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その後の『風の谷のナウシカ』コミュのナウシカ 6話

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(風の谷)

谷の復興も大きく進んだ。
人々にも笑みが増えてきた。生活にも余裕が出てきたためだろう。
その笑みが戻るまで、いくつもの困難があった。
トルメキアの大型船が落ちたあの日からこれまでの間に多くのものを失った。

それでも、復興の先頭に常に立ち続けて人々を励ましたナウシカの存在は
大きかった。ナウシカのその姿をみて谷の人々は大きな喪失感を感じつつも
自分を叱咤しがんばったのである。

それでも大きな困難があった。
なくなったものたちの葬儀である

これは、ナウシカがトルメキア側の死者も弔うというもので、
ナウシカは死者を差別してはいけないということであった。

これには、家族を殺された人々を中心に強い反発があった。

(なぜ、殺したものを弔わなければなならないのかと・・・)

それでもナウシカは粘り強く説得をした。


「忘れろとは言わない。
 ただ、死者を差別しては人として何が誇れるのでしょうか?
 私達は、これから新しく困難な道を歩んでいかなくてはいけません。
 憎しみに囚われてばかりでは何も進まないでしょう。

 この先、自分の子供や孫にこの困難な状況を乗り切ったときに、
 何一つ、後ろめたいこともなく誇りを持って
 乗り越えたのだと言える様にしましょう。
 
 忘れなくていい!ただ、許せる広い心をもちましょう・・・・」


反発していた人々もナウシカの言葉を聞き、自分達よりも若いナウシカが
大きく見えたときでもあった。

すぐに気持ちの整理はつかなかったものの、いまこの状況を乗り越えるときに
自分達のするべきものをみつけたのである。


城の中で・・・・


「ふぅ・・・・みんな分かってくれてよかった。」

トントン・・・

「誰?空いているけど・・・」


「ナウシカ。少しよいかね?」


「ユパ様? ええ、どうそ」


「こたびは、そなた一人に辛い思いをさせてすまなかったな・・・・」

それは、葬儀にかんすることであり、
今後はナウシカが亡きジルの後を引き継いでいかねばならず。
下手にミトたちの力を借りずに、乗り切ることが
族長として必要なことであるからである。


「・・・いえ、これからは私がやっていないといけないから」


「しかし、あまり一人でやろうとするな。
 これからは、周りのもの達の助力を得るのは恥ではない
 むしろ、それも必要となるであろう。」


「ええ。わかっておるつもりです。」


「ジルのようになろうとする必要はない。
 ナウシカ・・・・そなたらしく振舞っていけばよい。
 そなたらしさを失わぬようにな。
 ジルもそれを高く買っておおたのだからな」


「父上が・・・・」


ナウシカは、胸の中に暖かいものを感じていた。
ユパの心遣いに感じるものもあった。

城の外はもう暗闇が広まっており、復興の進む風の谷をやさしく風が吹きぬけて、ナウシカの眼下にはそのジルの魂を送った人々が
集まり別れを惜しみつつも、皆が表情は誰もが明るかった。

それを眺めていると、ふと気持ちが軽くなっていくのを
ナウシカは感じていた。



 

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