6日間の東北の旅、最終日・3月23日の日記です。
帰りも仙台空港から帰るので、仙台方面に向かいます。
気仙沼を出発して、BRTで南三陸町の志津川で下りました。
すぐそばは、南三陸さんさん商店街。
いろいろなお店があります。
東日本大震災以前から、この南三陸町に贈られたイースター島のモアイ像。
健在でした。
すぐ近くに、あの震災遺構の防災庁舎が見えていました。
ここからはかさ上げしているので、上の方しか見えません。
防災庁舎付近は、南三陸町震災復興祈念公園として現在整備中。
かなりできてきていましたが、まだ工事が進められていました。
防災庁舎のそばも工事中で前までは行けないようですが、近くまでは行けそうなので歩いて入口を探しました。
この公園も歩いてみたいし。
しかし、工事車両の入口はあるものの入れず。
反対側にあるようで、そこまで行く時間もないので断念しました。
しかし道路から、ばっちり防災庁舎は見ることができました。
しかし、ものの見事にほぼ鉄骨だけの姿は信じられません。
こんなにもなるんだと驚くばかりです。
津波の威力の凄まじさを感じる建物です。
最後まで避難して下さいと呼びかけて亡くなった、若い女性職員の声は忘れられませんね。
なんとも痛ましい出来事でした。
近くには、高野会館という被災建物も残っています。
ここまで津波が到達したという表示。
恐ろしくなります。
しかし海の方を眺めると、今は穏やかできれいなんですよね。
養殖業なども盛んに行われているようでした。
南三陸さんさん商店街に戻り、町の写真屋さんの「さりょうスタジオ」さんに行きました。
ここでは、この写真屋さん自らが撮った「南三陸の記憶」という写真展をやっていました。
入館料300円を払い、入ってみました。
これが、すごく良かったです。
南三陸の震災以前・震災当日・震災後から現在の様子が、たくさんの写真でわかります。
地元の人・町の写真屋さんだからこそ撮れる写真でした。
すごく良かったし、いろいろ考えさせられもしました。
写真展を見た後は、この旅最後のお昼ごはん。
南三陸さんさん商店街の中にある「あじ彩」に入りました。
食べたのは、南三陸キラキラ丼・春つげ丼(2000円)。
南三陸の何軒かの食堂では、キラキラ丼として各季節限定の丼を出しています。
春の味覚満載の春つげ丼、美味しかったです。
ごはんを食べた後は、一路仙台へ。
BRTで柳津へ出て、そこからは列車で仙台まで行きました。
仙台で、藤崎百貨店へ
仙台から帰るときは、毎回ここで南三陸歌津地区にある「歌津小太郎」の昆布巻きを買いに行くのです。
値段はちょっと高めですが、すごく美味しいのです。
仙台から仙台空港へ。
たいていはおみやげを買って中に入るだけなので知りませんでしたが、飛行機と親しむコーナーがあるのですね。
初めて知りました。
最後の食事ということで、仙台空港内にある牛たん屋「陣中」さんに入りました。
ここのメニューは、お肉とごはん等が別になっていました。
丸ごと牛たん塩140g(1380円)とごはんとテールスープのAセット(350円)を食べました。
3種類の部位で、美味しかったです。
帰りの飛行機は、行き以上にがらがら。三分の一もいなかったと思います。
無事に大阪に帰りました。
あっという間の6日間。
そもそもはプロ野球の開幕戦を見に行くための旅でしたが、野球中止のために全て旅行になりました。
強く意識したわけではなかったのですが、東日本大震災の被災地巡りの旅になりました。
美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、楽しい旅でした。
気仙沼や陸前高田など、何度も行っている町の変化も見れました。
しかし一番印象に残ったのは、福島県浪江の今の姿です。
原発事故から9年もたったのに。
原発事故の恐ろしさを今まで以上に考えさせられました。
いろいろ考えさせられる旅でもありましたが、こういう旅も良いですね。
コロナで自粛自粛の雰囲気ですが、出かけて良かったと思います。
ログインしてコメントを確認・投稿する