽業講釈」収録)
を1000円で販売も。
※12月にはおなじみになった一人会もあります。
◎「第8回文華の勉強会」12/8(水)午後7時・雀のおやど(JR・近鉄・地下鉄鶴
橋)
以前手がけたネタを棚卸し的に再度チャレンジし、自分の噺にしていこうという、
普段は聞けない三席を披露します。聞きものですぞ。
文華「へっつい幽霊」「後家馬子」「初天神」
1,500円(当日のみ) 問=雀のおやど=06-6764-7372
すみません、転載が遅くなりました。

12/8の勉強会についての「落maga」です。
今回はまた特に、すごく紙面を割いて(ってメルマガでも言うのかな(^^;)書いて下さってますので、
一回ではコメントとして掲載できず。
2つに分けて載せますね。

******************************
☆「第8回文華の勉強会」12/8・雀のおやど
・桂文華「初天神」「後家馬子」〜仲入り〜「へっつい幽霊」

この前日に繁昌亭大賞を受賞した文華。
そのお祝いに、というより、だから、じっくりと楽しみに来たという感じの落語ファンが集まったふう。
この棚卸しの勉強会はまったくの一人会で、聞きのがすともったいないような語りと
工夫との出会いがあります。
文華は、かけた回数が少ない噺だから完成度は低い、笑顔でなくてもいいから
中間ぐらいの顔で見てください、と。
この日の三席はどれも大阪らしい庶民の噺で、でも色合いは違っていて、
勉強会でも、こんな並びでやる人はそういないでしょう。

まず「初天神」。
帰って来た寅ちゃん、鼻の下に一本半たらして‥というみずばなたれた子の口調が
おつむが足らんようなあほ丸出しで、「アホすぎるで」と自分でツッコミを入れ、
初天神に行くお父っつぁんに「連れてってくれや」と何度も繰り返し繰り返し
語気を変えて言い、笑いがこみあげるよう。
随所で爆笑させながらも、お母はんが子の顔をふいてあげる所など、
しぐさも台詞もやさしくて、やっと父子で出かけると、寅ちゃん、手をつないでもらってうれしそう。
で、おとなしく可愛い子の目になって「何か買い与えてやろうという広い心持ちにならんもんか」と
遠回しにねだって、そこからの父子のやりとりも楽しいかぎり。
インドりんごを得る八百屋がインド人の真似をするのも可笑しかった。
父親が飴屋に言った「こんなとこに店出すな」をみたらし屋にも言い、
みたらし屋が「また、言うてはる。向こうの飴屋でも‥」と通りの店の近さも見えるよう
(鯉昇の工夫と通じますね)。
で、「大きい方のみたらし買うて」と、せがむ寅ちゃん、同じ台詞を顔の向きを一回転させて、
大声で言い、父親が「世間を味方につけるな!」と叱りつつ買ってやる。
二人でたれをなめてはドボンとつける食べ合いをし、「おもしろかったな」と言い
合い「また、しような」と。
凧揚げはお城の馬場と、意外に遠い所の固有名詞は避けてただの広場にし、
工夫がいちいち納得できる自然さと可笑しさで本当に面白かった。
この冬、ぜひ、持ちネタにしてやってほしい。

(続く)
(続き)

「後家馬子」は、これまで80ぐらいの噺をやって来て、200〜300の噺は聞いてきたけど、
これが一番後味の悪い噺と。
文枝師匠に、なんでこんなんをやったのか、生きてたら、聞きたいぐらい。
ただ、師匠は古い噺を残そうとはしはったから、そういう意味でやったのかもしれないと。
明治20年ごろ、玉造あたりの長屋が舞台と言って入った噺は、井戸端で女二人がしゃべる会話から。
貧乏世帯の生活感あふれる話は米の話や、俥屋の亭主がパッチが乾いてないから、
のりと鍋墨で足を黒く塗って仕事に行き、俥賃のことで客ともめ、
お巡りさんの所に行って説明してる時に手拭で足をさすったら墨が取れてお巡りに怒られ、
そもそもパッチにシシ垂れをしたネコが憎い、なんていう話が続き、そして、
長屋の後家さんの噂話になり、馬子をしているいい男ができて、娘は髪結いでよく働く‥と。
その後家と女の喧嘩をはさんで、娘が帰って来て稼いだ金を渡すと、これだけか、と文句を言い、
男と二人で酒が飲めないという母親、あんたにとってはもう、お父っつぁんやないかと。
そんな所へ男が帰って来て、娘を追いかけると、娘は川に身を投げてしまう。
男は母親である後家に、親子げんかさせて世間に対して面目ない、と言うが、
女は男へのお思いを言って引き止める。
そこへ親戚がやって来て、川から娘を引き上げて助かった話をする。
それでも、男が大事という母親。「たった一人の娘よりその馬方の方が可愛いんでっか」と
聞かれて「可愛いて可愛いてなりまへん」と言い、
「わが娘よりでっか」「可愛いおます。馬子(孫)やもん」。

「不動坊」「堀川」「吉野狐」も作った二代目林家菊丸の作品は、長屋の住人の暮
らしぶりがリアル。米朝師匠が「上方落語ノート」に、こう書いておられます。
この人の作品を「自然主義文学のような異彩を放っている。
‥明朗で楽天的、健全で肯定的な落語の世界…に、暗く陰惨で嫌悪すべき、
しかし、現実には何処にでもある生活が、ある程度笑いのヴェールがかぶせられてはいますが、
赤裸々に彼の作品には出てまいります。
‥特に『後家馬子』はまさに落語残酷物語で、全篇いやな人物といやな事件の連続ですが、
小道具の扱いや裏長屋のスケッチの巧さはさすがです。
また、彼は作中のどの人物にも好意をよせず、突きして描いているのも、落語には珍しい点です。
しかし、欠点はその事件に対しなんらの解決も救いもない、なさすぎるところにあると思います」と。
「復活口演した小文枝(文枝師匠)も手こずっていた」とも書き、また
「四代目米団治は、この噺は人情噺のようなつもりで演出したくなるが、
そうしてはいけないと言っていた」とも。引用が長くなってすみません。

文華は、その難しい噺の風景と空気感、暗さを、よどみない語りと人物表現の巧さでしっかりと届け、
情に入れ込みすぎず、後味の悪さも気にならない噺の世界の実感と日常の理不尽さの面白味で
引き込みました。
これは年に一度でもいいから、高座にかけて残していってほしいなあと思います。

最後の「へっつい幽霊」は、買った客が幽霊を恐がり返しに来て
「取って取って取って」と繰り返し、遠ざかって行く時までも言い続ける可笑しさでどっと笑わせ、
へっついから出た金を山分けして使い果たした作次郎が女との夜を思い出し、
とろんと甘い夢にひたってるところへ幽霊が出て気絶するくだりもケッサク。
昼間からすごむ熊はんの前に遠慮がちに出てくる幽霊の情けない感じも面白さを一貫させて。

この日は落語を満喫。三席はどれも昇格できるように思ったけど、どうでしょう。

**********

次は「繁昌亭大賞」についての記事を!
**** さて、今週7日に「第5回繁昌亭大賞」が決定。
入門25年以下の若手を対象にし、マスコミ関係者らによる選考委員会が選出しました。

◎「大賞」は桂文華(88年入門)、「奨励賞」は桂文三(91年入門)、「爆笑賞」
は林家花丸(91年入門)、「創作賞」は桂かい枝(94年入門)、入門10年以下の
「輝き賞」は桂鯛蔵(03年入門)が受賞。

桂三枝会長は結果を知ってこんな感想を。

「この賞は、真打ち制度のない上方で、落語家を評価する賞として権威づけていきたいと思っています。
今回、文華が、爆笑(08年)、奨励(09年)、そして大賞とホップスッテプジャンプという感じで
賞を獲得していったのは、他の落語家の励みにもなると思う。
若い頃に舌ガンになって、それを乗り越えて、このところ進境著しい。
来年はトリをとって盛り上げてほしい」。

大賞の文華は

「3年続けて受賞はうれしい。特別な変わったことはしていませんが、いいお客さんに恵まれ、
お尻を叩いてくれて、そんな人たちの言葉にのせてもらってやって来た。
大学5年、進路に悩んでいた23歳の終わり頃に舌ガンになり、幸い、手術をせずに治せた。
でも、死ぬんだと思って、それなら好きなことをしようと落語家になろうと決心しました。
僕はただ、目の前のお客さんに喜んでもらうことだけを考えて手抜きせずに、それだけです。
ネタの奥行きや世界観も見えるような落語をしていけたらと思います」。

爆笑賞の花丸は「受賞は、また明日からしばらく、高座に上がっていいんだという
チケットをもらった気がします。僕は自分が特に面白いとか華があるとは思えない。
そういうコンプレックスがあって、みんなに負けないように工夫して自分の色を出
して、どこか面白いようにとやって来ました。評価してもらった『ナイモンガイ』
などの改作は、普通にやった時にすべった噺で、工夫したらどうなるのかを体験で
きた。これからも増やして、林家はいいぞ、花丸も面白いぞと、言ってもらえるよ
うに大きくなっていきたい」

この二人のほか、会見に出られなかった文三は「襲名後初の受賞、心より感謝です。
さらに名前が大きくなるように精進したい」。かい枝は「今回の受賞は驚いており
ます。お客さまが来てくださって反応していただけるからこそ創作できています。
これからもお客さまに楽しんでいただけるよう精進していきます」。鯛蔵は「改名
して心機一転頑張ろうと思っていました。受賞は誠に光栄です。これを励みにいっ
そう芸道に精進していきます」と、コメントを。

本当におめでとうございます。
2011年3月以降の昼席で、今回受賞者それぞれの受賞記念ウィークが設けられ、大賞、
奨励賞はトリや中トリで出演することになっています。

なお、☆「第5回繁昌亭大賞受賞記念落語会」は、2011年1月13日(木)午後6時半・
繁昌亭で開催されます。今回の受賞者は全員出演。表彰式は桂三枝会長が授与の予定です。
料金は繁昌亭夜席と同じ。

*********************

新聞に掲載されたコメントより詳しくて、嬉しいですね。
師匠、あらためましておめでとうございます!

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