エイベックスは、香港・台湾・上海に支社を持っており、04年からは韓国の第4次日本大衆文化開放を受け、韓国にも本格進出。一方の後藤真希は、日本でこそ一時期のような「国民的アイドル」ではなくなってしまったものの、先日発売された4thアルバム『How to use SEXY』は台湾の週間ランキングで2位を獲得。中国・韓国でも高い人気を誇っており、今年4月には、総理大臣官邸で行われた中国の首相歓迎夕食会に招かれ、歌を披露するという大役まで果たした。後藤真希が本格的なアジア進出を狙うなら、エイベックスへ移籍することが大きなステップアップとなるだろう。
とはいえ、9月15日からスタートした全国ツアー「後藤真希LIVE TOUR 2007 G- Emotion II 〜How to use SEXY〜」の千秋楽(28日)では、最前列の席が20万円以上の高値で取り引きされたというくらい、日本にも未だに熱心なゴマキファンは存在する。本人から、今回の「卒業」を発表され、ほとんどのファンは号泣・放心状態だったそうだ。ハロプロでなくなっても、たとえ事務所を移籍したとしても、ファンにとって彼女が唯一無二の存在であることに変わりはない。これからもファンのことを大切に、「後藤真希にしかできないことの追求」(本人公式コメントより)を頑張ってほしいものである。くれぐれも、デキちゃった結婚で引退、なんてオチはつけないように……。(編集部)