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ロシア語マニアコミュのもっと生格を使いましょう

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ウィーン訪問中のプーチンが、東欧での米国の軍事プレゼンス拡大に懸念を表明して、やや感情的に、
Что такого происходит в Европе, что такого негативного происходит в Европе? (...) Что такого произошло в Европе, что ухудшило бы положение(...)? 
と言っていました(発言内容は正確ではないかもしれませんが、確かにЧто такого...と言っています)。

うっかり流しそうでしたが、ちょっと立ち止まって
Что такое произошло (...)?
とのニュアンスの違い、考えてみると面白いかもしれません。

前者はНичего не произошло.を強調した反語なわけです。後者も文脈によっては反語になります。が、前者はродительский падежがしゃしゃりでているため、意味が反語に限定されます、たぶん。

後ろに続く否定等を予感させる生格ってロシア語らしいなあ、と思います。Лесов не стало. もそうですね。否定でも体格をとる方が頻度が高いのでしょうが、生格をとる方экспансияがなんとなくロシア語の有機性があらわれているようで好きです。

Я читал эту книгу.
Я не читал эту книгу.
Я не читал этой книги.

Эту книгу ... я читал.
Эту книгу ... я не читал.
Этой книги я не читал.

コメント(5)

生格は正確にはродительный падеж でした。笑 まあどうでもいいですかね。
こんなことがあっていいのか!?
アリエネー!
…というようなニュアンスなんですかね。

Такого негативного не может быть!

それにしても、米国はアリエネーですね。
プーチンも嫌いですが、ブッシュはもっと嫌いです。

そういえば、日本語(新語)のアリエネーは、「可能性がない」という否定ではなくて、実際に起きていることについて「そんなことがあっていいのか!」と現実を受け入れられない気持ちを表現する言葉ですね。
まさに、プーチンの発言にピッタシです。
否定生格と直截法肯定文でそれを表現したものかもしれません。
私の意見では、ロシア語の文法にはアリエナイ文だと思います。
私事ですが、1歳2ヶ月の息子が、「バナナ」という語を聞くと、いつもバナナがぶら下がっているバナナスタンドを指差すようになりました。
今日はバナナを切らしていたので、スタンドにバナナはぶら下がっていませんでした。でも、息子は「バナナ」という言葉を聞いてスタンドを指差したのです。

そこでふと思ったのです。
日本語では、バナナがあってもなくても、「バナナ」と言いますよね。あたりまえですけど。そうすると、日本語の場合、バナナがあるべきところにない場合も、その場所を指して「バナナ」といっても文法的に間違いではありません。

それに対してロシア語では、бананという語形は、それだけで、「1房のバナナがある」ということを意味します。そして、бананаとくれば、нетуと続きます。バナナがあるべきところにない場合は後者の表現が選択され、親は子供に有無の区別を必然的に教えることになります。

これは重要な違いだなと思いました。



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