三浦春馬さんのような有名人が、突然、自殺すると、
第一に考えられるのは「本当に自殺か?」ということだ。
他殺の多くは自殺に見せかけて行われる。
有名人は人々に与える影響が大きく、またダークサイドの人とも縁を持ちやすい。
三浦さんが何やらふれてはいけないものにふれてしまったとなれば、
殺害されたということも考えられる。
しかし、もし自殺だとして、イケメンで将来有望、幸福になる条件のすべてをそろえたこの人が、なぜに自殺?
普通に考えれば、まったく理解できない。
「三浦さんにも人に言えないような苦しみがあったんだよ」
そう言う人もいるだろうが、それでも自殺に追い込まれるほどの問題を抱えていたとは思えない。
私は三浦さんは魔がさしたのではないかと思う。
人間の脳にはウツを起こさないよう抗ウツ物質が分泌されるのだが、人によってはこの分泌が少ない人もいる。
また体調などにより、この物質の分泌に支障がでることもある。
最近の脳研究で、人間が幸福と感じるか不幸と感じるかは、現実のその人の状況より脳内の物質によることが分かって来た。
幸福の正体とは、脳内に快楽物質(脳内麻薬)が充満すること。
不幸の正体とは、脳内から快楽物質(脳内麻薬)がなくなること。
一般人は三浦さんのようにイケメンでもなければ、金持ちでもないので「俺ってウツになるかもしれないなぁ」と危機感を持ち、ウツに対しある程度の備えをしている。
三浦さんみたいに客観的にみれば恵まれすぎている人は「まさかウツなどにはならないだろう」と思われるし、また本人も「仕事も順調だしウツとは無縁だ」と自信を持っている。
だがしかし、ウツはその人の状況とは無関係にやって来る。
「理由はないけど、なんか今日はブルー」
そんな時はないだろうか?
そのブルーな感覚が、だんだん倦怠感を伴い、何事もしたくなくなっていく。
そして、なぜかふさぎこんでしまい、脳がギシギシ痛み出す。
そして猛烈に気持ちが落ち込み、それが永遠に続くかのような錯覚に襲われる。
その原因は脳内物質の欠乏であり、食料が食べられないとお腹が減って力がでないのと同じことなのだが、そのことに気づけない。
こういう時はアルコールやタバコをたしなむか、寝るのが一番よい。
一番悪いのは、気持ちを切り替えようと努力すること。
努力すればするほど深みにはまり、心の中で「死ね」との声が聞こえてくる。
臆病な人や行動力のない人はたじろぐが、自分に自信があり行動力のある人は、心の中の声に対し「俺は死なんて怖くないぞ」とつっぱねる。
これがいけない。
自分の心の中で言った言葉に自分が縛られ、そして勢いで自殺してしまう。
私も今日の午後、ちょうど三浦さんが自殺したと思われる頃、ウツに襲われていた。
何か不幸があったわけでもないのに、気持ちがふさぎこみ、何もできない。
私の場合、アルコールもタバコも寄せ付けない体なので、精神科に行き抗うつ剤を処方してもらっている。
抗うつ剤を飲んだら、すっと心が楽になり、頭の中のもやもやした感じがとれた。
ウツは天気や気圧の影響が大きい。
それらは人々の脳に影響を与え、抗ウツ物質の分泌が阻害されたりする。
だから人が自殺する時っていうのは、そこらじゅうで自殺が起こっている。
これは心がけの問題ではない。
ウツにどっぷり漬かると「俺は不幸だ」と思うばかりで「客観的に見て俺は不幸ではない。俺はただ脳内物質の欠乏でウツになっているだけだ」とは考えられなくなる。
ウツっぽいなと思ったら、早めの抗うつ剤。
かっこ悪いとか言っている場合ではない。
テレビでは自称専門家があれこれ自殺の原因を主張する。
人間関係のいざこざがあったとか、今後の活動の展開で悩んでいたかもしれないとか。
あんなものは全部、あてずっぽうを言っているにすぎない。
心が強い弱いの問題ではない。誰でもウツになれば自殺してしまう。
三浦さんは、心が弱い人でもなければ、生活において問題を抱えた人でもなかった。
それでもなんらかの原因によって脳内物質が阻害されれば自殺に追い込まれてしまう。
これは誰にでも起こりうることである。
うっ屈した感情がわき起こったら、
早めのアルコール、早めのタバコ、
それらを受けつけない人は早めの抗うつ剤。
何かしようとすれば、なぜか自殺してしまう。
だから何もせずさっさと寝ることが大事。
私にとって三浦春馬さんの死はショックだった。
惜しい人を亡くしたものだ。ご冥福をお祈りしたい。
三浦春馬さんが死亡、自殺か
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6162819
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