ゆったりとお風呂に入りながらFMラジオを聞いていたら、川端康成についての朗読が流れていました。
彼は京都の裕福な家の生まれだったようです。
しかし康成がまだ小さかったころに、父も母も肺病で他界したため、父母の記憶はなかったようです。
姉がひとりいたのですが、それぞれ叔父さん叔母さんに引きとられて、別々に暮らすことになりました。
それだけならまだいいのですが、やがて叔父さんも叔母さんも亡くなり、ついにはお姉さんまで亡くなってしまいました。
これでもか、これでもかとやってくる試練は、幼い康成にはたいへんにつらかったことでしょう。
そんな彼を救ってくれたのは、本を読むことだったようです。
彼の家にあった蔵書も、図書館の蔵書もすべて読み切ったといいます。
木の上にのぼり、横に伸びた太い枝にすわって、誰にも邪魔されずに本を読む。
そうしたことが、あの川端康成をつくっていったのかも知れません。
どんなに大変なことがあっても、どんなにつらいことがあっても、負けないで生きていくということが、大切なことなんだなぁと思います。
あの有名な一節「国境の長いトンネルを抜けると、そこには・・・ぐーちゃんがいた・・・」。
なにか少し違和感がありますが、まあいいでしょう。
ぐーちゃんも、ああ見えても京都生まれなんです。
川端康成のおかげで、長湯をしてしまいました。
こんばんは暖かく眠れそうです。
ログインしてコメントを確認・投稿する