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2021年07月30日05:36

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ジャンボ鶴田怪物伝説(831)

87年「創立15周年記念新春ジャイアント・シリーズ」第2戦、1月3日、後楽園ホール(観衆3,000人超満員発表)大会昼興行。

メインイベントは全日本対ジャパン軍団抗争6人タッグマッチ、鶴田&天龍&タイガーマスク組と長州力&谷津嘉章&寺西勇組が対戦、この6人の中では軽量の寺西が狙われ、9分2秒、天龍が延髄斬りからのパワーボムを決めてエビ固めで寺西をフォール。全日本軍に凱歌が上がっています。

輪島大士はセミファイナルに登場、石川敬士との大相撲タッグでタイガー・ジェット・シン&ネルソン・ロイヤル組と対戦、8分22秒、ブレーンバスターからラリアットを放ってそのまま離さずに首を腕で揺さぶって叩きつける2段式ネックブリーカードロップ。輪島がロイヤルを体固めに決めて輪島&石川組が勝利を飾りました。

世界ジュニア・ヘビー級選手権試合、王者ジャパンプロレス、小林邦昭に全日本プロレスのジュニアの砦、渕正信が挑戦。前86年12月11日、水戸市茨城県武道館での前回のタイトル戦では小林の胴絞めスリーパーホールドの前に屈辱のギブアップ負け。前日の1月2日、後楽園ホールにおけるタッグでの前哨戦も、小林のスリーパーに敗れ、2連敗を喫しているだけに3連敗は許されないところ。

同王座が新設された時全日本プロレス代表として日本代表決定戦に出場していながらヒロ斉藤に負け、小林とは両者リングアウトで日本代表になれず、初代王者H斉藤、2代目小林と外様にベルト争いをされては全日本ファンにも「しっかりしろ」と言われかねません。

渕は、小林の回転エビ固めを返してジャックナイフ式エビ固めを決めフォール。16分7秒、エビ固めで渕が小林から初のピンフォール勝ちをあげ、タイトルを獲得。第3代王者となりました。

テネシーから佐藤昭雄が帰国しこの日から出場、全日本対国際血盟軍、馬場&佐藤昭雄&ハル薗田組vsラッシャー木村&阿修羅・原&鶴見五郎組の6人タッグマッチは10分58秒R木村がブルドッキング・ヘッドロックからの体固めで薗田を破り、国際血盟軍の勝利。

カート・ヘニング&フランク・ランカスター組はマイティ井上&サムソン冬木組と対戦11分58秒、カート・ヘニングが小林の得意技であるフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち原爆固め)で冬木を降しました。

カートはフィッシャーマンを得意技として使っており、後にWWFで「ミスター・パーフェクト」に変身してからは「パーフェクトプレックス」と名付けられました。

フリーとして外国人ヒールサイドとして85年9月から試合していたザ・グレート・カブキは、この日からベビーターンし全日本プロレス本隊のメンバーに復帰。

この日カブキはジャパンの栗栖正伸とのシングルマッチ。カブキがバックドロップを決め7分18秒、片エビ固めフォール勝ちし控室へ帰りかけたところで、栗栖の足がロープにかかっていたとクレームがつき、レフェリーがこれを認めてカブキがリングに戻り再試合。

再試合も実力差は歴然で、僅か1分11秒、足4の字固めでカブキが栗栖にギブアップ勝ちで文句のない勝利。トータル試合タイム8分29秒でカブキの完勝でした。

ザ・デストロイヤー&ア・シーク組はジャパンのアニマル浜口&仲野信市組と対戦、8分41秒、ア・シークがアラビアンギミックらしいキャメルクラッチ(ラクダ固め)で仲野からギブアップ勝ち。

川田利明は、1月2日の夜に不整脈に襲われ東京・慈恵医大第3病院に入院。この為23日まで欠場となりました。
     
H斉藤はマーク・レーガンとシングルマッチで対戦、8分24秒、ジャーマン・スープレックスホールドでフォール勝ち。

第1、2試合は全日本対ジャパン、小川良成と保永昇男のシングルマッチは7分45秒、ジャックナイフ式エビ固めで保永が勝利。出来れば90年代に是非とも見たかったカードの一つ。百田光雄は佐々木健介に8分40秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちしました。

またこの日の午後7時より、日本テレビの「全日本プロレス中継」で前1月2日、後楽園ホール大会が放送されていますが、新聞のラテ欄には「輪島 石川×シン シーク」と記載されており、ア・シークとザ・シークを誤認させやすい表記となってしまいました。
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