父親の役割というものをフト考えていました。現実面ではもちろん一家を養うことが第一ですが、精神的な面ではどうなんだろうと思います。
まず第一に子供の資質というものを見極めて正しい道へ導くということがあるのではないかと思いました。それは言葉によるものだけではなくて、態度や生きざまを見せる事によってかもしれません。子供は親のことをしっかりと見ているものです。
私自身が上記のことを為しているかと言うと甚だ疑問です。子供の資質を正確に見極めるというのはなかなか難しいことで、今の年齢になってやっと分かるようになりました。でも本当はもっと子供が若いうちにそれが出来ていればと後悔しています。
ちなみに身内の恥になりますが、私の父はほとんど父親としての役目は果たしていませんでした。今でいうジコチューの人で、自分さえよければ家族などどうでも良いと考えている人でした。だから言い訳になるかもしれませんが、私には手本とするべき人物像は身近にいなかったわけです。それでも両親が離婚しなかったのは有難かったかもしれません。
母親と言う存在もももちろん子供第一に考えている人たちですが、父親ほど冷静に客観的に子供を見るということはできないように思います。愛情が強すぎると言えるかもしれません。
父親は家庭の中で「傍観者」でもあり「観察者」でもある部分があります。それは子供をより良い未来へ導くためにそういう立場でいるのかもしれないと思われます。
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