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麻雀Lv100コミュの麻雀Lv100〜073-077〜切ってはいけない

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麻雀は手牌14枚の中から任意の牌を河に切っていくことでゲームが進行します。

任意ですからどれを切るかは本人の自由です。
どんなに危険だろうが、どんなに安全だろうが、それは切る人の自由です。

しかし「切ってはいけない」牌が存在することも事実です。

切ってはいけない牌というのは状況によって様々に変化します。
開局時の比較的フラットな状態なら、自分の状態を把握するためにそれこそ何を切っても真っ直ぐに行きますし、オーラストップ目で跳満以上の点差がある場合、ドラを手放すようなことはあってはなりません。

この話には前提となるものがあります。
それは「勝つ」ということです。
勝つことばかりが麻雀ではありません。
オーラスで断ラスであっても単に和了したいというのも麻雀の楽しみ方の一つでしょう。
それを否定するつもりは毛頭ありません。

けれども、麻雀が強くなりたい人、ましてや麻雀プロを名乗っている人がそれを言ってはいけません。
言う時には私と同じように「そういう楽しみ方もある」という前置きをした上で話さなければいけません。

〜074に続く〜


ここ数日、私は悩んでいました。
ある麻雀プロの「自戦記」を読んで、どうしても気になってしまったのです。
いつもなら読み飛ばすのですが、どうにも引っかかる。
とは言え、普通の日記で書く内容でもない。
ということで久しぶりに「麻雀Lv100」として書くことにしました。

その自戦記でプロの打牌には
「暗黙の了解」
「あり得ない打牌」
「してはいけないこと」
が多すぎると言います。

確かに暗黙の了解なんてのは各々の価値観で勝手に決められるもの。
そんなアテにならないものは必要ない。
あり得ない牌も無い。前から言ってるように「意外な牌」って何?ってこと。
意外にしてるのは自分であって、自分の読みの中から勝手に除外しているだけ。
意外な牌が多ければ多いほど麻雀に対して傲慢であり、怠慢だということです。
だから5枚目の牌とかでもない限りあり得ないなんてことは無い。
してはいけないことも無い。ルールの範疇であれば何をしてもいい。
ただ、これにはモラルというかマナーというか、人としてやってはいけないことは含まれません。

これらは皆、各々が勝手に決めたことで、別に誰に強制されるものでもない。
暗黙の了解と捉えるのも勝手だし、してはいけないと決めるのも勝手。
勝手を常識と捉えるのもまた勝手。
諸先輩方は色々と教えてくれるのだろうが、所謂麻雀界の常識というのは色々な人の都合によって成り立っているものであり、一々聞いたことを実践していたらそれこそ何もできなくなっちゃう。
それが麻雀界の常識って奴なんです。

ただ、聞き捨てならない表現もしていました。ここが今回のポイント。
「切ってはいけない牌はない」

これだけは容認できません。
切ってはいけない牌は存在します。
私と少し麻雀の話をしたことのある人ならわかるかもしれません。
ただ麻雀牌を並べることから卒業した人には言っているはずです。
切ってはいけないと。

〜075に続く〜

では具体的にどんな牌を切ってはいけないのか?

「勝負を決めてしまう牌」

これに尽きます。
抽象的に聞こえるかもしれませんが、これが一番わかりやすいと思います。
例えば親の跳満。
一般的なルールで麻雀をすれば25,000点持ちということが多いでしょう。
東一局、親のインパチに飛び込んでしまうと残り7,000点。子の満貫でも箱下終了となってしまいます。
打ち込んだ人は点数状況なんか考えずに和了を目指せばいいが、他の二人は非常に苦しい状況に追い込ます。
この場合、殆ど勝負が決したと言っても過言ではありません。
トップを取ろうと考えても現実的に満貫で飛んでしまうので、現実的には2着でよしとする局面です。
しかし、6,000オールならばまだまだ差は無いに等しい。
親満直撃で同点ですから仕掛けもリーチもかけられて制約はありません。

ここで言いたいのは、こうした状況を作るような牌を打たないということです。
別に打ち込んではいけないというような話ではありません。

〜076に続く〜

一番簡単な例として挙げられるのが満貫と跳満の大きな違いです。
場ゾロを含まない4飜で満貫(7,700、11,600もほぼ満貫と考えられる)ですが、跳満はそれに2飜足さなければなりません。
「満貫は偶然で作れるが、跳満は作りに行かなければ作れない」
満貫は手なりでいってもリーチさえできれば「一発・ツモ・裏ドラ」で出来てしまいます。
ところが跳満は何らかの役を作らなければ出来ません。一発でツモった上に裏3でも乗せれば話は別ですがあまりにも現実離れし過ぎていますね。
しかも親の跳満は子の倍満よりも高い点数なんですから凶暴です。

アタり牌は止められてもツモは止められません。
トモられる分には仕方ない部分もあります。ですから、相手の手を跳満に押し上げるような牌を打たないということです。

一色手にに対してのタブ東やダブ南、ドラなどは本当に切ってはいけない牌なのです。
ドラと同じ一色手を作っている人にドラを切るなんて麻雀劇画の中でしか考えられません。
打ち込みはしなくとも、ポンでもされたらそれこそ跳満以上の可能性が高くなります。
一発や裏ドラの無いルールなら尚更切ってはいけません。
最低でも握り潰すか自分の手の中で使用して和了したいものです。

〜077に続く〜

切ってはいけない牌を切るにはそれ相応の理由が必要です。
先にも言ったように、単純に和了したいというような理由は理由になりません。

麻雀に必要な能力は洞察力と考察力。
しっかりとした情報を正しく理解しなければいけません。
何でも切れるようになるということは、何を切ってはいけないかを正しく理解している裏返しでもあり、彼のプロが言うような
「通ると感じたから」
という感覚的理由で切っていいわけではないのです。
きちんと理解していて初めて切ってはいけない牌が「切ってもいい牌」になるわけです。
麻雀で自分を体言したいという彼のプロが、「奇跡」を積み重ねて麻雀界を発展させていきたいと言います。
それは麻雀界の発展に寄与するのか?私はそういうものではないと思います。
「何でも切れる」ようになるのは素晴らしいことだと思います。
それが技術に裏打ちされたものならば。

よくわからないけど、体が切れと言ったから切った。

それでもたらされる奇跡は奇跡と呼ぶには程遠い偶然。
丁半博打以下の絵合わせにすぎません。単なる偶然は連続しないし、人を感動させるものもありません。
しっかりと場を観察し、読みきった上で一般の人が奇跡と感じるような牌を打って欲しい。
自分の中で、それが必然であって欲しい。

打ち込んでいい1,000点。
鳴かせてはいけない役牌。

こういう切ってはいけない、切ってもよい牌の判断ができるのはやはり技術なのです。

だからどんどん何でも切っていきましょう。
そうすれば切ってはいけない牌がわかってきます。
ただし、それをきちんと咀嚼して栄養にしましょう。

大事なのはきちんと負けることです。

〜おわり〜

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