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Human Rights Watchコミュの第2次男女共同参画基本計画と「ジェンダー・フリー」問題

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コミュ内全体

ジェンダーの問題については、政府部内では、内閣府男女共同参画局がその関連の行政事務を所管しています。

内閣府設置法では、同府は、

経済財政、
科学技術、
防災、
沖縄及び北方対策、
共生社会 (含む少子化/食育/犯罪被害者/障害者等) 、
男女共同参画、
国民生活 (消費者/NPO/公益通報者保護/個人情報保護等) 、
安全関連 (食品/原子力/交通) 、
政府広報 (含む世論調査/国政モニター) 、
制度 (勲章等/国旗・国歌/国民の祝日/公文書館制度) 、
イノベーション25、
その他 (情報公開・個人情報保護審査/PKO等) 、
など、実に多様な政策課題を所管していることがわかります。


(因みに、現在の安倍内閣の閣僚クラスでは、「少子化・男女共同参画」は、松下政経塾出身の高市早苗内閣府特命担当大臣が担当しています。高市さんの前、小泉政権の最後の内閣ではあの猪口邦子さんがやっていました。猪口さんは、平成14年から16年までは、ジュネーブの国連軍縮会議日本政府代表部の特命全権大使をされていました。平成15年には、軍縮会議議長を務めています。 その前、そして後は、上智大学法学部で国際政治学を教えておられます。)


男女共同参画社会基本法第13条に基づいて、
平成12年12月12日、男女共同参画基本計画(第1次)が策定されました。

「政府は、男女共同参画社会基本法(平成11年法律第78号)第13条第3項の規定に基づき、男女共同参画基本計画を別添のとおり定める。」


その後、昨年末の平成17年12月27日に、平成12年に策定、閣議決定された第1次の同計画の内容を見直した、男女共同参画基本計画(第2次)が閣議決定されました。

「政府は、男女共同参画社会基本法(平成11年法律第78号)第13条第1項の規定に基づき、男女共同参画基本計画の全部を別冊のとおり変更する。」


(元々は法務省出身で、平成15年8月から今年平成18年7月までの3年間、男女共同参画局長を務めた、名取はにわ(前)局長がこの基本計画改定を取りまとめていかれましたが、大変に苦労されたと思います。)

同基本計画の構成は次のとおりとなっています。

■ 表紙・目次
■ 第1部 基本的考え方
■ 第2部 施策の基本的方向と具体的施策
1. 政策・方針決定過程への女性の参画の拡大
2. 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革
3. 雇用等の分野における男女の均等な機会と待遇の確保
4. 活力のある農山漁村の実現に向けた男女共同参画の確立
5. 男女の職業生活と家庭・地域生活の両立の支援
6. 高齢者等が安心して暮らせる条件の整備
7. 女性に対するあらゆる暴力の根絶
8. 生涯を通じた女性の健康支援
9. メディアにおける男女共同参画の推進
10. 男女共同参画を推進し多様な選択を可能にする教育・学習の充実
11. 地球社会の「平等・開発・平和」への貢献
12. 新たな取組を必要とする分野における男女共同参画の推進
第2部における数値目標(再掲)
■ 第3部 計画の推進

( http://www.gender.go.jp/ 参照)


この中の、「第2部  2. 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革」において、「ジェンダー」、及び「ジェンダー・フリー」について特に触れられています。

「ジェンダー」、そして「ジェンダー・フリー」については、
当時の一部有力閣僚(現政権で極めて重要な地位にいる人を含みます)、その他の与党の政治家から、ずいぶんと問題視する指摘があったことが、有力月刊誌や日刊紙の記事などなどを読むとわかります。


それで、「男女共同参画基本計画に関する専門調査会」(平成16年10月8日〜平成17年12月27日)などでかなり議論されることとなりました。


内閣府のHPでは、
「この計画において「社会的性別」(ジェンダー)の視点について、明確な定義が示されて使用されるとともに、「ジェンダー・フリー」という用語を使用しての不適切な事例が記述されました。」
という記述があります。

この「ジェンダー・フリー」という用語使用の不適切な事例とはどういうものであったか、特に政権党の男性政治家たちが問題視した事柄がどういうものであったかが、最終的に閣議決定に至った第2次基本計画を読むと、誤解の余地のないほど、よくわかります。

この第2次基本計画に関する答申は、実は、昨年、2005年7月までには提出されていました。
しかし、閣議決定までに至るには、さらに半年近くの時間が費やされています。

同基本計画の、「第2部  2. 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革」にはこう書かれているのです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「社会的性別」(ジェンダー)の視点

1 人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような男性、女性の別を「社会的性別」(ジェンダー/gender)という。「社会的性別」は、それ自体に良い、悪いの価値を含むものではなく、国際的にも使われている。
 「社会的性別の視点」とは、「社会的性別」が性差別、性別による固定的役割分担、偏見等につながっている場合もあり、これらが社会的に作られたものであることを意識していこうというものである。
 このように、「社会的性別の視点」でとらえられる対象には、性差別、性別による固定的役割分担及び偏見等、男女共同参画社会の形成を阻害すると考えられるものがある。その一方で、対象の中には、男女共同参画社会の形成を阻害しないと考えられるものもあり、このようなものまで見直しを行おうとするものではない。社会制度・慣行の見直しを行う際には、社会的な合意を得ながら進める必要がある。

2 「ジェンダー・フリー」という用語を使用して、性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をなくして人間の中性化を目指すこと、また、家族やひな祭り等の伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なる。例えば、児童生徒の発達段階を踏まえない行き過ぎた性教育、男女同室着替え、男女同室宿泊、男女混合騎馬戦等の事例は極めて非常識である。また、公共の施設におけるトイレの男女別色表示を同色にすることは男女共同参画の趣旨から導き出されるものではない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

行き過ぎた「ジェンダー・フリー」とは何を意味していたか、わかります。

このほか、同基本計画を読むと、「積極的改善措置(positive action)」のことが出てきます。

(1970年代でしたでしょうか、アメリカのaffirmative actionを想起させます。)


また、小泉政権らしさが出ている箇所があります。それは、「結果の平等」を求めるものではなく「機会の平等」を、というくだりです。


さらに、たとえば、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(reproductive health/rights)、

Gender and Development(GAD) Initiativeに基づく取組の推進、なども取り上げられました。

同基本計画の「重点事項」として、日本が、2005年のGEMにおいて80か国中43位と低迷したままで、改善が進んでいないので、さらに施策を進める(強化する)ということが冒頭の方に書かれています。

(翌2006年、今年発表のUNDP人間開発報告書では、GEMは75ヵ国中42位です。)


このGender Empowerment Measure、 GEMは、国連開発計画(UNDP)が導入した手法です。
女性の経済や政治の分野での意志決定過程や活動に対して、積極的に参加、参画しているかをMeasureするものとしてまとめられています。
これは、議員、管理職、専門職、技術職に占める女性比率や、女性の稼働所得割合を用いて算出されています。


一方これに対して、やはり人間開発報告書の後ろの方に出てくる、人間開発指数( Human Development Index、HDI)は、平均寿命、教育水準、成人識字率、1人当たり国民所得などを用いて算出し、人間の基本的な能力の伸びを測るものです。
日本は177ヵ国中7位です。

ジェンダー開発指数( Gender-related Development Index、GDI)を見てみると、Human Development Indexに男女間の格差を加味したものですが、136ヵ国中13位です。

こうして見てみると、日本のGEMは、HDI、GDIと比較しても、ひどく低位にとどまっていることが浮き彫りになります。


小生、Possible Mission Forceは、男性ですが、この現実は非常に残念でなりません。

PMFは、女性には、the opposite sexとは異なる視点から、女性ならではの洞察を活かし、社会や組織を変革していく大きな力、命を育み守ることを考える高い能力、が備わっていると信じ、信頼しています。

社会の片隅にひっそりと棲み、微力ながらも、changemakerたらんとしている小生としては、バランスの取れたジェンダー観に基づいて、女性の自己実現、貢献機会、などの飛躍的な進展を強く期待し、また、自分のいま居る場所で、それを助長するため、後押ししていきたいと思っています。

コメント(4)

日本社会では…、そして、多くの儒教文化圏では、
「同じ形」のものを「同じ」、そして、「同じ価値」、
「違う形」のものを「違う」、そして、「違う価値」、
と考える傾向があります。

それなので「違う形」のものを「等価」と考えることは、
ちょっと苦手なんですよね。

「価値が同じ」と言うと、
「形も同じ」と思ったり、
「形を同じ」にしようとしたりします。

いつも、そこから、話を始める必要を感じます。
ジェンダーギャップに関して二つの視点から私自身の意見を述べたいと思います。

まず女性が政治や国を動かす力の重要な地位につく事、それには大賛成です。なぜなら過去の人類の歴史をざっと振り返っても、政治なり社会の現行システムなり、私はほぼ完全なる失敗だと考えています。確かに文明は大幅に進歩し、特に産業革命後、さらなるペースで進歩し続けています。しかしその影で多くの人間が犠牲になり、争いは続き、貧困問題は深刻化する一方。今日も満足に食べる事ができない人間の方が多いと言います。

日本は確かに先進国で裕福な国ではあるけれど、自殺大国である事が示すように国民は幸せとは言い難いのが現実です。一部の人間が富と権力を支配し、社会の隅々では不満が募る日々を過ごす・・先進国と言えどもそれが実態と感じます。

なぜ社会はこうもゆがんでいるのか。その大きな要因として、社会が男性中心であるから、という事が言えると思うのです。男性は体が大きく体力もあり、歴史を振り返っても社会的に中心になっていたのは常に男性、そしてそれが現代の歪んだ社会を作り上げた・・・私はそう感じています。

男性の特徴でもある支配欲、闘争心、強い者への憧れ・・そうした性格に社会は翻弄され、戦争、政治の腐敗、貧富の格差等、今も全てが不平等であり、未来の見えない不安定な社会から脱皮する事が出来ない・・・そうした状態がもう何百年も続いている気さえします。

私は男ですが、社会の中心が女性であったとしたら、ここまで悲惨な世界にはなっていなかったと思います。生命を自ら宿る女性ならではの心の広さ、愛の深さ・・それこそが男性社会に欠けている要素だと思うのです。

しかし。ここから第2の視点から話を進めます。

このスレッドとは枝分かれしてしまったけど、Gender Gap Indexという記事(スイスWEFが公表した日本は「男女平等度ランキング」において79位という結果)についてアップされていたスレッドに関してです。このランキングにも顕著に表れているように、アジアの国は一往にランキングで低い位置になっています。10位以内にランクされているアジアの国はフィリピンのみです。フィリピンは英語を公用語とし、スペイン統治のなごりが深く残る国で、アジアではあるけれどヨーロッパに近い文化を持っているので、この結果も説明を付けやすいのですが。

そしてその他の上位はいずれも白人中心国家であり、アラブやアフリカの国の名もありません。これもある意味、説明がつきやすいとも感じます。

アジア、特にこの日本に関して考えてみます。女性は現在においても男性に比べて体の小さい人が多いのです。そして日本人女性は男性を頼りに生きている人の方が多く、自分が重荷を背負うより信頼する男の人に多くを任せて、女性らしくしとやかに生きたいと考える人の方が多い気がします。実際に女性と話してみてもそういう答えが返ってきます。欧米の女性のように強くはなりたくない、と言うのです。

殆どの若い女性は可愛い女性でありたい、と願っている・・。そんな気がします。私は15年近くアメリカに住んでいたけど、実はかなりのアメリカ人男性もそういうおしとやかな日本人女性に興味を持っているという事に気がつきました。アメリカでは男と女はまるで戦争をしている・・・だけど日本人女性は男性をライバル視せず、むしろ傍らで支えてくれる、そういうスタンスがアメリカ人男性にとっても理想だと言うのです。また日本人女性はそう言われて嬉しいのだと感じます。

WEFのランキングですが、参考にはなるけどアジアとヨーロッパでは比較になりえない、それが私の感想ですね。そしてジェンダーギャップが完全になくなる、というのは現実的とは思えません。男と女は違うのです。ある意味、不公平があって当然なのです。

例えばオリンピック競技では男性女性と別れて競争をします。これがジェンダーギャップ撤廃という事で一緒に競技を行ったら、女性が金メダルを取る事は滅多になくなってしまいます。それは極論ではあるかもしれないけど、現実的に考えると男と女が完全に平等になる事はないのです。

男性と女性を比較すると、女性はinferiorである。アインシュタインがかつて言った言葉です。何かも人々全てが平等になる、それは理想的なのかもしれませんが、非現実的と思います。人間は一人一人違うし、そこにはありとあらゆる不公平が存在する、これは避けられないのではないでしょうか。女性には女性ならでは素晴らしさがある、そして男性にもそれが言える・・・それが正論であると思うのです。

女性の社会的立場の弱さだけではなく、女性を否定するような傲慢な男性、そして男性社会が存在する事、それは間違っているとは思います。しかし変わるべきなのは男性であって、女性ではないような気もします。

インターネットで情報が世界を瞬時に駆け巡る時代。単純に女性の社会進出を唱えても、それについてこない女性が(少なくとも日本を始めとするアジアでは)大多数ではないでしょうか。冒頭で「女性が政治や国を動かす力の重要な地位につく事、それには大賛成」と述べたけど、現実的にはむずかしいような気がします。しかし女性の意見はこのmixiでも多く聞かれます。ミッシェルさんのように多くの人の感性に訴えかける事に成功した女性もいます。例えば政治などの場にいなくても女性が社会に影響を与える事は可能だと思っています。

そういう意味でもWEFのランキングは、私にはそれほど意味があるものとは思えません。
日本は昔は母系社会だったハズなんですがね^^;;
平安時代とか。

それに、経験上、男よりも女の人のほうが強いと思うんですが・笑
ちなみに私は男です。

先日旅行に行った広島の宮島では、お寺が龍神を祀り、神社にお経が
納められていました。キリスト教もイスラムも、男も女も、
こんな感じで楽しく共存できたら一番いいんですけどねえ。
厳島神社、行ったことのない方は是非行ってみてください。
いろいろな問題について考えさせられます。

なんだか随分脱線してしまいましたがm(_ _)m

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