なかにし礼と今のJ-POP

たまたまラジオ深夜便の留守録で昨年亡くなられたなかにし礼特集で昭和歌謡が。

その後の番組で昨年から今年にかけて流行したJ-POPを紹介する番組のNHK FMの留守録が流れました。
普段はカーステでしか聴かない今のJ-POP。ホームオーディオのハイエンドスピーカーでどう鳴るのか興味深く聴きました。

想像どおり、今のJ-POPに音場はありませんねえ。
世界でヒットした韓国仕掛けのNiziU 『Make you happy』にしても。

ところがなかにし礼さんの楽曲にはこれがまだあります。
海外なら、あのザ・ローリング・ストーンズのならさらに。

おそらくスタジオの違いでしょうねえ。

昭和のころはそれなりの配慮された広いレコーディングスタジオがあって、そこでの生演奏。

楽器より近い、唇近くへのマイクの距離や、広い空間の実際の残響が功を奏していたのかも。

今は打ち込み中心で、エコーやリバーブはもっぱら電子的処理だからかな。

かなり今の軽音からのサウンドステージは消えるか、悪化しています。

まさに音場関係ない、イヤホン、ヘッドホン、カーステ、スマートスピーカー向けですね。