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生活保護者の集いコミュの高齢の夫が「寝たきりの妻」を在宅介護、決め手となった3つの理由

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https://news.yahoo.co.jp/articles/384e3d597867b4009123bf9b0b9f8693deda1899

新型コロナウイルスの影響でテレワークという働き方を選ぶ人が増え、これまで以上に親や配偶者を「在宅介護」しやすい社会環境となってきた。しかし、読者の中には「在宅介護は大変」「仕事を辞めざるを得なくなった」「介護うつになった」などネガティブな意見ばかりが耳に入り、いざ在宅介護に踏み切るのはためらってしまう…という人は多いだろう。そんな中、妻を自宅で看ると決めた夫がいる。各媒体で人気の「連載コラム」の著者に聞くシリーズ、第4回はWEB媒体『デイリー新潮』(新潮社)で連載中の「在宅で妻を介護するということ」の著者・平尾俊郎氏だ。(フリーライター 岡田光雄)

● 妻は「要介護5」で 寝たきり状態に

 「施設から在宅へ」「病院から自宅へ」という旗印の下、政府は介護人材の不足を理由に在宅介護を推進している。特にコロナ禍の最近は施設でのクラスターを不安視し、在宅介護を選ぶ人が増加傾向にあるという。

 フリーライターとして働く平尾俊郎氏(68歳)もその一人。2年ほど前から在宅で妻(62歳、要介護5)の介護に取り組んでいる。子どもはおらず夫婦2人、千葉県千葉市の賃貸マンション暮らし(家賃8万5000円)。妻はアルコール依存から神経系の急性疾患「ウェルニッケ脳症」を発症し、四肢が自由に動かず寝たきり状態となった。会話はできるが短期記憶障害が残り、30分前に話したことを忘れてしまう状態。糖尿病と統合失調症も併発している。

 連載「在宅で妻を介護するということ」は、そんな平尾氏の介護体験記だ。介護の専門家ではなく、一般の当事者として日々の気づきなどを綴っている。

 「読者層は現在配偶者を介護している、あるいはこれから介護するであろう60〜70代の男性を想定しています。過去にライターとして何度も介護現場を取材したことがあり、妻がこういう状況になったこともあって連載をスタートしました。ネットの記事などでは、在宅介護は『自由な時間が一切なくなった』『心身がボロボロになった』といった情報ばかりが目につくため、そんな風潮に一石を投じたいという思いがありました」

 もっとも、介護は症状や家庭事情などによってケースバイケースな問題であるため、一概に語ることは難しい。平尾氏も「この連載は在宅介護の正しさを証明するという趣旨のものではありません。あくまで一つの事例にすぎませんし、しかも私の場合はかなり恵まれていました」と念を押す。

 では、なぜ平尾氏は在宅介護という道を選んだのか。その理由を紹介しよう。

● 在宅介護を選んだ 三つの理由

 一つ目は経済的理由だ。平尾氏が利用中の介護サービスは、訪問診療(月1回)、訪問看護(週1回)、訪問リハビリ(週2回)、訪問入浴(週1回)、訪問歯科診療(月1回)となっている。

 「妻を病院に入れた場合は最低でも毎月20万円、特別養護老人ホームでも12万円はかかります。私のような65歳過ぎのフリーランスの場合ですと定期収入もなくなり、退職金もなし。これから年金生活に入るという段階で、そんな額を毎月支払っていくのは厳しい。しかし、在宅介護を始めた頃の支出(介護サービス、薬代、その他消耗品)は月7万円程度で、現在は身体障害者手帳(1級)を取得し、千葉市から医療費助成やおむつ代支給などを受けているため、3万円程度の自己負担額で済んでいます。その中にはベッド、エアマット、ベッドのサイドレール、サイドテーブル、車椅子のレンタル料(合計3450円)も含まれています。日本や自治体の制度、自宅を訪問してくれる介護スタッフの方々には本当に感謝しています」
二つ目の理由として、平尾氏は職業柄在宅での仕事が多く、時間的余裕があったことも大きい。フリーランス人口が増加し、テレワーク時代の今は、平尾氏のように自宅で仕事と介護を両立させることはそこまで難しい話ではないだろう。

 「たとえば、施設などではよくおむつ交換を朝6時と夕方16時に2度行いますが、在宅介護の場合は別にその時間にこだわる必要もありません。24時間家にいるので、暇な時間を上手に使って1日2度行えばいいだけです。食事介助が大変という話もよく聞きますが、ドラッグストアに行けばレトルトパックの介護食品や栄養調整食品がいくらでも売っています。値段は1袋150〜200円と高めですが、レンジでチンすればいいだけなので調理時間もかかりません。もしお金が必要なら、外でバイトする時間だってとれるでしょう。実際、私も毎週金土日の3日間、18時から21時までの3時間、ファミレスの宅配を1年間続け、毎月約5万円を稼ぐことができました。時間を上手に使えばいろいろなことができます」

 三つ目に、妻の健康配慮のためだという。

 「病院や施設では、寝たきりの人が毎日目にする光景といえば、無地の白い天井と蛍光灯くらいのもの…。私の両親もそうでしたが、刺激が少ない場所で生活していると良くなる病気も悪くなってしまう。そのため、我が家では妻のベッドをベランダに面した日当たりのよい場所に設置しました。ここなら青い空や流れる雲、街を行き交う人々を一望できるため刺激になります。ベッド脇にはスピーカーを置いて四六時中BGMを流し、ペットの猫もいる。このように、何をすれば妻が元気になるのかをいろいろ考えるのも楽しみの一つです」

● 連載で最も反響があった エピソードとは

 しかし、もちろん在宅介護は苦労もある。

 「連載で最も反響があった回は、車椅子からベッドに移乗する際の苦労を語ったエピソードでした。四肢を全く動かせない相手を持ち上げるのは本当に大変で、読者からも『同じく大変な思いをしています』『よく持ち上げられましたね』などの声がありました。また、病院から妻を連れて自宅マンションに帰ってきたときも、エレベーターに乗せることができず、困りました。朝方だったので住人も通らず、仮に通ったところで手伝ってもらうのも気がひけるため、結局救急車を呼びました。そんなことで呼んでしまい大変申し訳ないと思いながらも、どうしようもありませんでした。同じような経験をしたことのある介護者は多いと思います」

 こういった人的援助に加えて、経済的援助が必要な人もいるだろう。支援制度を調べて利用するだけではなく、何かあったとき金銭面で頼れるように、普段から兄弟や家族と良好な関係を築いておくことも大切だ。

 最後に、平尾氏は「在宅介護にして本当に良かった」という。

 「介護は考え方次第でいくらでも面白くなります。シモの世話でも、今はいかにして上手におむつ交換するかなど技術を極めるようになりました。そして在宅介護の醍醐味はより夫婦の関係が密接になること。短期記憶障害のため、すでに亡くなったのに『お母さんどうしてる?』と聞いてきたり、自分の名前を旧姓で答えるなんてこともありますが、元気なときは冗談を言い合ったりもできます。今後、おそらく妻の認知症は進行していくでしょうが、それでもずっと彼女と一緒にいたいと思います」

 在宅介護と施設介護、どちらがベターかはケースによってさまざまだ。そのベターを判断するために、まずは在宅介護に対するイメージを変えるところから始めてはいかがだろう。

岡田光雄



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