何とかナルナル?!プリキュア５コミュの【ＨＵＧプリ②】

ココロがあふれてしまって、文章がクソ長くなってしまった(汗)。

第１８話『でこぼこコンビ！心のメロディ！』

「いいものルールー」になると、ヘアバンドが黄色になって「時計機能」がなくなったのね(笑)。
歌のテスト用の練習でも、ルールーは「心というモノ」が理解できず苦しむ。でも「これでは、心がこもっていない」コトは理解していて、そう出来ないジブンに対して落ち込む。ＡＩでも「ニンゲンの感情」は認知出来ても、「ニンゲンの心」というモノを認識するのは難しいのではないだろうか。対人データで、「ニンゲンの感情らしきモノ」を再現するコトは出来るだろう。でもルールーが苦しんでいるのは、「ジブンの心が認識できない」コトなのだろう。しかしそれは、「私は私である」という「己を認知する」コトであり、それはあるい意味「知的生命体になった」というコトなのである。
でもルールーは、いつから『プリキュアになりたい』と思ったのだろう。１４話辺りでは、えみるに「一緒にプリキュアになりましょう」と誘われて（「キュア・ラリルレルールーになる」とも言われて笑)断わっているのである。タブンそう思う様になったのは今回のエピソードからで、「えみるは親友」と思った時からである。ジブンがプリキュアの敵であるクライアス社のアンドロイドであると知られた時点で、ルールーは「ジブンは処理（解体)されてしまう」コトを覚悟していたのではないだろうか。
しかしそうはならず、はなちゃん達プリキュアにも、野々家のヒトたちにも拒絶もされず、この時点ではまだ「自称親友」の愛崎えみるちゃんも、体内の機会部品まで見せても受け入れられたのであった。パートナーやペットとかではなく、「親友」というのがポイントである。えみるちゃんの中には、アンドロイドに対して「主従関係」という認識はなく、「対等以上の関係」という想いしかなかったのである。
単に、ルールーのルックスがスキになってしまったのかもしれない(笑)。始めは、えみるちゃんの一方的な思い込みであった。次回のファッションショーのエピソードなどでも、ジブンの背が低いコトなどにコンプレックスがあり、ルールーのスタイルの良さを「うらやましい」と言っている。そして先の１４話で、「キュアエミール」で活動していたがミスばかりして落ち込むえみるちゃんに対して、「皆が笑顔になっている」と教えてくれたのがルールーだったのである。

ルールーにしてみれば、ただ周囲を観察してその状況を言っただけなのだったが、えみるちゃんにとっては「天の声に感じた」のであろう。そして今度は、えみるちゃんがオシマイダーを連れて来たハップルがルールーに「心のないアンドロイドが！」と罵ったのに対して、「ルールーには、心があって、私の親友なのです！」と言い返したのである。「心がない」と悩むルールーにとって、これ程の救いのコトバはなかっただろう。
思うに、ルールーはえみるちゃんの想いに感化されてしまったのではないか。または、えみるちゃんが「ルールーにプリキュアになって欲しい」と言ったコトに対して、「それに応えるコトが出来ない」コトに苦しんでいたのかも知れない。どちらにせよ、「ふたりでプリキュア」になろうと決めたのはこの時である。えみるちゃんが「プリキュアはカッコいいのです！」と言うと、ルールーはコッソリ「あなたも…」と言う。ドジなえみるちゃんのカッコよさを始めて見出したのも、ルールーだったのである。

かなり斜め読みをすれば、ルールーはアンドロイドの機能的に、「次の主人はこのヒト」と思ったのかも知れない。カノジョは、「えみるちゃんにつくす（力になる）」コトにこだわっている様に見えるのである。しかしそれは、ルールー自体自覚していないコト。例えどんな動機であっても「友情は友情」。変わりモノの女の子と、心を求めるアンドロイド。その組み合わせが滑稽であるが、それ故にその友情は愛おしい♪

第１９話『ワクワク！憧れのランウェイデビュー！』

「これはまた、ややこしい方へカジをきったなぁ」というのが、率直な感想。もうネットでも賛否両論話題になった回である。「女の子でもヒーローになれる」…コレはハリウッドのワンダーウーマンとかも「ヒーローくくり」だから、別にいい。「男の子がお姫さまでもいい」…コレってある意味、「男は男らしくなくてもいい」ってコト？一番モンダイになったのは、ほまれちゃんのスケーター仲間である若宮あんりくんの「女装」についてである。
まぁ校則内であれば、制服を崩して着こなすのはいいだろう。彼の場合は、「女になりたい」ワケではなく、「女性の服が美しいから着る」というコトみたいである。結論から言ってしまえばボクの場合は、「センスがよければＯＫ」である。ただあんりくんみたいな美少年がやっていたらモンクは言わないが、世の中そんなに美形ぞろいなワケはなく、体型的にも女性とは程遠いヒトでも「女装したいヒト」はいるのである。

ボクの経験したコトを紹介しよう。あるカラオケのオフ会に参加した際、ＡＫＢラブが行き過ぎてジブンでそのコスをして来てしまったヒトがいたのである。ただ外見は、かなりイカついカンジのオッサンだった。本人はボイスチェンジャーで声を女の子にして（しかしスピーカーで変わって出て来る前に、本人のイカつい声も聴こえて来る）楽しそうに歌っていたが、同室になっていたメンバーは無口になり、同室になるのを拒否して別室にこもってしまった女の子たちもいたのである。
ボクはそれがきっかけで、しばらくそのオフ会には参加しなかった。オフ会自体も、しばらく出来なかったみたいである。その後また幹事さんが代わったので、参加する様になったが、別で女装するメンバーが現れた。そのヒトはまだ外見的にはマシだったので、幹事さんも受け入れているみたいなのでボクは黙殺している(笑)。ただボクは参加していなかったが、そのオフ会メンバーでボウリングに行ったコトがあって、そのヒトがミニスカートを履いて来たらしい。
ボールを投げる度に中のパンツが見えるらしくって、ボウリング場のスタッフから「そのカッコウは止めて欲しい」とクレームが出たそうである。どうだろう、この２件とも受け入れなかったボクたちにモンダイがあるのだろうか？「男は男らしいスタイルを」と決め付ける社会が悪いとか？本人が望んでそういうスタイルをしたいというなら、それを止めろとは言わない。ただ「世間との折り合いはつけて欲しい」と思うのだ。
「美形しかしてはいけない」と言っているのではない。マツコデラックスみたいなヒトもいるし、ジブンの素材に向き合ってスタイルを考えて欲しいのだ。それが出来ない、関係なくスキなスタイルをしたいというなら、そういう集まりを作るか、認められる場でやって欲しい。「縛るな！」「自由だ！」とかいうのなら、「ボクはそのスタイルは不快で受け入れられない｣と訴える自由も認められて受け入れられるべきだ。だから妥協点を見つけて、「世間との折り合いはつけて欲しい」のである。

ただいちおう元アパレルの者から言わせていただくと、女性の服は女性の体型に合わせてデザインされているモノであるし、男性の服も男性の体型と身体機能を考慮してデザインされているモノなので、本来はそれを交換して着てみても「異性以上に似合うモノにはならない」のである。後アニメではウマくいっているが、手型も実際は決してキレイなモノではないので、ショーの看板とかに使うのは絶対に止めて欲しい(笑）。

第２０話『キュアマシェリ、キュアアムール！フレフレ！愛のプリキュア！』

「ふたりでプリキュア」になると決めた、えみるちゃんとルールー。しかし変身アイテムのプリハートは、「後一つしかなかった」。

クライアス社（コレ、文字変換でわかったけど、＝暗い明日なのね笑）の天井に出る「ガォーッ！｣って脅す首領のイメージって、「オズの魔法使い」ですよね。
正人兄さんにギターを弾くコトを許してもらい、「ルールーと行って来なさい」とライブのチケットまでもらって喜ぶえみるちゃん。一緒に行ったライブ会場に、オシマイダーとハップルが襲って来る！テレビでその様子を知ったはなちゃんとハリー、はぐたんは現場に駆けつけるが、さあやちゃんはＣＭのオーディション、ほまれちゃんはフィギュアスケートの大会と大事なイベントがあったので、はなちゃんは独りキュアエールに変身してオシマイダーに対抗しようとする。
独りでガンバるエールを応援する、えみるちゃんとルールー。その二人の身体から、ミライクリスタルが現れる！「プリキュアになれる資格」を手に入れたと悟ったふたりは、それぞれ一つしかないプリハートを「あなたがプリキュアになるべき」と譲り合う…しかし!!!

ボクは「ふたりはプリキュア」って言ってたぐらいだから、「手をつないで一つのプリハートで変身」するのかと思っていた(笑)。
前回ので書いているが、まぁ二人共プリキュアになるんだろうと思っていたが、個人的にはえみるちゃんには「キュアエミール」のままでいて欲しかった。まぁ映画の「Ｎｅｗ　Ｓｔａｇｅシリーズ」辺りから、「女の子は誰でもプリキュアになれる」というコンセプトになったみたいなので、コレはコレでいいのであるが。実際にはそのアニメの中であったとしても、「プリキュアになれるヒト」と「プリキュアになれなかったヒト」がいるワケで、それぞれの生き方を描いてみるのもいいのでは、と思っていたのである。
どんな業界でも、一線の表で働くヒトとそれを陰から支えるヒトとの関係で成り立っているワケで、どちらが欠けても成り立たないのである。「プリンセスプリキュア」の七瀬ゆいちゃんみたいなポジションもあるし、えみるちゃんなら「キュアエミール」のままでもレギュラーになれただろう(笑)。

かつて敵だった相手が、プリキュアになって仲間となる。
これをシリーズ初でやったのは、「フレッシュプリキュア」の「キュアパッション（東せつな）」である。カノジョは、敵のラビリンスの幹部イースだった。４つ目のプリキュアの妖精アカルンの出現によって、桃園ラブちゃんらは「４人目のプリキュア」の登場を知るコトになる。ダンスの先生であるミユキさんなのではとか、ラブちゃんたちも敵であるラビリンスも「４人目のプリキュア」は誰なのかを探すが、なんとアカルンが選んでいたのはイースだったのであった。
しかしラビリンスのニンゲンであるイースに、アカルンはプリキュアのチカラを与えるコトは出来なかった。そしてそのチャンスが巡って来たのは、イースがラビリンスによって寿命を終わらせられ、死を迎えた瞬間だった。イースとして死んだカノジョは、「キュアパッション」こと東せつなとして再生するのである。
このコトを考えると、アンドロイドであるルールーも一度死んで「人間として再生する」のかと思っていた。しかし実際には、カノジョは「アンドロイドのままでプリキュアになってしまった」のであった。まぁ後で考えてみれば「死」という展開を避けたのだろうとも思われるが、これは結構衝撃的だった！つまり、「（ニンゲンに限らず）誰でも強いココロがあれば、プリキュアになれる」というコトなのであろうか?!!

「プリキュアはあきらめない」
このコトバは、歴代のプリキュアを観て来たボクたちにとっては、グッっとくるコトバである。
プリキュアの真骨頂は、どんなに山脈の様に巨大な敵でも、巨大化もせずロボットにも頼らず、その身のままで仲間たちと力を合わせて打ち倒すトコロにある。もう大気圏外から攻撃して来る、ブラックホールにも打ち勝ったのである！「インディペンデンスディ」だろうと、「アベンジャーズ」であろうと、どんなに大軍の悪の宇宙人たちが攻めて来ても、「プリキュア・オールスターズ」が打ち破ってくれるだろう（そんな話にはならないけど笑)！
「絶対に破れない」ワナを突き破り、「勝てるはずのない敵」に勝つ!それは、プリキュアたちがどんなに窮地に陥っても「あきらめなかった」からである。コレも何度も書いたが、「ふたりはプリキュアＳｐｌａｓｈ☆Ｓｔａｒ」では、ゴーヤーンによって地球が砕け散ってなくなってしまっても、キュアブルームとイーグレットはあきらめないでたった二人で戦ったのである。プリキュアシリーズには何度もその様なシーンが描かれ続け、観るボクたちに勇気と希望を与えてくれたのである。
「プリキュアはあきらめない」このコトバだけで、勇気と希望が持てる。プリキュアには、それだけの実績があるのである。

第２１話『大暴走？えみるがなりたいプリキュア！』

ボクがえみるちゃんが「キュアマシェリ」になるにあたって不安だったコトは、あの「過剰な心配性」である(笑)。前回のエピソードでは、「何でもダメだと止めてはいけない」とえみるちゃんに言わせていたが、個人的には「よくないと思えば一度止めるべき」と思う。コトを起こしてしまってからでは、取り返しがつかなくなってしまうからである。人間誰でも万能ではなく、瞬間的に物事を判断するのは難しい。少し検討してから再開させてもいいはずである。
「縛るな」「決め付けるな」「ダメだと止めるな」とか、最近のエピソードには「干渉に対する反発」的な発言が多いが、その度合いが大事なだけで、ボクは親や親族、関係者だからこそ「干渉すべき」と思っている。同年代の子たちの思い込みだけで判断させてはいけない。結果がどちらになるかはかまわないが、違う視点・価値観も存在するコトも教えるべきだ。仮にある友人達の支持を受けて何かを始めたとして、それが原因で本人の人生設計的に支障があったとしても、彼らは何の対応もしてくれない。最後までその子を支え続けるのは親族だけなのである。

よくえみるちゃんの心配事に対してルールーが、「その確率は○○％です」と答えている。「起こりもしないモノに心配するな」と言うコトなのだろうが、例えば防災などにしても「万が一の為にやるべきコト」で、警護とか保身もモノによっては万が一の為に毎日でも繰り返しているコトなのである。
ただえみるちゃんの「心配の方向性」が的外れなだけなのである(笑)。かなりの妄想も加味されているし(笑)。ただえみるちゃんもマジメに取り組んでいるだけで、悪気があるワケではない。オンとオフの切り替えが解っていないだけなのである。後、カノジョが「臆病モノ」なのもあるかもしれない。コレ書きながら思ったが、ボクは意外とえみるちゃんの性格に近いかもしれない(笑)。
ボクも新しいコトを始める時は、かなり考え込んでしまうタイプである。妄想癖もあるし、かなりアリエナイところまで想像してしまうコトもある(笑)。ボクの場合そういう時は、「１ミリでいいから進む」とジブンに言い聞かせて始める。何でも始めの一つをすると、後は少しずつ動いて来るモノだ。イキナリ「その場に放り込んで」みたいな教育法をするヒトがいるが、ボクの場合それは逆効果で、萎縮して何も出来なくなってしまうのである。そして、慣れてくるとドンドン大胆になって行く(笑)。

えみるちゃんは、ジブンのプリキュアの理想に対しての実際のジブンの不甲斐なさに落ち込んでいるのである。それをハリーやはなちゃんたちも解っていて、フォローしているトコロが微笑ましい。ルールーもえみるちゃんだけでは「何かあるかも」と思って、買いモノについて行ったのである。ルールーが始めてギターを弾き歌を歌う滑稽さもイジらしい。再びふたりのココロが一つになれたかと思ったが、オシマイダーとの戦闘で、えみるちゃんのギターが壊れてしまった。

さぁ、そして次回は!!!