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★謎解き大好きさん、大集合☆コミュの銃声が響いた礼拝堂

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皆様お待たせいたしました!久々にトリックものの出題です。
警部補・神田文也の4作目となります。10年以上前に考案したネタを引っ張ってきましたが、難しいのか易しめなのか・・・?

――――――――――

ある大学の礼拝堂にオルガンの音色が響く。
7月の日暮れは遅いが外は暗くなり始めていた。
演奏している女性の遺体が発見されたのは翌朝のことだった。

警部補の神田と西が現場に到着したのは8時半。7時半頃、礼拝堂の鍵が返却されていないことに気付いた警備員が礼拝堂へ行くと、入り口には鍵がかかっており、スペアキーで開けた中には彼女の遺体があったそうだ。
被害者の名前は十河麗美(とがわ・れみ)。この大学で宗教学を教えながら、毎日の礼拝時にはオルガンの演奏を担当する講師である。
彼女は週に何日かオルガンの練習をするという。大学の講義の後になるため練習は決まって夜。日が長くなってからは外からの明りだけで練習しているらしい。

礼拝堂は正面に大きな入り口があるのみで他に入り口はない。
入り口から入ると正面の壁に大きなステンドグラスがあり、左右の壁には一回り小さなステンドグラスが2つずつ。東西にある小さなステンドグラスから陽射しが差し込んでくる。
十河はライフルで数発打たれていた。大きなステンドグラスの斜め下にオルガンがあり、そのオルガンに足を向ける形で仰向けに倒れていた。
死亡推定時刻は19時〜21時の間だが、20時頃に巡回した警備員の話では、その時オルガンの音が聞こえていたというから、20時〜21時の間になる。
その時刻には差し込む光も弱くなり照明が必要だろう。

現在は遺体が運ばれて、石造りの床の乾いた血溜まりが東から差し込む光によってはっきり見える。
その近く、血痕のない場所に神田が仰向けになっている。その側に立つ西が情報を整理している。
「唯一の入り口は内側から鍵がかかっていて、鍵は被害者が胸ポケットに入れていた。鍵に銃弾が当たってそのままになっていることから見ても、彼女が射殺されてからずっとポケットに入ったままで使われていない。壁はもちろんステンドグラスにも銃弾の痕はないから外から狙撃したとも思えない」
「ここは天井の高い密室だったわけだが、中に犯人が隠れていて警備員が開けたあとで抜け出したってことはないかな?」
神田の当然の指摘を西はあっさり否定する。
「それはないな。警備員は2人で扉を開け、1人はずっと扉に張り付いていたそうだ。遺体を発見したあとは俺らが来るまで施錠していたしな」
「それじゃぁ誰も出て行っていないってことだな?」
「そうなんだよ。ここには被害者しかいなかったんだ」
西の足元で神田が起き上がり「それでライフルなんだな」と呟いた。

神田には犯行の手口が分かったようだが、犯人はどうやって十河を射殺したのであろうか?

――――――――――

答えが分かった方、分からないからヒントが欲しい方、降参する方はいずれも私までメッセージをお送りください。他の挑戦者のためにもこのトピックに書き込みしないようにご協力をお願いいたします。

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