VALIS解散後は、翌2004年6月、盟友納浩一、そして日本の誇る巨匠ドラマー山木秀夫というメンバーで初のギタートリオアルバム「ブラッド.トリオ」をリリースして新たなるキャリアをスタート。2007年6月には初のオルガントリオを中心とした作品「The Road To Jazz Jungle」、同年9月にはウルトラマンジャズの再演をライブレコーディングした「ウルトラマンジャズライブ」を立て続けにリリース。また2009年にも、3月に10年ぶりとなる納浩一とのコラボレーション「デュオラマ2」、10月にキャリア初のジャズスタンダードアルバム「布川俊樹スタンダードジャズプロジェクト」の2作を発表。2011年震災後には30年近い付き合いの盟友福田重男とのデュオ作品「Childhood's Dream」を発表。震災で意識が変わり、自ら「ジャズ渡世人」と名乗って(笑)全国を頻繁に行脚、地方ジャズ界との交流を深めている。そんな成果が顕われたのが、2013年に発表した、新潟県のヴォーカリスト吉田睦とのユニットアルバム「Found」だ。そして2015年、DuoRama3作めにして初のスタンダードアルバム「DuoRama Standards」とアルバムに完全対応した自主出版教則本「布川俊樹のThe Standard Jazz Guitar」もリリース。また同年、納浩一大ヒット楽譜集シリーズに共著で初参加。「ジャズ.スタンダード.バイブル for ADLIB」も連続リリース。2016年からは、最初の弟子であり素晴らしいギタリスト矢堀孝一が店長を勤める Virtuoso赤坂をホームグラウンドとして定期的にギタートリオで出演。2017年はアルバムリリースラッシュが続く。そのVirtuosoレーベル第一弾にしてキャリア初のトリオライブアルバム「布川俊樹SJP TRIO LIVE〜天空の滝〜」を2月にリリース。続けて5月には10年ぶりに大ヒットウルトラマンジャズシリーズ新作「ウルトラマンジャズピアノ&ヴォ−カル」とベスト盤「ウルトラマンジャズベスト」、また日本ウクレレ界第一人者キヨシ小林とのデュオ作品「キヨシさんとぬのさん」もリリース。そして9月には福田重男とのデュオ2nd「Old Boys' Dreams」をリリース。何と2017年のリーダーアルバムは5枚を数え、相変わらず精力的な活動を続けている。