本当にお疲れさまでした。こんなに素晴らしい管理人さんのコミュニティに出会えて幸せでした。また、いつの日か、戻ってこられる日を心よりお待ちしております。
朝日杯ＦＳが終わり、いよいよ今年の中央競馬も来週を残すのみとなりました。
先のトピックでも書いた通り、今年いっぱいをもって、私はこのコミュを去ります。
来週の有馬記念が、私の最後の予想となるでしょう。
管理人という責任ある身でありながら、個人的なワガママを押し通すことを、深くお詫び致します。
振り返れば、2007年の５月18日。
自分のための備忘録のような役割が果たせれば、という軽い気持ちで開設したコミュでしたが、約４年半という歳月の間に、この場所を通じて様々な方と出会うことができました。
その出会いは、週を重ねるごとに親密なものとなり、やがて絆となって無力な私を支えてくれました。
私ごときが、これまでコミュの管理人を務められたのも、皆さんの力があったからこそです。
本当に心から感謝しています。
絆という字は、『糸』に『半』と書きますね。
実際の字源は分かりませんが、私はこの文字をこう解釈しています。
細い糸は、片方が力いっぱい引っ張ってしまうと切れてしまう。
人間関係とは細い糸のように脆いもの。
張りつめすぎるとすぐに切れてしまいますが、引っ張らないと弛んでしまう。
お互いが半分ずつの力で両端を持てば、糸は切れないし弛むこともない。
しかし、その力加減というのは、一朝一夕で分かり合えるものではありません。
じっくりと時間をかけて、時にぶつかり合い、時に支え合っていく中で、染み込んでいくものだと私は思います。
何か、馬と騎手の関係にも通じるものがありませんか？
奇しくも、先日発表された今年の文字は『絆』。
有馬記念が世相を表すレースだとすれば、やはりキーワードは『絆』なのではないでしょうか。
私と皆さんとの、糸の引き合いもこれが最後です。
まぁ、最後だからと言って、特別なことはありません（笑）
私自身は、いつも通り淡々とトピックを書き綴っていきますので、皆さんもいつも通り気軽にコメントを下さい。
お互い、悔いのないよう存分に語り合いましょう！！
■ラップ傾向
[前半５Ｆ、ラスト８Ｆ、上がり３Ｆ]
01年 62.6 → 13.6−13.2−12.6−11.8−11.5−11.3−11.3−12.0（34.6）
02年 62.0 → 12.7−12.8−12.3−11.5−11.8−11.4−11.7−12.7（35.8）
03年 58.3 → 12.3−12.9−12.6−12.2−12.7−11.7−11.7−12.2（35.6）
04年 60.3 → 12.4−12.0−11.7−11.8−11.9−11.6−11.6−12.4（35.6）
05年 61.8 → 13.0−12.2−11.8−12.0−12.3−12.0−11.4−12.1（35.5）
06年 59.5 → 12.8−12.9−12.7−12.2−12.8−12.2−11.2−12.0（35.4）
07年 60.6 → 13.4−13.2−12.5−11.9−12.4−12.2−11.7−12.5（36.4）
08年 59.6 → 13.0−13.2−12.4−11.5−11.9−12.0−11.7−12.7（36.4）
09年 58.6 → 12.3−12.6−12.3−12.5−12.1−12.0−11.7−12.3（36.0）
10年 62.0 → 13.4−13.5−12.3−11.5−12.0−11.7−11.1−11.8（34.6）
いつものように、過去10年のラップをチェックしていこう。
前半５ハロン通過の最速は03年に刻まれた58.3秒、最も緩かったのが01年の62.6秒。
その差、実に4.3秒もの開きがあるわけだが、実際のところ前半のペースはそれほど重要ではない。
最大のポイントは、１コーナーに差しかかる残り８ハロン地点からのラップ推移だ。
前半５ハロンを62.6秒という緩いラップで折り返したにも関わらず、１コーナーから向こう正面にかけての中盤２ハロンも13.6−13.2とスローのまま流れた01年は、たっぷり余力を残したまま後半を迎えているので、ラスト５ハロンをすべて12.0秒以内にまとめた。
昨年は極めてこれに近いラップが刻まれており、前半５ハロン通過62.0秒から中盤２ハロンが13.4−13.5、やはりラスト５ハロンはすべて12.0秒以内で押し切っている。
序盤の流れが緩く、中盤もペースが速くならなかったということは、残り６ハロン地点までスローだったことになるわけだが、そういうラップ構成になった有馬記念は、過去10年でこの２回のみ。
そんな超後傾ラップを描いた異例の２回でさえ、レース上がりは34.6秒までかかっているのだから、いかに暮れのグランプリがタフなレースであるかが窺えよう。
[通過順]
06年 １着 12-11-10 ２着 03-04-04 ３着 02-02-02
07年 １着 03-03-02 ２着 02-02-01 ３着 07-08-04
08年 １着 01-01-01 ２着 14-13-11 ３着 08-05-07
09年 １着 15-14-08 ２着 06-04-03 ３着 16-15-12
10年 １着 04-02-02 ２着 11-09-08 ３着 03-03-02
本来、先行馬がそのまま押し切ったときの有馬記念は、07年や08年のように、ラスト１ハロンが12秒台後半まで落ち込む。
ラスト１ハロンが12秒台前半でフィニッシュした06年や09年は、いずれも差し馬が突き抜けたときである。
06年のラスト１ハロン12.0秒は、４角10番手から抜け出したディープインパクトが刻んだラップであり、好位から早め先頭に立ったダイワメジャーやポップロックは、ラスト１ハロン12.5〜12.8秒ぐらいまで失速していた。
このときペースを握っていたのは、後続を10馬身ほど離して逃げたアドマイヤメイン。
レースラップの前半５ハロン通過が59.5秒ということは、そこから約10馬身離れた２番手を追走していたダイワメジャーの自身５ハロン通過は、推定で61.0〜61.5秒ぐらいか。
これは明らかに緩いペースであり、前半でそれだけスタミナを温存していた先行馬ですら、ラスト１ハロンが12秒台後半まで失速してしまうぐらい、有馬記念はタフなレースなのだ。
つまり、先行馬がラスト１ハロンを11.8秒で押し切った昨年は、やはりレアケースと言えるだろう。
ただし、いかに昨年や01年がレアケースだったからと言って、今年もそうならないとは限らない。
それでなくとも、今年は確たる逃げ馬が不在なだけに、２年連続でレアケースに転がる可能性は十分にあり得る。
今年ペースのカギを握るキーパーソンは誰か・・・。
■年内に重賞２勝
ディープインパクト………天皇賞春、宝塚記念、ジャパンカップ
ポップロック………………目黒記念
マツリダゴッホ……………ＡＪＣＣ、オールカマー
ダイワスカーレット………桜花賞、ローズＳ、秋華賞、エリザベス女王杯
ダイワスカーレット………大阪杯
アドマイヤモナーク………日経新春杯、ダイヤモンドＳ
ドリームジャーニー………大阪杯、宝塚記念
ブエナビスタ………………チューリップ賞、桜花賞、オークス
ヴィクトワールピサ………弥生賞、皐月賞
ブエナビスタ………………京都記念、Ｖマイル、天皇賞秋
近５年の連対馬10頭のうち、実に８頭が年内の重賞を２勝以上している。
例外は、06年２着のポップロックと08年１着のダイワスカーレットの２頭だが、前者は秋に長期海外遠征、後者は春に故障で戦線離脱しており、それなりの事情はあったようだ。
ポップロックはメルボルンＣで２着、ダイワスカーレットは秋天で２着と、両者とも重賞１勝以外にＧ１で２着歴があった。
今年の出走馬で、年内重賞２勝のノルマを達成しているのは９頭いるが、ジャパンカップしか勝ち鞍がないブエナビスタは、実はこの条件を満たしていない。
もっとも、ブエナビスタは前述の例外２頭と同じく、春に短期とは言えドバイへ遠征しているし、Ｖマイルと宝塚記念で２着歴も保持している。
■同年１月の重賞実績
01年13人気２着 アメリカンボス………１月ＡＪＣＣ１着
02年13人気２着 タップダンスシチー…１月日経新春杯３着
04年９人気３着 シルクフェイマス……１月日経新春杯１着
07年９人気１着 マツリダゴッホ………１月ＡＪＣＣ１着
08年14人気２着 アドマイヤモナーク…１月日経新春杯１着
08年10人気３着 エアシェイディ………１月ＡＪＣＣ１着
09年11人気３着 エアシェイディ………１月ＡＪＣＣ２着
10年14人気３着 トゥザグローリー……同年１月の重賞好走歴なし
過去10年の３着以内馬30頭中、９番人気以下で馬券圏内に好走したのは上記８頭。
全体の26.6％を占めており、有馬記念がいかに荒れるレースかを数字が雄弁に物語っていると言えよう。
彼ら波乱の立役者８頭のうち、実に７頭が同年１月の重賞でも３着以内に好走していたことは無視できないデータである。
唯一の例外は、昨年14番人気３着のトゥザグローリーだが、彼は同年３月にデビューした馬なので度外視。
有馬記念は厳寒期に行われるレースなので、気候や馬場状態など同じような条件下のレースで好走した実績が活きるのだろう。
つまり、有馬記念を人気薄で激走するには、同年１月の重賞で馬券になっていることが絶対条件なのだ。
今年もこのデータがハマるかどうかは分からないが、穴馬をチョイスする際の判断材料にはなるだろう。
■日本ダービーとの関連性
91年ダービー１着……トウカイテイオー
94年ダービー１着……ナリタブライアン
97年ダービー２着……シルクジャスティス
99年ダービー３着……テイエムオペラオー
02年ダービー２着……シンボリクリスエス
03年ダービー２着……ゼンノロブロイ
04年ダービー２着……ハーツクライ
05年ダービー１着……ディープインパクト
10年ダービー３着……ヴィクトワールピサ
過去の有馬記念馬には、ダービーで馬券になっていた馬が多い。
しかし、ダービーと有馬記念両レースとも制したのは、トウカイテイオーや３冠馬クラスしかおらず、ほとんどの有馬記念馬が今一歩のところでダービーを惜敗していた。
本格志向の東京芝2400メートルを勝ち切れないことが、逆にトリッキーな中山芝2500メートルへの適性の高さを示しているとすれば、ダービーで苦汁をなめた馬たちが軒並み有馬記念で巻き返しているのも頷けよう。
秋天→ジャパンカップと、府中のＧ１で２度も大敗を喫したローズキングダムは、10年のダービー２着馬。
宝塚記念では0.3秒差４着に健闘しているだけに、まだ終わった馬と判断するのは危険か。
■アーネストリー
60.0 → 12.3−11.9−12.1−11.9−12.5（36.6） 10年宝塚記念
59.3 → 12.6−11.9−11.8−11.7−12.1（35.4） 10年札幌記念
59.1 → 12.0−12.2−11.7−11.3−11.9（34.8） 10年天皇賞秋
61.8 → 12.5−11.8−11.8−11.7−12.8（36.7） 11年金鯱賞
58.7 → 12.1−12.0−11.5−11.7−12.0（35.1） 11年宝塚記念
60.5 → 11.9−11.6−11.8−11.4−12.3（34.9） 11年オールカマー
近一年以内に、アーネストリーが馬券圏内に好走したレースをピックアップしてみた。
左から、前半５ハロン通過、後半５ハロンの推移、アーネストリーの自身ラップ、レース名を表している。
アーネストリーが３着以内に粘ったとき、そこで刻まれるラップは特徴的だ。
前半５ハロン通過ラップはまちまちだが、後半５ハロンは常に持続ラップを刻み、さらにラスト１ハロンが12秒台まで落ち込む。
このラップ構成を、どこかで見たことがないだろうか？
そう、アーネストリーの必勝パターンは、有馬記念の定番ラップそのままなのである。
つまり、アーネストリーがいつもの競馬をすれば、今年の有馬記念は昨年のようなレアケースではなく、例年の有馬記念になるということだ。
■結論
2011年を振り返ったとき、やはり真っ先に思い浮かべるのは東日本大震災であろう。
かけがえのない様々なものを容赦なく奪い去った未曽有の大災害は、同時に日本人が見失いかけていた大事なものを、わずかながら記憶から甦らせた。
『絆』
とかく現代は、絆が安い。
親子で殺し合いは日常茶飯事だし、実の子を虐待死させるニュースなど、今や誰も驚かなくなってしまった。
言うなれば、現代は人と人とが折り合っていないのである。
本来、絆を深めるための時間とは、極めて面倒くさいものだ。
自分を押し殺す忍耐だけでなく、相手との距離感を常に気遣っていなくてはならない。
その面倒な時間をショートカットしてきたツケが、こういった惨事を起こしているとしか思えないのである。
そんな風潮の中で、今年起きた大震災は否が応にも、日本中に絆を深める時間を突きつけたように感じる。
現代の競馬にも、同じことが言えよう。
今はとにかく結果を急ぐ時代。これは競馬に限らず、様々なビジネスシーンで見られる共通項である。
前哨戦だろうが本番だろうが、結果を残せなければ即座に鞍上交替。
昔のように、レースで一つずつ何かを教え合いながら、じっくりと時間をかけて人馬がともに成長していく姿など、ほとんど見られなくなってしまった。
騎手と馬との絆が薄れると、必然的に騎手と調教師との師弟関係も崩れていく。
ナリタトップロードと渡辺騎手、テイエムオペラオーと和田騎手、アミサイクロンと平目騎手のように、鞍上がどんなに失敗を重ねても、調教師が周囲の雑音を封じて乗せ続けるなど、今や昔話である。
馬柱を見れば、いったい誰が主戦騎手なのか分からない馬だらけ。
確かに、目先の結果だけを追い求めるならば、次々と優れた騎手に手綱をとってもらうのは有効な手段だろう。
新馬戦から同じ騎手が乗り、一年先の大舞台を見据えて、目の前の勝利を捨ててでも何かを教えていくなど、もう古臭いことなのかもしれない。
しかし、果たしてそれで本当に人馬の絆が育まれるのだろうか。
人と馬との絆がない競馬に、人を感動させるドラマは生まれるだろうか。
こんな時代だからこそ、私は古臭い人馬に◎を打ちたい。
これが、私のささやかなる現代競馬に対する最後の反抗だ。
本命は、ヒルノダムール。
今回の出走馬の中で、新馬戦から今まで一度も鞍上交替がなかったのは、ヒルノダムールとオルフェーブルのみ。
ましてや、ヒルノダムールは外国人騎手に乗り替わりがちな海外遠征まで、主戦の藤田騎手が付き添った間柄。
帰国後も１か月以上前から、藤田自らが調教に跨り、この日を目指して入念に調整されてきた。
確かに、ドバイＷＣを勝利したヴィクトワールピサの快挙は、震災で落ち込んだ日本に少なからず元気を与えた。
だが、日本人騎手として日本馬の手綱をとり、２着に健闘した藤田騎手も同等の称賛に価しよう。
ドバイＷＣ、凱旋門賞と、２つの世界最高峰で日の丸を背負った藤田騎手こそ、今年の日本を代表する騎手ではあるまいか。
むろん、ヒルノダムールの強調材料は絆だけではない。数字の裏付けもある。
[好走パターン]
12.2−12.3−12.5−12.3−12.1 0.1差２着 10年若葉Ｓ
12.5−12.3−12.1−11.8−12.0 0.2差２着 10年皐月賞
11.7−11.6−11.4−11.3−12.1 0.1差２着 10年鳴尾記念
11.6−11.6−11.3−11.8−12.2 0.0先１着 11年大阪杯
12.2−11.7−11.4−12.1−12.5 0.1先１着 11年天皇賞春
[凡走パターン]
12.6−12.2−11.6−11.4−11.8 0.2差４着 09年ラジオＮＩＫ
12.9−12.4−11.3−10.8−11.3 0.6差９着 10年日本ダービー
12.6−11.9−11.8−11.7−12.1 0.5差４着 10年札幌記念
13.0−12.0−11.8−11.9−11.9 0.4差７着 10年菊花賞
12.9−11.9−11.1−11.6−11.8 0.3差２着 11年日経新春杯
12.4−12.0−12.0−11.2−11.6 0.3差３着 11年京都記念
ヒルノダムールが走ってきたレースの、ラスト５ハロンで刻まれたラップ推移を振り返ってみよう。
連対圏を確保した５レースを好走パターン、３着以下に敗れた６レースを凡走パターンに分類してみた。
ただし、0.3秒差に突き放された今年の日経新春杯は、着順こそ２着ではあるが凡走パターンとしてカウントしている。
上記のラップを比較すれば一目瞭然だが、好走パターンと凡走パターンの決定的な違いは、ラスト１ハロンの落ち込み方であろう。
好走パターンがすべて、ラスト１ハロン12秒台であるのに対し、凡走レースは６レース中５レースがラスト１ハロンを11秒台のままフィニッシュしているのだ。
10年鳴尾記念
１着 1.44.9（33.8） 04-04-04 55.0キロ ルーラーシップ
２着 1.45.0（33.5） 08-08-07 55.0キロ ヒルノダムール
11年日経新春杯
１着 2.24.6（34.4） 04-03-03 56.5キロ ルーラーシップ
２着 2.24.9（34.4） 08-08-06 56.0キロ ヒルノダムール
11年産経大阪杯
１着 1.57.8（34.4） 07-07-06 57.0キロ ヒルノダムール
３着 1.57.8（34.1） 11-09-09 59.0キロ エイシンフラッシュ
11年天皇賞春
１着 3.20.6（35.3） 08-07-06 57.0キロ ヒルノダムール
２着 3.20.7（35.2） 10-10-08 57.0キロ エイシンフラッシュ
例えば、ルーラーシップとの対戦比較を考えると、ラスト１ハロンが12秒台だった鳴尾記念では同斤で0.1秒差に踏ん張っているが、ラスト１ハロンが11.8秒でフィニッシュした日経新春杯では、0.5キロのアドバンテージがありながら、0.3秒も突き放された。
また、エイシンフラッシュとの対戦比較でも、ラスト１ハロンが12.2秒の大阪杯では２キロ軽い斤量でタイム差なしだったのに対し、ラスト１ハロンが12.5秒まで失速した天皇賞春は同斤で着差を0.1秒差に広げている。
ちなみに、今年の天皇賞春はラスト１ハロンだけでなく、ラスト２ハロンも12.1秒を刻んでいた。
つまり、ヒルノダムールはラストが落ち込めば落ち込むほど、パフォーマンスを上げる馬なのだ。
先の項目でも書いた通り、アーネストリーが出走するレースはラスト１ハロンが12秒台まで落ち込みやすい。
要は、それだけタフな質感になるということであり、このアーネストリーペースに付き合って最後まで粘り切るのは至難の業だ。
昨年と今年の有馬記念で決定的に違う点があるとすれば、３冠馬が出走してくることではなく、アーネストリーがエントリーしていることだろう。
佐藤哲三騎手が勝ちに行く競馬をするなら（当然彼の気性ならするだろうが）、今年の有馬記念は確実にラストがグッと落ち込む。
オルフェーブルが早めに動き、ブエナビスタがそれに釣られ、あるいはその逆でもいいが、いずれにせよこの人気２頭が連鎖的に早く仕掛けてアーネストリーを捕まえに行くなら、08年のようにラスト１ハロンが12.5秒よりかかることも十分あり得る。
そのとき飛んでくるのは、４歳勢で最もタフなヒルノダムールだ！
絆を深めるのは、愛（d'amour）である。
◎ヒルノダムール
単勝
１００００円
複勝
２００００円
先のトピックでも書いた通り、今年いっぱいをもって、私はこのコミュを去ります。
来週の有馬記念が、私の最後の予想となるでしょう。
管理人という責任ある身でありながら、個人的なワガママを押し通すことを、深くお詫び致します。
振り返れば、2007年の５月18日。
自分のための備忘録のような役割が果たせれば、という軽い気持ちで開設したコミュでしたが、約４年半という歳月の間に、この場所を通じて様々な方と出会うことができました。
その出会いは、週を重ねるごとに親密なものとなり、やがて絆となって無力な私を支えてくれました。
私ごときが、これまでコミュの管理人を務められたのも、皆さんの力があったからこそです。
本当に心から感謝しています。
絆という字は、『糸』に『半』と書きますね。
実際の字源は分かりませんが、私はこの文字をこう解釈しています。
細い糸は、片方が力いっぱい引っ張ってしまうと切れてしまう。
人間関係とは細い糸のように脆いもの。
張りつめすぎるとすぐに切れてしまいますが、引っ張らないと弛んでしまう。
お互いが半分ずつの力で両端を持てば、糸は切れないし弛むこともない。
しかし、その力加減というのは、一朝一夕で分かり合えるものではありません。
じっくりと時間をかけて、時にぶつかり合い、時に支え合っていく中で、染み込んでいくものだと私は思います。
何か、馬と騎手の関係にも通じるものがありませんか？
奇しくも、先日発表された今年の文字は『絆』。
有馬記念が世相を表すレースだとすれば、やはりキーワードは『絆』なのではないでしょうか。
私と皆さんとの、糸の引き合いもこれが最後です。
まぁ、最後だからと言って、特別なことはありません（笑）
私自身は、いつも通り淡々とトピックを書き綴っていきますので、皆さんもいつも通り気軽にコメントを下さい。
お互い、悔いのないよう存分に語り合いましょう！！
■ラップ傾向
[前半５Ｆ、ラスト８Ｆ、上がり３Ｆ]
01年 62.6 → 13.6−13.2−12.6−11.8−11.5−11.3−11.3−12.0（34.6）
02年 62.0 → 12.7−12.8−12.3−11.5−11.8−11.4−11.7−12.7（35.8）
03年 58.3 → 12.3−12.9−12.6−12.2−12.7−11.7−11.7−12.2（35.6）
04年 60.3 → 12.4−12.0−11.7−11.8−11.9−11.6−11.6−12.4（35.6）
05年 61.8 → 13.0−12.2−11.8−12.0−12.3−12.0−11.4−12.1（35.5）
06年 59.5 → 12.8−12.9−12.7−12.2−12.8−12.2−11.2−12.0（35.4）
07年 60.6 → 13.4−13.2−12.5−11.9−12.4−12.2−11.7−12.5（36.4）
08年 59.6 → 13.0−13.2−12.4−11.5−11.9−12.0−11.7−12.7（36.4）
09年 58.6 → 12.3−12.6−12.3−12.5−12.1−12.0−11.7−12.3（36.0）
10年 62.0 → 13.4−13.5−12.3−11.5−12.0−11.7−11.1−11.8（34.6）
いつものように、過去10年のラップをチェックしていこう。
前半５ハロン通過の最速は03年に刻まれた58.3秒、最も緩かったのが01年の62.6秒。
その差、実に4.3秒もの開きがあるわけだが、実際のところ前半のペースはそれほど重要ではない。
最大のポイントは、１コーナーに差しかかる残り８ハロン地点からのラップ推移だ。
前半５ハロンを62.6秒という緩いラップで折り返したにも関わらず、１コーナーから向こう正面にかけての中盤２ハロンも13.6−13.2とスローのまま流れた01年は、たっぷり余力を残したまま後半を迎えているので、ラスト５ハロンをすべて12.0秒以内にまとめた。
昨年は極めてこれに近いラップが刻まれており、前半５ハロン通過62.0秒から中盤２ハロンが13.4−13.5、やはりラスト５ハロンはすべて12.0秒以内で押し切っている。
序盤の流れが緩く、中盤もペースが速くならなかったということは、残り６ハロン地点までスローだったことになるわけだが、そういうラップ構成になった有馬記念は、過去10年でこの２回のみ。
そんな超後傾ラップを描いた異例の２回でさえ、レース上がりは34.6秒までかかっているのだから、いかに暮れのグランプリがタフなレースであるかが窺えよう。
[通過順]
06年 １着 12-11-10 ２着 03-04-04 ３着 02-02-02
07年 １着 03-03-02 ２着 02-02-01 ３着 07-08-04
08年 １着 01-01-01 ２着 14-13-11 ３着 08-05-07
09年 １着 15-14-08 ２着 06-04-03 ３着 16-15-12
10年 １着 04-02-02 ２着 11-09-08 ３着 03-03-02
本来、先行馬がそのまま押し切ったときの有馬記念は、07年や08年のように、ラスト１ハロンが12秒台後半まで落ち込む。
ラスト１ハロンが12秒台前半でフィニッシュした06年や09年は、いずれも差し馬が突き抜けたときである。
06年のラスト１ハロン12.0秒は、４角10番手から抜け出したディープインパクトが刻んだラップであり、好位から早め先頭に立ったダイワメジャーやポップロックは、ラスト１ハロン12.5〜12.8秒ぐらいまで失速していた。
このときペースを握っていたのは、後続を10馬身ほど離して逃げたアドマイヤメイン。
レースラップの前半５ハロン通過が59.5秒ということは、そこから約10馬身離れた２番手を追走していたダイワメジャーの自身５ハロン通過は、推定で61.0〜61.5秒ぐらいか。
これは明らかに緩いペースであり、前半でそれだけスタミナを温存していた先行馬ですら、ラスト１ハロンが12秒台後半まで失速してしまうぐらい、有馬記念はタフなレースなのだ。
つまり、先行馬がラスト１ハロンを11.8秒で押し切った昨年は、やはりレアケースと言えるだろう。
ただし、いかに昨年や01年がレアケースだったからと言って、今年もそうならないとは限らない。
それでなくとも、今年は確たる逃げ馬が不在なだけに、２年連続でレアケースに転がる可能性は十分にあり得る。
今年ペースのカギを握るキーパーソンは誰か・・・。
■年内に重賞２勝
ディープインパクト………天皇賞春、宝塚記念、ジャパンカップ
ポップロック………………目黒記念
マツリダゴッホ……………ＡＪＣＣ、オールカマー
ダイワスカーレット………桜花賞、ローズＳ、秋華賞、エリザベス女王杯
ダイワスカーレット………大阪杯
アドマイヤモナーク………日経新春杯、ダイヤモンドＳ
ドリームジャーニー………大阪杯、宝塚記念
ブエナビスタ………………チューリップ賞、桜花賞、オークス
ヴィクトワールピサ………弥生賞、皐月賞
ブエナビスタ………………京都記念、Ｖマイル、天皇賞秋
近５年の連対馬10頭のうち、実に８頭が年内の重賞を２勝以上している。
例外は、06年２着のポップロックと08年１着のダイワスカーレットの２頭だが、前者は秋に長期海外遠征、後者は春に故障で戦線離脱しており、それなりの事情はあったようだ。
ポップロックはメルボルンＣで２着、ダイワスカーレットは秋天で２着と、両者とも重賞１勝以外にＧ１で２着歴があった。
今年の出走馬で、年内重賞２勝のノルマを達成しているのは９頭いるが、ジャパンカップしか勝ち鞍がないブエナビスタは、実はこの条件を満たしていない。
もっとも、ブエナビスタは前述の例外２頭と同じく、春に短期とは言えドバイへ遠征しているし、Ｖマイルと宝塚記念で２着歴も保持している。
■同年１月の重賞実績
01年13人気２着 アメリカンボス………１月ＡＪＣＣ１着
02年13人気２着 タップダンスシチー…１月日経新春杯３着
04年９人気３着 シルクフェイマス……１月日経新春杯１着
07年９人気１着 マツリダゴッホ………１月ＡＪＣＣ１着
08年14人気２着 アドマイヤモナーク…１月日経新春杯１着
08年10人気３着 エアシェイディ………１月ＡＪＣＣ１着
09年11人気３着 エアシェイディ………１月ＡＪＣＣ２着
10年14人気３着 トゥザグローリー……同年１月の重賞好走歴なし
過去10年の３着以内馬30頭中、９番人気以下で馬券圏内に好走したのは上記８頭。
全体の26.6％を占めており、有馬記念がいかに荒れるレースかを数字が雄弁に物語っていると言えよう。
彼ら波乱の立役者８頭のうち、実に７頭が同年１月の重賞でも３着以内に好走していたことは無視できないデータである。
唯一の例外は、昨年14番人気３着のトゥザグローリーだが、彼は同年３月にデビューした馬なので度外視。
有馬記念は厳寒期に行われるレースなので、気候や馬場状態など同じような条件下のレースで好走した実績が活きるのだろう。
つまり、有馬記念を人気薄で激走するには、同年１月の重賞で馬券になっていることが絶対条件なのだ。
今年もこのデータがハマるかどうかは分からないが、穴馬をチョイスする際の判断材料にはなるだろう。
■日本ダービーとの関連性
91年ダービー１着……トウカイテイオー
94年ダービー１着……ナリタブライアン
97年ダービー２着……シルクジャスティス
99年ダービー３着……テイエムオペラオー
02年ダービー２着……シンボリクリスエス
03年ダービー２着……ゼンノロブロイ
04年ダービー２着……ハーツクライ
05年ダービー１着……ディープインパクト
10年ダービー３着……ヴィクトワールピサ
過去の有馬記念馬には、ダービーで馬券になっていた馬が多い。
しかし、ダービーと有馬記念両レースとも制したのは、トウカイテイオーや３冠馬クラスしかおらず、ほとんどの有馬記念馬が今一歩のところでダービーを惜敗していた。
本格志向の東京芝2400メートルを勝ち切れないことが、逆にトリッキーな中山芝2500メートルへの適性の高さを示しているとすれば、ダービーで苦汁をなめた馬たちが軒並み有馬記念で巻き返しているのも頷けよう。
秋天→ジャパンカップと、府中のＧ１で２度も大敗を喫したローズキングダムは、10年のダービー２着馬。
宝塚記念では0.3秒差４着に健闘しているだけに、まだ終わった馬と判断するのは危険か。
■アーネストリー
60.0 → 12.3−11.9−12.1−11.9−12.5（36.6） 10年宝塚記念
59.3 → 12.6−11.9−11.8−11.7−12.1（35.4） 10年札幌記念
59.1 → 12.0−12.2−11.7−11.3−11.9（34.8） 10年天皇賞秋
61.8 → 12.5−11.8−11.8−11.7−12.8（36.7） 11年金鯱賞
58.7 → 12.1−12.0−11.5−11.7−12.0（35.1） 11年宝塚記念
60.5 → 11.9−11.6−11.8−11.4−12.3（34.9） 11年オールカマー
近一年以内に、アーネストリーが馬券圏内に好走したレースをピックアップしてみた。
左から、前半５ハロン通過、後半５ハロンの推移、アーネストリーの自身ラップ、レース名を表している。
アーネストリーが３着以内に粘ったとき、そこで刻まれるラップは特徴的だ。
前半５ハロン通過ラップはまちまちだが、後半５ハロンは常に持続ラップを刻み、さらにラスト１ハロンが12秒台まで落ち込む。
このラップ構成を、どこかで見たことがないだろうか？
そう、アーネストリーの必勝パターンは、有馬記念の定番ラップそのままなのである。
つまり、アーネストリーがいつもの競馬をすれば、今年の有馬記念は昨年のようなレアケースではなく、例年の有馬記念になるということだ。
■結論
2011年を振り返ったとき、やはり真っ先に思い浮かべるのは東日本大震災であろう。
かけがえのない様々なものを容赦なく奪い去った未曽有の大災害は、同時に日本人が見失いかけていた大事なものを、わずかながら記憶から甦らせた。
『絆』
とかく現代は、絆が安い。
親子で殺し合いは日常茶飯事だし、実の子を虐待死させるニュースなど、今や誰も驚かなくなってしまった。
言うなれば、現代は人と人とが折り合っていないのである。
本来、絆を深めるための時間とは、極めて面倒くさいものだ。
自分を押し殺す忍耐だけでなく、相手との距離感を常に気遣っていなくてはならない。
その面倒な時間をショートカットしてきたツケが、こういった惨事を起こしているとしか思えないのである。
そんな風潮の中で、今年起きた大震災は否が応にも、日本中に絆を深める時間を突きつけたように感じる。
現代の競馬にも、同じことが言えよう。
今はとにかく結果を急ぐ時代。これは競馬に限らず、様々なビジネスシーンで見られる共通項である。
前哨戦だろうが本番だろうが、結果を残せなければ即座に鞍上交替。
昔のように、レースで一つずつ何かを教え合いながら、じっくりと時間をかけて人馬がともに成長していく姿など、ほとんど見られなくなってしまった。
騎手と馬との絆が薄れると、必然的に騎手と調教師との師弟関係も崩れていく。
ナリタトップロードと渡辺騎手、テイエムオペラオーと和田騎手、アミサイクロンと平目騎手のように、鞍上がどんなに失敗を重ねても、調教師が周囲の雑音を封じて乗せ続けるなど、今や昔話である。
馬柱を見れば、いったい誰が主戦騎手なのか分からない馬だらけ。
確かに、目先の結果だけを追い求めるならば、次々と優れた騎手に手綱をとってもらうのは有効な手段だろう。
新馬戦から同じ騎手が乗り、一年先の大舞台を見据えて、目の前の勝利を捨ててでも何かを教えていくなど、もう古臭いことなのかもしれない。
しかし、果たしてそれで本当に人馬の絆が育まれるのだろうか。
人と馬との絆がない競馬に、人を感動させるドラマは生まれるだろうか。
こんな時代だからこそ、私は古臭い人馬に◎を打ちたい。
これが、私のささやかなる現代競馬に対する最後の反抗だ。
本命は、ヒルノダムール。
今回の出走馬の中で、新馬戦から今まで一度も鞍上交替がなかったのは、ヒルノダムールとオルフェーブルのみ。
ましてや、ヒルノダムールは外国人騎手に乗り替わりがちな海外遠征まで、主戦の藤田騎手が付き添った間柄。
帰国後も１か月以上前から、藤田自らが調教に跨り、この日を目指して入念に調整されてきた。
確かに、ドバイＷＣを勝利したヴィクトワールピサの快挙は、震災で落ち込んだ日本に少なからず元気を与えた。
だが、日本人騎手として日本馬の手綱をとり、２着に健闘した藤田騎手も同等の称賛に価しよう。
ドバイＷＣ、凱旋門賞と、２つの世界最高峰で日の丸を背負った藤田騎手こそ、今年の日本を代表する騎手ではあるまいか。
むろん、ヒルノダムールの強調材料は絆だけではない。数字の裏付けもある。
[好走パターン]
12.2−12.3−12.5−12.3−12.1 0.1差２着 10年若葉Ｓ
12.5−12.3−12.1−11.8−12.0 0.2差２着 10年皐月賞
11.7−11.6−11.4−11.3−12.1 0.1差２着 10年鳴尾記念
11.6−11.6−11.3−11.8−12.2 0.0先１着 11年大阪杯
12.2−11.7−11.4−12.1−12.5 0.1先１着 11年天皇賞春
[凡走パターン]
12.6−12.2−11.6−11.4−11.8 0.2差４着 09年ラジオＮＩＫ
12.9−12.4−11.3−10.8−11.3 0.6差９着 10年日本ダービー
12.6−11.9−11.8−11.7−12.1 0.5差４着 10年札幌記念
13.0−12.0−11.8−11.9−11.9 0.4差７着 10年菊花賞
12.9−11.9−11.1−11.6−11.8 0.3差２着 11年日経新春杯
12.4−12.0−12.0−11.2−11.6 0.3差３着 11年京都記念
ヒルノダムールが走ってきたレースの、ラスト５ハロンで刻まれたラップ推移を振り返ってみよう。
連対圏を確保した５レースを好走パターン、３着以下に敗れた６レースを凡走パターンに分類してみた。
ただし、0.3秒差に突き放された今年の日経新春杯は、着順こそ２着ではあるが凡走パターンとしてカウントしている。
上記のラップを比較すれば一目瞭然だが、好走パターンと凡走パターンの決定的な違いは、ラスト１ハロンの落ち込み方であろう。
好走パターンがすべて、ラスト１ハロン12秒台であるのに対し、凡走レースは６レース中５レースがラスト１ハロンを11秒台のままフィニッシュしているのだ。
10年鳴尾記念
１着 1.44.9（33.8） 04-04-04 55.0キロ ルーラーシップ
２着 1.45.0（33.5） 08-08-07 55.0キロ ヒルノダムール
11年日経新春杯
１着 2.24.6（34.4） 04-03-03 56.5キロ ルーラーシップ
２着 2.24.9（34.4） 08-08-06 56.0キロ ヒルノダムール
11年産経大阪杯
１着 1.57.8（34.4） 07-07-06 57.0キロ ヒルノダムール
３着 1.57.8（34.1） 11-09-09 59.0キロ エイシンフラッシュ
11年天皇賞春
１着 3.20.6（35.3） 08-07-06 57.0キロ ヒルノダムール
２着 3.20.7（35.2） 10-10-08 57.0キロ エイシンフラッシュ
例えば、ルーラーシップとの対戦比較を考えると、ラスト１ハロンが12秒台だった鳴尾記念では同斤で0.1秒差に踏ん張っているが、ラスト１ハロンが11.8秒でフィニッシュした日経新春杯では、0.5キロのアドバンテージがありながら、0.3秒も突き放された。
また、エイシンフラッシュとの対戦比較でも、ラスト１ハロンが12.2秒の大阪杯では２キロ軽い斤量でタイム差なしだったのに対し、ラスト１ハロンが12.5秒まで失速した天皇賞春は同斤で着差を0.1秒差に広げている。
ちなみに、今年の天皇賞春はラスト１ハロンだけでなく、ラスト２ハロンも12.1秒を刻んでいた。
つまり、ヒルノダムールはラストが落ち込めば落ち込むほど、パフォーマンスを上げる馬なのだ。
先の項目でも書いた通り、アーネストリーが出走するレースはラスト１ハロンが12秒台まで落ち込みやすい。
要は、それだけタフな質感になるということであり、このアーネストリーペースに付き合って最後まで粘り切るのは至難の業だ。
昨年と今年の有馬記念で決定的に違う点があるとすれば、３冠馬が出走してくることではなく、アーネストリーがエントリーしていることだろう。
佐藤哲三騎手が勝ちに行く競馬をするなら（当然彼の気性ならするだろうが）、今年の有馬記念は確実にラストがグッと落ち込む。
オルフェーブルが早めに動き、ブエナビスタがそれに釣られ、あるいはその逆でもいいが、いずれにせよこの人気２頭が連鎖的に早く仕掛けてアーネストリーを捕まえに行くなら、08年のようにラスト１ハロンが12.5秒よりかかることも十分あり得る。
そのとき飛んでくるのは、４歳勢で最もタフなヒルノダムールだ！
絆を深めるのは、愛（d'amour）である。
◎ヒルノダムール
単勝
１００００円
複勝
２００００円
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コメント(132)
テレビＣＭのオグリキャップのやつで『神はいる』ってやってますよね
神という文字は元々『�叩戮判颪�ます
２つに分けると『示』『申』
申は干支のサル
示すとサル
神と言う字はサルを示しています
サルと言えば猿回しの岩田？
と最初おもいましたが岩田を猿回しと呼ぶのは一部の人間でしょうし岩田＝サルではない
ではサルは何を表わすのか？
サルは干支では９番目
神と言う字は９番目を表しているに違いない
◎オルフェーヴル
父はステイゴールドで漢字で書くと黄金旅程
金が旅に出るわけだ
先日金正日が天国(地獄)に旅立ちました
まさに黄金旅程
そしてその子供が君位となりました
ステイゴールドの仔がＴＯＰに君臨するということだ
対抗にはエイシンフラッシュ
こちらも父親はキン(金)グズベスト
もし金正恩と君位を争うとしたら長男の正男
正男の『正』の字は５をあらわす
５番目の男は５番の牡馬だ
よしできた！！
金正日 死去後継争い馬券(争ってないですが…)
そして『神』はいる
馬連 ５−９
神という文字は元々『�叩戮判颪�ます
２つに分けると『示』『申』
申は干支のサル
示すとサル
神と言う字はサルを示しています
サルと言えば猿回しの岩田？
と最初おもいましたが岩田を猿回しと呼ぶのは一部の人間でしょうし岩田＝サルではない
ではサルは何を表わすのか？
サルは干支では９番目
神と言う字は９番目を表しているに違いない
◎オルフェーヴル
父はステイゴールドで漢字で書くと黄金旅程
金が旅に出るわけだ
先日金正日が天国(地獄)に旅立ちました
まさに黄金旅程
そしてその子供が君位となりました
ステイゴールドの仔がＴＯＰに君臨するということだ
対抗にはエイシンフラッシュ
こちらも父親はキン(金)グズベスト
もし金正恩と君位を争うとしたら長男の正男
正男の『正』の字は５をあらわす
５番目の男は５番の牡馬だ
よしできた！！
金正日 死去後継争い馬券(争ってないですが…)
そして『神』はいる
馬連 ５−９
6.8―12.0―12.4―12.1―13.1―14.4―14.3―13.0―12.0―11.9―11.4―11.3―11.3
前半５ハロン通過は、確か63秒ちょいだったでしょうか？
そのあとの中盤も、14.4―14.3―13.0と緩いラップが続き、気づけば有馬記念史上最もスローな競馬となりました。
この流れなら、新旧ダービー馬が上位を独占したのも頷けますね。
ところで、アーネストリーはなぜ自分でペースを作れる立場にありながら、自ら苦手とする超スローのラップを刻んだのでしょうか。
佐藤哲三騎手の真意は分かりませんが、これこそが机上ではない、生の競馬ということではないかと思います。
これではダメだと分かっていても、動くに動けない何かがあの空間を支配していたのでしょう。
昨年はレアケースと書きましたが、今年は昨年以上のレアケースとなりました。
２年連続でレアケースが発生したら、それはもうレアではなく、定番になりつつある準定番。
来年以降の有馬記念予想が難しくなりましたね（笑）
結局、今日のような展開を読み切れなかったのは、まぎれもなく私の落ち度。
一切の言い訳もできません。
予想は外れてしまいましたが、皆さんのおかげで最後の有馬記念も完全燃焼できました。悔いはありません。
約５年もの長い間、無力な管理人を支えて頂き、本当にありがとうございました！
私が去ったあとも、どうかこのコミュを盛り上げて下さいますよう、宜しくお願い致します！
それでは皆さん、まったねーーー！！
前半５ハロン通過は、確か63秒ちょいだったでしょうか？
そのあとの中盤も、14.4―14.3―13.0と緩いラップが続き、気づけば有馬記念史上最もスローな競馬となりました。
この流れなら、新旧ダービー馬が上位を独占したのも頷けますね。
ところで、アーネストリーはなぜ自分でペースを作れる立場にありながら、自ら苦手とする超スローのラップを刻んだのでしょうか。
佐藤哲三騎手の真意は分かりませんが、これこそが机上ではない、生の競馬ということではないかと思います。
これではダメだと分かっていても、動くに動けない何かがあの空間を支配していたのでしょう。
昨年はレアケースと書きましたが、今年は昨年以上のレアケースとなりました。
２年連続でレアケースが発生したら、それはもうレアではなく、定番になりつつある準定番。
来年以降の有馬記念予想が難しくなりましたね（笑）
結局、今日のような展開を読み切れなかったのは、まぎれもなく私の落ち度。
一切の言い訳もできません。
予想は外れてしまいましたが、皆さんのおかげで最後の有馬記念も完全燃焼できました。悔いはありません。
約５年もの長い間、無力な管理人を支えて頂き、本当にありがとうございました！
私が去ったあとも、どうかこのコミュを盛り上げて下さいますよう、宜しくお願い致します！
それでは皆さん、まったねーーー！！
今回も楽しませていただきありがとうございました！
毎週◎に辿り着くまでの『過程』を楽しませてくれる予想には本当心躍らされました。少なからず管理人という立場では縛られる部分が大きいですよね。それに毎週途切れることのなく推察を書き続けるというのは本当に大変なことだと思います。そういった重圧から少しでも解き放たれることに私は嬉しさを感じずにはいられませんよ。おめでとうございます。
終わる、というよりも次なるNextStageに歩みを進められたんですよね？
だから残念というよりもおめでとうございますという気持ちが強いのです。
あっ、唯一残念だったのはノブ屋さんが管理人をされているうちに「あとは若いのに任せてご自由に競馬なさってください！」という引導を渡せなかったことですかね！･･･冗談です(笑)
神はいる。そう思い続けたいと思います。
ただ、そのために何をやるかはノブ屋さんから学びました。
これからは自由気ままに、徒然なるままにまた私達を湧かせて下さい！
毎週◎に辿り着くまでの『過程』を楽しませてくれる予想には本当心躍らされました。少なからず管理人という立場では縛られる部分が大きいですよね。それに毎週途切れることのなく推察を書き続けるというのは本当に大変なことだと思います。そういった重圧から少しでも解き放たれることに私は嬉しさを感じずにはいられませんよ。おめでとうございます。
終わる、というよりも次なるNextStageに歩みを進められたんですよね？
だから残念というよりもおめでとうございますという気持ちが強いのです。
あっ、唯一残念だったのはノブ屋さんが管理人をされているうちに「あとは若いのに任せてご自由に競馬なさってください！」という引導を渡せなかったことですかね！･･･冗談です(笑)
神はいる。そう思い続けたいと思います。
ただ、そのために何をやるかはノブ屋さんから学びました。
これからは自由気ままに、徒然なるままにまた私達を湧かせて下さい！
＞ノブ屋さん
エイシンフラッシュ・・・
ヒルノダムールより前はないだろうと想ってたんですけどね。
フタを開けてみれば、上り33秒台が上位６頭で締める結果に。
そんな差し・追い展開で、先行馬のエイシンフラッシュが逃げ切り。
しかも、先行してたのに最後で33.6s台をだされてはやられる。
なんで失速しない（泣）
ルーラーシップの４着も想定外だけどね。
11番目からの追い込みで、上り33.2ってなんなんだ（笑）
外人の中でイマイチなメンディの腕前って事か？
▲１着[1人気] オルフェーヴル
⇒○３着[9人気] トゥザグローリー
⇒▲５着[3人気] トーセンジョーダン
⇒◎６着[8人気] ヒルノダムール
って感じで・・ ２着、４着が想定外ですよ。まったく。
エイシンフラッシュ・・・
ヒルノダムールより前はないだろうと想ってたんですけどね。
フタを開けてみれば、上り33秒台が上位６頭で締める結果に。
そんな差し・追い展開で、先行馬のエイシンフラッシュが逃げ切り。
しかも、先行してたのに最後で33.6s台をだされてはやられる。
なんで失速しない（泣）
ルーラーシップの４着も想定外だけどね。
11番目からの追い込みで、上り33.2ってなんなんだ（笑）
外人の中でイマイチなメンディの腕前って事か？
▲１着[1人気] オルフェーヴル
⇒○３着[9人気] トゥザグローリー
⇒▲５着[3人気] トーセンジョーダン
⇒◎６着[8人気] ヒルノダムール
って感じで・・ ２着、４着が想定外ですよ。まったく。
＞マーベラスさん
暖かい言葉を、ありがとうございます。
『充電期間』と称して長期休業に入った芸能人やアーティストが、本当に充電され、進化して復帰した試しが皆無なように、継続して何かを創り続けることの重要性は、私も十分理解しています。
だからこそ、今まで毎週欠かさずに予想を書き続けてきました。
今ある競馬観や感覚（大したものは持ち合わせていませんが・笑）を錆び付かせないためにも、予想自体は来年も毎週続けていきますよ。
ただ、向こう一年ぐらいは、人目に触れずコソコソとやってみようと思います。
人目に触れないから、コミュで管理人をやっているときよりも、ズバズバと率直な意見をぶつけることが出来るかもしれません。
ただ、辞めるからには、新しい何かを見つけ出したいですねぇ。
暖かい言葉を、ありがとうございます。
『充電期間』と称して長期休業に入った芸能人やアーティストが、本当に充電され、進化して復帰した試しが皆無なように、継続して何かを創り続けることの重要性は、私も十分理解しています。
だからこそ、今まで毎週欠かさずに予想を書き続けてきました。
今ある競馬観や感覚（大したものは持ち合わせていませんが・笑）を錆び付かせないためにも、予想自体は来年も毎週続けていきますよ。
ただ、向こう一年ぐらいは、人目に触れずコソコソとやってみようと思います。
人目に触れないから、コミュで管理人をやっているときよりも、ズバズバと率直な意見をぶつけることが出来るかもしれません。
ただ、辞めるからには、新しい何かを見つけ出したいですねぇ。
こんばんは。
ティーティといいます。
一度だけノブ屋さんとお会いしたことあります。
覚えていらっしゃいますか？
私は覚えていますよ☆
カンパニーが勝ったマイルＣＳの夜だと思います。
水道橋で。
私は、訳あって今年からは時間をかけての予想というのはやめてしまい、
在籍していた競馬予想コミュもほとんど退会してしまったのですが、
このコミュはずっと在籍していてＲＯＭしていました。
ノブ屋さんの予想は、
予想とロマンと世辞などを組み合わせた文章で
競馬ファンとして、コラムみたいな感覚で、
毎週面白く読まさせていただいていました。
このたび予想を公開されるのを辞めてしまわれるということで、
正直、とてもさみしいですが、また復帰されることを願っています。
仕事中につき拙い文章で申し訳ありません。
ファンとして今更ながら気持ちを伝えたくて書き込みしました。
どうぞ、お体に気を付けてお過ごしください！
長いあいだお疲れ様でした！！
ティーティといいます。
一度だけノブ屋さんとお会いしたことあります。
覚えていらっしゃいますか？
私は覚えていますよ☆
カンパニーが勝ったマイルＣＳの夜だと思います。
水道橋で。
私は、訳あって今年からは時間をかけての予想というのはやめてしまい、
在籍していた競馬予想コミュもほとんど退会してしまったのですが、
このコミュはずっと在籍していてＲＯＭしていました。
ノブ屋さんの予想は、
予想とロマンと世辞などを組み合わせた文章で
競馬ファンとして、コラムみたいな感覚で、
毎週面白く読まさせていただいていました。
このたび予想を公開されるのを辞めてしまわれるということで、
正直、とてもさみしいですが、また復帰されることを願っています。
仕事中につき拙い文章で申し訳ありません。
ファンとして今更ながら気持ちを伝えたくて書き込みしました。
どうぞ、お体に気を付けてお過ごしください！
長いあいだお疲れ様でした！！
＞ティーティさん
もちろん、覚えていますとも。
ハナ太さん、tadashiさん、みっちさん達と飲んだときですよね？
あのときは初対面の方ばかりだった上、ご一緒したのが凄いオーラの方々ばかりだったので、緊張のあまり何も話せなかったのを記憶しています。
拙い文章だなんて、とんでもない。
事情があって競馬から距離を置いていたにも関わらず、このコミュにだけは在籍し続けて下さったなんて、こんな嬉しいことはありません。
同時に、私の身勝手で無責任な退陣を強行すること、心から申し訳なく思います。
全国に競馬場は数えるほどしかありません。
お互い、何らかの形で競馬と関わり続けていれば、いつか必ずどこかで再会できると思います。
その日を楽しみにしながら、また来週から頑張りましょう！
もちろん、覚えていますとも。
ハナ太さん、tadashiさん、みっちさん達と飲んだときですよね？
あのときは初対面の方ばかりだった上、ご一緒したのが凄いオーラの方々ばかりだったので、緊張のあまり何も話せなかったのを記憶しています。
拙い文章だなんて、とんでもない。
事情があって競馬から距離を置いていたにも関わらず、このコミュにだけは在籍し続けて下さったなんて、こんな嬉しいことはありません。
同時に、私の身勝手で無責任な退陣を強行すること、心から申し訳なく思います。
全国に競馬場は数えるほどしかありません。
お互い、何らかの形で競馬と関わり続けていれば、いつか必ずどこかで再会できると思います。
その日を楽しみにしながら、また来週から頑張りましょう！
＞guardian angel 0721 さん
懐かしいなぁ、あの春天（笑）
同じアプローチでアドマイヤフジを推している方がいると、今はなきびっくらこい太さんから紹介して頂いたのが最初のキッカケでしたね。
何度も言ってきましたが、私の競馬観を大きく変えたのは、あの年のオークスで貴方が示した桜花賞の見解です。
『一つのレースの中に、スローペースとハイペースが混在していた』という分析は、間違いなくその後の私の基盤になっていますよ。
あれがなかったら、伝説の有馬記念はなかったと思います。
そう言えば、我々のコラボ馬券は、ロジユニヴァースのダービー以来ないのかな？（笑）
私自身、このコミュを通じて様々なことを学びました。
それは競馬だけに留まらず、人生という言い方をしても大袈裟ではないかもしれない。
ここで毎週競馬について語るたびに、生きてるという実感があったし、それはやっぱり良いことばかりじゃなく、恥をかいたり辛い思いもしてきたからこそ感じることなんでしょうね。
有馬記念が終わり、こうして辞める段階になってみて、確かに肩の荷は下りました。
でも、あまりにも急に軽くなりすぎて、今はフワフワしています。
仕事を終えて帰宅しても、思わずいつものクセでＰＣをつけて競馬ニュースをチェックしてしまい、『そうだ、もうやらなくていいんだ』と言って、ゆっくりリビングでテレビを見ながらビールを飲むのですが、もう中山金杯のことが気になって仕方ない（笑）
『あぁ、俺は競馬が好きなんだなぁ』と痛感しました。
たぶん、私はこれからもどこかで競馬のことを発信し続けるでしょう。
それは、このコミュのように人目に触れる場所かもしれないし、あるいは自分だけしか読まない閉鎖された空間かもしれない。
いずれにせよ、競馬という枠を超えて私を大きく成長させてくれたこのコミュから暫し離れて、今より気楽な立場からもう一度競馬のことを考えてみたいと思います。
もしかすると、このコミュで管理人をやっていたときよりも、痛烈に社台批判をするかもしれません（笑）
今まで、本当にありがとうございました。
またいつか、一緒に競馬を打ちながら、下ネタに華を咲かせましょう（笑）
懐かしいなぁ、あの春天（笑）
同じアプローチでアドマイヤフジを推している方がいると、今はなきびっくらこい太さんから紹介して頂いたのが最初のキッカケでしたね。
何度も言ってきましたが、私の競馬観を大きく変えたのは、あの年のオークスで貴方が示した桜花賞の見解です。
『一つのレースの中に、スローペースとハイペースが混在していた』という分析は、間違いなくその後の私の基盤になっていますよ。
あれがなかったら、伝説の有馬記念はなかったと思います。
そう言えば、我々のコラボ馬券は、ロジユニヴァースのダービー以来ないのかな？（笑）
私自身、このコミュを通じて様々なことを学びました。
それは競馬だけに留まらず、人生という言い方をしても大袈裟ではないかもしれない。
ここで毎週競馬について語るたびに、生きてるという実感があったし、それはやっぱり良いことばかりじゃなく、恥をかいたり辛い思いもしてきたからこそ感じることなんでしょうね。
有馬記念が終わり、こうして辞める段階になってみて、確かに肩の荷は下りました。
でも、あまりにも急に軽くなりすぎて、今はフワフワしています。
仕事を終えて帰宅しても、思わずいつものクセでＰＣをつけて競馬ニュースをチェックしてしまい、『そうだ、もうやらなくていいんだ』と言って、ゆっくりリビングでテレビを見ながらビールを飲むのですが、もう中山金杯のことが気になって仕方ない（笑）
『あぁ、俺は競馬が好きなんだなぁ』と痛感しました。
たぶん、私はこれからもどこかで競馬のことを発信し続けるでしょう。
それは、このコミュのように人目に触れる場所かもしれないし、あるいは自分だけしか読まない閉鎖された空間かもしれない。
いずれにせよ、競馬という枠を超えて私を大きく成長させてくれたこのコミュから暫し離れて、今より気楽な立場からもう一度競馬のことを考えてみたいと思います。
もしかすると、このコミュで管理人をやっていたときよりも、痛烈に社台批判をするかもしれません（笑）
今まで、本当にありがとうございました。
またいつか、一緒に競馬を打ちながら、下ネタに華を咲かせましょう（笑）
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