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市原悦子応援部(公認)コミュの【書籍の御紹介】『市原悦子 ことばの宝物』

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※拡散希望です。ツイッターやfacebook、Amazonレビュー投稿等の際には「#ことばの宝物」を付けてくれるとありがたいです。

 さて。


 全くではないけれど、タレント本の類は、ほぼ読まない。

 好きなアーティストであるからといって、無暗に持ち上げることもしたくない。

 ただ、稀に「この人のものなら読みたいなあ」と思い、手に取ることがある。

 今年1月に亡くなった女優・市原悦子も、僕にとって、そういった稀なアーティストの一人だ。稀の筆頭格と言って良い。

 3年前だか、『やまんば: 女優市原悦子43人と語る』(春秋社:刊)という分厚い対談本を読んだ際、瞠目した。この書籍から見える、<市原悦子という人間、その実像>に感嘆した。

 以降、演出家であった亡き夫へ向けた『月に憑かれたかたつむり:塩見哲へのレクイエム』、病床からのエッセイ『白髪のうた』と読み重ねてきたが、どれも厳しさを孕んで優しく温かい。そう、市原悦子は常に厳しさを内包していた人だ。世間の大方が抱いているであろう、ほわぁんとした柔和なイメージのベースには、いつも、この厳しさがあった。その厳しさが、優しさや温かさに繋がっていたと思う。中村敦夫は、彼女のことを<肝っ玉女優>と評した。そう。そうなのだ。市原悦子は肝っ玉の人なのだ、と、ハタと膝を打ったものである。

 また、市原悦子は自身の辛い体験も芸事に昇華してきた人だ。本物の女優だと思う。
 
 例えば、今村昌平監督の映画『黒い雨』。この作品で、市原悦子は日本アカデミー賞最優秀女優賞等、多くの映画賞を受賞したが、授賞式で、撮影時を振り返り、「汚かったし、臭かったし」と述べた。ここで周囲から笑いが沸き起こったのは、やはり市原悦子という女優が表層に纏っていたイメージゆえであろう。本編での彼女は凄かった。原爆症にのた打ちながら死んでいくヒロイン(田中好子)の叔母を演じていたが、劇中、幻覚に襲われ、ひとしきり狂乱の態で暴れた後、夫(北村和夫)に対して、子どもを産めなかったことを詫びる場面がある。「鬼気迫るとは、こういうことだな」と思った。気概や技量だけで、あの演技は出来ないと思った。後に知ったのだが、御自身、子どもを設けることが出来ない身体になり、夫の塩見哲に離婚を申し出たことがあるという。その時、塩見哲は「いいじゃないか、そんなこと」と答えたというが、この<子どもを産めなかった辛さと申し訳なさ>を、市原悦子は『黒い雨』の演技で活かした。辛さを糧にしたのである。そういう方だ。

 大女優であり、名女優ですよ。

 本領は舞台。稽古、稽古、稽古の方でね。あの杉村春子が「あの市原悦子っていう人は凄いわ」と讃えたのだから。その他、浅利慶太が「戦後新劇の生んだ最高の女優です」と公言し、俳優座の先輩にあたる仲代達矢は「彼女の声の素晴らしさは日本の演劇界の宝でした」と言って偲んだ。

 声優、テレビ女優、映画女優としても親しまれたが、それぞれの仕事・役柄に、しっかりとした想いを込めて演じた。そこには、やはり常に肝っ玉が在った。

 といったところで、平成最後の日である4月30日に、主婦の友社から、市原悦子が生前に遺した言葉を集めた書籍が発売されるという。

 
 タイトルは『市原悦子 ことばの宝物』。

 幾つか抜き出してみます。

 
・【若さというのは傲慢ですね。それ自体罪悪だと思います。ところが自分が若さを失ってみないと、そのことには気づけないんです】


・【色気は、生まれながらにその人がもっている“華”とは違い、養われていくものだと思う。生きてきたことすべてが渾然一体となって、全身から発せられるもの】
 

・【ただ、人には美しい瞬間と醜い瞬間があるだけ】

 
・【生きるとか死ぬとか、ずいぶん考えさせられたけど、考えてもらちがあかない。でも、なんかいいように死ねる気がするんです。】


 「ちゃんと噛みたいなあ」と思う。おべんちゃらではなくて、そう思う。

 書籍は、ただの言葉の羅列による金言・名言集という風ではなくて、その言葉の前後にある言葉=談話もきっちりと掲載されているようだ。

 「これは時折読み返したくなるだろう」と思い、先ほど、新刊書店で予約を済ませた。


 って、ぶっちゃけ、コレ、プレスリリースが回ってきたんですけどね。といって、仕事では無いし、この数日、私、体調悪いんでね。今日、休日だし。そんな中で、本心から「あ、告知したいー。広く知って欲しいー」と思わない限り、告知なんてしません。

 ま、市原さんの本に落胆したことはないから、凡百のタレント本では無いでしょう。そこはもう、わかる。ずっと読んできてるからわかる。

 え? 「で、この本の要はどこやねん?」ですって?


 【人間力】です。


 以上です。

◎『市原悦子 ことばの宝物】
●<目次>
・市原悦子写真館(女優/夫婦/おしゃれ/着物/『ゆうゆう』全表紙)
・第一章:生きるということ
・第二章:戦争の経験
・第三章:演じるという仕事
・第四章:語るという仕事
・第五章:男と女、そして夫
・第六章:本当の美しさ
・第七章:老いるということ
・第八章:死ぬということ


●<書誌情報>
・タイトル:『市原悦子 ことばの宝物』
・著者:市原悦子
・発売元:株式会社主婦の友社
・定価:本体1300円+税
・発売日:2019/4/30
・型:A5変・216ページ
・ISBN-13コード:978-4-07-437926-2
・アマゾン予約HP:https://www.amazon.co.jp/dp/4074379260
・書籍WEBページ:https://shufunotomo.co.jp/p/kotobanotakaramono

コメント(2)

 これだけ詳しく映画の説明&本の案内まで書い頂き感動以外の言葉が見つかりません!
最高の応援メッセージになりました。 感謝/ままりん
>>[1]

 微力ながら、少しでもお役に立てるなら幸いです。

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