黄金の四人コミュの２００６年と比べるな

ブラジルでは今年のセレソンは「１９７０、１９８２に続く最強チームだ」と言われました。Ｗ杯前に。

でも、そう言われて気に入らなかったのがコーチのザガロやキャプテンのカフーでした。「１９８２年は勝たなかったじゃないか。そんなのと比べるな」という感じです。ムッカー。

Ｗ杯が終わってみて今年のセレソンは期待はずれ。そうすると「俺たちは１９８２年位よかった」ときたもんです。なんじゃそれ。

比べるな、と言いたいのはこっちの方です。

１９８２年の１次予選ではスコットランドとニュージーランドにそれぞれ４点を決め快勝。（得点１０)２００６年は日本戦も含めいい試合はなし。（得点７)

次の試合、１９８２年はマラドーナ配するアルゼンチンを３－１で一蹴。２００６年は弱いガーナに３－０とするも押されっぱなし。

そして負けた試合。１９８２年のイタリア戦は歴史に残る名勝負。２００６年はジダンとフランスに手も足も出ず完敗。

スコア以上に内容を見るとその差はひどいもの。「美しさ」対「醜くさ」でしょう。「黄金の４人｣のプレーと今回のロナウド、アドリアーノ、ロナウジーニョ、カカのプレーを比べることができるでしょうか。

ブラジルのジャーナリストが「１９８２年のチームはあのまま再現したいチームだが、２００６年はただ忘れたいチームだ」といいました。ブラジル人の友達はみな「１９８２年のチームはよかった」と誇りをこめて言います。