ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ホーム > コミュニティ > 学問、研究 > 公正で持続可能な社会 > トピック一覧 > (防災)川辺川ダム問題、翻弄さ...

公正で持続可能な社会コミュの(防災)川辺川ダム問題、翻弄される流域住民と熊本県政の課題(長文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コミュ内全体

(防災)川辺川ダム問題、翻弄される流域住民と熊本県政の課題(長文)

 後数日で北京五輪が開幕します。テレビ報道に占めるオリンピックムードの中で、熊本は別の話題で、ニュース、新聞報道が緊張感を増しています。
 川辺川ダム問題の是非に対して、蒲島知事が判断を示すと6月議会で表明し、有識者会議を作り、討論が進められています。しかし、30年以上、地域を巻き込み、また社会変化の中で翻弄されて来た川辺川流域の人たちが参加し意見を言える有識者会議の開催は、9月まで予定されていないようです。

・自治と国家プロジェクト
 「自治体とは、何か?」その存在が今問われているように思います。川辺川ダムは、国家プロジェクトではありますが、その地域に住む住民の意向を受けた形で調査を進め、計画を立て、住民に説明し納得する方向を見出すべきと思います。
 これまでやられてきた住民討論集会の意見を無視する有識者会議にどんな意味を持つのか、蒲島知事の意図が読み取れないのは私ばかりではないと思います。

・県政の継承と矛盾する発言
 8月4日人吉市で「ダム要らない」の反対住民の集会がありました。そこに、前知事の潮谷義子氏、住民討論集会を主催した元熊本県地域振興部長の鎌倉孝幸氏も発言する意味あるものになりました。
 前知事は「流域住民の思いが受け止められているか、見届けなければならない」、また鎌倉氏は、「前知事は、荒瀬ダム撤去の判断理由を蒲島知事に伝える役割がある」、また建設地の相良村の前村長の矢上雅義氏は「運動の広がりと結束力を感じた」と、新聞報道にありました。

 蒲島知事は、潮谷県政を引き継ぐと言うことで、選挙戦に望んだと思うのですが、選挙直後に東京の自民党本部のお礼参り、有識者会議でのドイツ人技師の発言等々、開発推進へ県政が揺り戻されているようにも感じます。

・未来へどんな地域を残すか
 今回の「ダム要らない」住民集会に、県下のリーダーが多く集まり、その意向を流域自治体で態度を中立にしている人吉市の田中市長をはじめ、首長たちが結束して行くには、更なる流域だけでなく、熊本県民が一致団結した、「未来へどんな地域を残すか」真剣な議論が必要と思います。

・アスワン・ハイダムの影響、文明の衰退 
 豊かな農地を持っていたエジプトのナイル流域は、アスワン・ハイダムのお蔭で、水害調整は出来たかもしれませんが、広大に広がる肥沃な土地を、人工肥料を使う地域に変えました。有史以来、文明の多くが土木・灌漑の技術を習得し、勢力を広げましたが、その結果は、歴史に学ぶとおり、塩害に悩まされたり、砂漠化で衰退しました。自然と対峙する農業の結末を、歴史は物語っています。

・水害より、火山が恐い熊本 
 先月末、私の主催する研修会で、熊本大学大学院自然科学研究科の渋谷秀敏教授に、熊本の防災「地震・雷・火事・親父−熊本で心配すべき災害−」と言うテーマで講演をしてもらいました。内容は、以前の紹介しましたが、

・地震:地面が揺れる地震
・雷 :雲が関係あるので、風水害のこと
・火事:熊本には活火山がいくつかあります。
・親父:地球の歴史上にある生物の存在を脅かすほどの災害

 最近頻繁に起る地震に、日本はもちろん世界が揺れています。九州は台風銀座と言われように、台風が来襲する地域です。しかし、もっと恐いのは火山の噴火と渋谷氏は語っていました。
 阿蘇は、歴史上これまで4回の大噴火をしています。その火山灰は、北はアリューシャン、南はフュリピン、西は中国本土はもちろんベトナムまで、東は偏西風に乗り、ハワイを越え遠く太平洋の広がったとありました。こんな噴火が来たら、日本人は壊滅すると語っていました。

・防災には、限界が必要 
 最後に渋谷氏が語ったのは、「防災という言葉があります。どこを限界として防災対策をするのか、自分だけが助かるのか、全国民を助けるのか、その時々の人々の判断ではありますが、どれだけお金をかけても防ぎきることは出来ないのが自然災害です」とありました。
 考えるに、ではどうするか、いかに災害を減らすか、対峙する自然を全部防ぎきるではなく、゛人が助かれば、復興はできます。゛先ず命を助ける努力、復興する保険・補助
復興には資金も必要と思います。防災に限りなく資金を投入するのでなく、多様な自然災害に臨機応変に対応し、一人の命も無くさない努力と、復旧を迅速に行う技術と協力体制が重要と思いました。
対自然ではなく、自然と共に生きる方策を考える「減災」の考え方が、今後広がる必要があると思います。

*(地震、雷、火事、親父)異業種交流会「夏の会」報告 (7月26日の日記)
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=881763006&owner_id=2182841

・人の手が入らない川に水害は無い
 四国の小さな流域を、京都大学が全域を所有し開発を規制しているところがあるそうです。この川は、どんなに急激は雨が降っても濁らない、急激に水かさが上がることも無いと言います。
 先週起きた神戸の親水河川での水難で子供たちが犠牲になりました。影像は、コンクリート3面張りで、一気に海まで流れる構造になっています。京都大学が管理する河川は、いっさい河川改修がしてありません。豪雨の時の航空写真を見せてもらったのですが、海に流れ出す川の色は濁りがほとんどありません。(濁りは、人家のある河口付近のみ)

・日本は、自然と共に生きる文化を、もう一度目指す
 日本は、明治以降、鉱山、山林切り出し等で、線路や道路が縦横無尽に作られてきました。高知の京都大学の研究地域の川のように、自然が全部残るような使い方をすれば、神戸の水難事故ようなことは、無いのではと思います。

 自然と対峙する灌漑を用いるのではなく、自然と共存する農業、治水の在り方を研究する時機に(時期だけでなく、国政にも)来ていると思います。防ぎ切れない災害に怯えるのでなく、日本の有以来の知恵を用い、自然と共に生きる文化を、もう一度目指す事が国家財政も安定を図れるように思います。

少々長い文になりました。最後までお読み頂き感謝します。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

公正で持続可能な社会 更新情報

公正で持続可能な社会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング

mixiチケット決済