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2022年02月06日14:30

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トンネルを抜けると・・・

ゆったりとお風呂に入りながらFMラジオを聞いていたら、川端康成についての朗読が流れていました。
彼は京都の裕福な家の生まれだったようです。

しかし康成がまだ小さかったころに、父も母も肺病で他界したため、父母の記憶はなかったようです。

姉がひとりいたのですが、それぞれ叔父さん叔母さんに引きとられて、別々に暮らすことになりました。

それだけならまだいいのですが、やがて叔父さんも叔母さんも亡くなり、ついにはお姉さんまで亡くなってしまいました。

これでもか、これでもかとやってくる試練は、幼い康成にはたいへんにつらかったことでしょう。

そんな彼を救ってくれたのは、本を読むことだったようです。
彼の家にあった蔵書も、図書館の蔵書もすべて読み切ったといいます。

木の上にのぼり、横に伸びた太い枝にすわって、誰にも邪魔されずに本を読む。
そうしたことが、あの川端康成をつくっていったのかも知れません。

どんなに大変なことがあっても、どんなにつらいことがあっても、負けないで生きていくということが、大切なことなんだなぁと思います。

あの有名な一節「国境の長いトンネルを抜けると、そこには・・・ぐーちゃんがいた・・・」。

なにか少し違和感がありますが、まあいいでしょう。
ぐーちゃんも、ああ見えても京都生まれなんです。

川端康成のおかげで、長湯をしてしまいました。
こんばんは暖かく眠れそうです。

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