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2021年07月22日00:08

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映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』

映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
7月23日(金)よりシネ・リーブル梅田、京都シネマ、順次、元町映画館にて公開
トップアーティストであり民主活動家でもある
香港ポップス界のスーパースターのデニス・ホーの生き様を
追ったドキュメンタリー。
監督・製作はスー・ウィリアムズ。
2014年、香港で起こった民主化デモ運動「雨傘運動」。
警官隊の催涙弾に対抗し、雨傘を持ってデモを行った。
多くの市民が立ち上がったが、その中に
香港を代表するスター、デニス・ホーの姿もあった。
中国当局から「要注意人物」と目をつけられ、逮捕されてからは、
生活の大半である中華圏の巨大ビジネス市場を失った。
しかしなお、香港の民主主義を守ろうと活動を続ける
彼女の思想と活動が生々しく描かれる。
デニス・ホーはモントリオールで育ち、幼少より歌が好きで
コンテストで優勝して歌手になったが、鳴かず飛ばず。
香港のスーパースターアニタ・ムイに弟子入りする。
アニタ・ムイは香港を代表する歌姫であり「夕陽之歌」など今も
歌い継がれる名曲を発表。またコンサートの豪華さ
ジャッキー・チェンなどとも共演し映画俳優としても有名であった。
デニス・ホーはそんなアニタに憧れ、彼女のバックダンサーなど
下積み生活をへて2001年に歌手としてデビュー。
絶大の歌唱力とオリジナリティで数々の音楽賞に輝いた。
2003年に子宮がんのため若くして死んだムイの遺志を受け継ぎ
自らも香港の歌謡界をリードしていく巨大な存在となる。
やがて人気はアジアのみならず海外にも広がる。
ホーはムイの影響でボランティアや弱者に寄り添う社会活動をはじめ、
12年には同性愛者の活動の集会でレズビアンであることをカミングアウト。
彼女の意見は社会的に意味を持ち始める。
そして、14年には民主主義の大切さを唱えて
香港政府の行政長官選挙をめぐる民主派のデモ「雨傘運動」に参加。
最前線で座り込みを続け逮捕される。
彼女は中国のブラックリストに乗ることで、中国のCМのみならず
ヨーロッパのブランドスポンサーも離れてしまい、
所属していたレコード会社からは契約が打ち切られ、
公演を開催することが出来なくなった。
デニス・ホーは今までのスタイルをすべて捨て
自費でイベントを開催したり、海外でのイベントをスタートさせるため
第二の故郷であるモントリオールへと向かう。
そして国連で今の香港の現状を訴える。
デニス・ホーは今後の香港の行方とともに気になる存在である。

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