そのつもりはないんですが、もしかしたら京アニを悪く言ってるところがあるかもしれないので、それはダメという人はスルーしてください(汗)。
大変な目に遭った京都アニメーション。
クォリティの高い作品を作り続けて今も大人気のアニメ制作会社ですが、個人的に一番好きだったのは2000年代かなあ、と感じています。
ぼくは「フルメタルパニック」は好きなタイプの話ではなかったので本編はまったく観てないんですが、京アニ制作の「ふもっふ」は好きだったので観てました。
ラグビー部の回は至高(笑)。
「ハルヒ」はこれまた主人公と主人公格がキライなタイプのキャラだったので観てなかったんですが(苦笑い)、たまにちょこっと観たときだけでも作品の質の高さは充分以上に感じ取れて驚いたりしていました。
で、京アニで最もハマったのは「らき☆すた」と「けいおん!」。
特に「らき☆すた」の芸術的とすらいえる絶妙なハメはずしっぷりは、ちょっと他では見たことがない。
一話のOPや内容だけでも充分ハマりましたが、EDでキャラに70年代特撮ソングをカラオケで歌わせるという衝撃は今でも忘れられません(笑)。
ただ次の「日常」から急速におもしろくなくなってしまったのが残念だった。
これはぼくの感性のせいでもあるんだけど、「日常」は原作も合わないタイプの作品で読んでなかったんですよね(苦笑い)。
そのあとの「たまこマーケット」までは観てましたが、クォリティは高くとも「普通にいい作品」という感じで、途中で観るのをやめてしまったのはちょっと申し訳なかった。
あとで録画したのを最後まで観たけど。
それ以来、京アニだからという理由で作品は選ばなくなり、今もそれは変わりません。
個人的に「いい作品」も嫌いではないんですが、京アニといえば、あのセンスに満ちあふれたぶっ飛んだ感が一番の魅力だったため、それがないと物足りないんですよね。
比較的普通の作品寄りの「けいおん!」ですらそのケがあった。
そして当時の京アニ関係で一番ぶっ飛んでたのはやはり「エンドレスエイト」だろうな。
ハルヒなんで観てはいないんですが、話に聞いただけで「とんでもねえことやってるな、おい!」と心底驚いて感嘆してしまいましたわ、あれは。
おそらくやる方もものすごい非難が来るだろうとわかってただろうに、それでもやってのけるイカレっぷり。
作品的にはともかく、愚行・蛮行と受け取られるとわかっていながら強行する狂気に似た意思の強さ。
そういう蛮行の中でしか得られない何かや見つけられない何かもきっとあったはず。
観てもないんで内容そのものについて何か言える立場にはありませんが、でもこれをやってのけたことだけで、心の底から敬意を持たざるを得ないところがあります。
ぼくは内部情報とか裏事情とかを見聞きするのは好きではないので詳しいことはわかりませんが、京アニ内部でもいろいろあったんだろうなくらいは噂で聞いています。
さらに今はまったく別の、本当に気の毒としか言いようがないことで大変な状況ですし、そうじゃなくても人も組織も流行も時間とともに変化していくのは万物の共通項。
京アニが当時のような作品を作ることはもうないでしょうが、観てた自分たちが忘れることもありません。
きっとまたどこか、まったく別の場所から別の人たちが、あの頃と同じようでまた違う、キワッキワを斬り裂いてくるセンスを持った作品が生まれてきてくれるだろうと信じています。
あと全然脈略ありませんが書き忘れていたので。
「けいおん!」ではメインの四人も好きですが、二年生トリオが好きだったのもあり、二期5話「お留守番!」が一番好きです(照)。
あー、「けいおん! highschool」もアニメ化しないかなー。
あずにゃんたちも見たいが、動いてるスミーレや奥田さんも見たいのだ(笑)。
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