2年前の春。
生まれて初めて、東京発の新幹線に乗って、広島に出かけた。
新幹線も、広島も初体験だった。
広島原爆記念館を訪れたかったのだ。
今ではアメリカは戦略的パートナーシップを結ぶ同盟国だが、第二次世界大戦においては敵国であり、我が国は世界で初めて核爆弾を落とされた被爆国になった。哀しい歴史だ。
核爆弾の使用は、例え戦争中であろうと、戦争犯罪であると思っている。
許せない大量殺戮兵器だ。
だが、これを使用されたことにより、我が国は目覚めたともいえるんじゃないかなと理解している。
当時のまま暴走をしていたら大変なことになっていたかもしれない。
記念館の展示物を見て回っていると、自然と涙が溢れてきた。初めて経験する涙だった。
しかしアメリカに対する憎しみの感情は起こらなかった。
あの日の感情は今でも忘れないし、このような悲劇が二度と起きないように願うのみだ。
そう、過ちは繰り返してはならない。
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