生活保護者の集いコミュの生活保護の家庭に対する教育扶助費っていくら支給されるの？

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生活保護を受けている家庭は、扶養している子供が小中学生である場合、
教育扶助費が支給されています。

では教育扶助費とは具体的にはどんなもので、
いくらくらい支給されるのでしょうか？詳しく解説していきます。

生活保護と教育扶助費
生活保護は、生活していくうえで必要な費用を扶助するもので、
扶助の種類は8つあります。

教育扶助費は生活保護の扶助内容の一つです。

生活扶助
食費や水道光熱費など、毎日の生活で必要な費用を扶助します。
世帯によって基準額が異なるほか、母子家庭など一定の条件によっても扶助額が異なります。

住宅扶助
生活するための住宅(家賃など)にかかる費用を扶助します。
決められた範囲内で実費支給されます。

教育扶助
学用品や給食費など、義務教育を受けるためにかかる費用を扶助します。
学用品やPTA会費などの学級費は決められた基準額を支給されるほか、
給食費や教材費・校外学習費などは実費支給になっています。

医療扶助
病気やケガなどで病院へかかった時の費用を扶助します。
国から各医療機関へ直接支払われるため、本人負担はありません。

介護扶助
介護にかかわる費用を扶助します。
医療扶助と同様に、国から各介護事業者へ直接支払われるため、本人負担はありません。

出産扶助
妊娠中や産後にかかる費用を扶助します。
実費支給ではありますが、妊娠の月数などによって多少異なります。

生業扶助
職に就くために必要になる資格などを得るためにかかる費用や、
高校へ就学した際にかかる学用品や授業料などの費用を扶助します。
教材費や交通費は実費支給で、
そのほか学用品や学級費などは基準額が定められています。

葬祭扶助
葬儀を行う必要がある場合に費用を扶助されます。
実費支給ではありますが、範囲は決められています。

このように、生活保護には扶助内容によって様々な費用が支給されます。

教育扶助費の支給額
教育扶助費は、義務教育の期間にかかる費用を扶助するものなので、
小学生・中学生の子供がいる家庭が対象です。
教育扶助費の中でも扶助内容によって細かく区分けされています。

基準額
学用品などに使う費用として、
月額で小学校は2,150円、中学校は4,180円支給されます。

学級費等
PTA会費などに充てる費用として、
月額で小学校は620円以内、中学校は740円以内の範囲内で支給されます。

教材代
学校から指定されたワークブックなどの教材にかかる費用を実費で支給されます。

学校給食費
給食費は実費支給されます。

校外活動参加費
修学旅行や宿泊研修などの宿泊費や交通費などを実費支給されます。

通学交通費
通学に交通機関を使う場合に最低限かかる費用を実費支給されます。

学習支援費
学校指定の教材以外の参考書や課外クラブ活動にかかる費用を、
月額で小学校は2,560円、中学校は4,330円支給されます。

基準額・学級費・学習支援費は金額が定められていますが、
そのほかの費用に関してはお住いの地域や学校によって異なります。

教育扶助費は生活保護の一部です。

給食費などは学校によって違ってくるので、
教育扶助費が具体的にいくら支給されるのかは、
残念ながらはっきりできません。

ただ、最低限必要な費用は扶助されるので安心してくださいね。