F1大好きコミュのハウグ、ベッテルへの興味を認める

メルセデス・ベンツは、将来的にセバスチャン・ベッテル（レッドブル）がマクラーレンのマシンを駆ってグランプリに挑む姿を見たいと思っている。こう認めたのはメルセデス・ベンツのモータースポーツ部門責任者であるノルベルト・ハウグだ。

ハウグは、ドイツ人ドライバーのベッテルが先週末の中国GPでレッドブルのマシンと共に勝利したことに感銘を受けている様子だった。

そのハウグは以前から、メルセデスが21歳のベッテルに興味を持っていることを認めていた。そのベッテルはレッドブル・レーシングと2010年末までの契約を結んでいる。

「いつの日か、彼（ベッテル）がシルバーアロウを駆る日が来るかもしれない」とハウグはドイツ紙『Bild（ビルド）』に語っている。

またベッテルは、BMWとも強いつながりを持つドライバーでもある。ベッテルがブレイクするきっかけとなったのは、BMWザウバーのサードドライバーとして金曜フリー走行に出走した2006年のこと。さらに2007年アメリカGPでは負傷欠場となったロバート・クビサの代役としてF1デビューを飾り、見事ポイントを獲得してみせた。

現在もベッテルとBMWがなんらかの契約を結んでいることはマリオ・タイセンも認めており、ベッテルはプライベートではBMW M5に乗っている。

一方F1の7冠王者であり、ベッテルとはレース・オブ・チャンピオンズで共に戦った中でもあるミハエル・シューマッハは、こう語っている。

「現在の彼（ベッテル）は、ワールドチャンピオンシップ争いに加わっているように見えるよ」