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2020年06月07日02:13

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浜寺周辺散歩(3)

さて、紀州街道からそれて東に向かいます。
このへんはなんてことない住宅地で、歩いていてもおもしろみはありません。
福島旅行に行ったとき、何を見てもどこを通っても浮かれれまくる海外旅行と比べると、国内旅行はテンション低いなー、と思ったのですが。それでも旅行に行くのには見たいものがあって行きますから、目的地では楽しく過ごしました。しかし近所を散策していると、まーーーったくテンションが上がりません。運動不足を少しでも解消するために歩いているんだと思うしかありません。

次の目的地は四ツ池遺跡です。何の遺跡かよくわかりませんが、「遺跡」という文字に弱い。
着いてみますと、大きく「四ツ池遺跡」と書かれた看板がありますが、その向こうは池。池?だから四ツ池?と思って見渡すと、そばに中学校があって、金網があって、金網に四ツ池遺跡の解説パネルが何枚かに分けて掲示してありました。
近畿地方でも代表的な弥生遺跡。住居跡や土器・石器が出土。そして集落の様子を年代ごとに図示してあります。集落も年代ごとに盛衰があったようです。さらにそこから少し離れて金網に囲まれた狭い草地がありましたが、そこにも「史跡 四ツ池遺跡」の説明板が。
とはいっても、いずれも草ぼうぼうの空き地です。史跡らしいものは見当たりません。…出土品は船尾会館に展示されている…?それ、ここに来るまでにすっ飛ばしたやつです。会館なんて見るものもないからと思ってあまり気にしなかった…。今から引き返すのも面倒なのでパス。弥生時代に興味はない…。

ここで全く疲れていないので、少し遠いかもしれませんが、やはり浜寺公園を目指そうと思いました。しかし道がいくつか枝分かれして、散策マップと付け合わせてもどちらを向いているのがよくわかりません。散策マップには番地があまり書いていない。なので「どっち?」と思いながらうろうろして歩き始めました。これはどこに旅行に行っても起きる現象です。
しばらくして大きな道に出て、そのまままっすぐ進んでいきますと、車道の標識に「関西空港」の矢印が。ということは、南へ向かっている?方向が違っている?と、さらに見ますと、右に曲がる矢印があって「浜寺公園」と書いてあります。このまままっすぐ進んだらダメだ、右に曲がらないと。
と思って信号のある道を右に曲がりました。信号があるし車道だと思ったのですが、すぐに狭い道になり、さらに進むと行き止まり。仕方がないので道がある方向へ進んでいったら、浜寺公園方面へ曲がる道に来たのでそちらに進みました。今度こそ方角は間違っていない。きっとたどり着く。

そうして歩いていきますと、生け垣のある大きなお屋敷が見えてきました。さらに板塀の続く古いお屋敷とか、目の前に現れるので、これは浜寺のお屋敷町だ!ここを抜けたら南海本線にたどり着く!
南海本線の浜寺公園駅近辺の東側は、大正から昭和の初めに海浜別荘地とした開発され、豪邸が立ち並ぶ町になりました。古い日本家屋から現代のモダンな住宅まで豪邸が並んでいます。
そのまま歩いていくと、向こうの方に線路が見えました。そこまで行こうとして、はたと思いました。このお屋敷町のどこかにヴォーリズ建築があるはずです。しかし全然予習してこなかったのでどこにどんなお屋敷があるか全くわかりません。でもこのまままっすぐ駅に行ってしまうより、あたりをもうちょっと散策してみよう、と思って横の道にそれて見ました。しばらく行くと、ステンドグラスや四角い煙突のある大きな洋館が見えました。2階の木製のベランダなど見ると、これは本物の古い洋館です。素晴らしい〜!
帰ってから写真と付け合わせて検索してみると、本当にこれはヴォーリズ建築だったことが確認されました。訳も分からず見つけていたってすごい!

その時はわからずにいたものの、立派な洋館に出会って満足したので、浜寺公園の駅を目指すことにしました。
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