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2020年03月11日04:54

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大田区で起きていた或る夏の日の思い出

自宅の室内にて何らかの異臭を感じ、同時に目眩症の発作を起こした夏。

スマホで119番通報を入れて私が自ら呼んだ救急隊員が、マンションの部屋から出て廊下で横たわったまま救急隊を待つ私を確認し、一通りの様子をみて救急隊員の言った事が

「フラッシュバックだ!」

だった。

だが、その日、私は異臭を感じはしたけれど、目眩症の発作で嘔吐も確かにしていたけれど、救急隊が到着するサイレンの音が鳴り響く中わずかな時間に『何』を思い出していたのかは、自分でも記憶がない。

しかし、当時の状況から推測するに、たぶん、友人が亡くなった日の事がフラッシュバックしていたのかも知れない。

なにぶん私は、記憶が一部欠落している、記憶と言うよりもそれは『感情』だろう。

受け止めきれずに、まるで何かの爆風で四散し飛び散り消し飛んだ『感情』が、まだ…。







なぁ?、嬉しいだろう?(笑)。

私が昔に親友を亡くした事をミクシィ日記に書き綴る、それを読んでは心底から喜び喝采を叫ぶお前の醜い笑顔が、私には目に浮かぶ。

だから私は未だにミクシィ日記に、過ぎ去った当時と近い現在を書き綴るのかも知れない。

お前が、私のミクシィ日記を読み、病み歪んだ醜い人間性を露にして喜ぶ姿とその汚ならしい笑顔を私は脳裏に浮かべる。

その事が、私のある種の仕返しであるのかも知れない。









目眩症の発作とフラッシュバックを起こしたその日は、私は救急隊員の目前に少しずつ体調を回復させ、フラッシュバックの結果として一時的に麻痺して動かなくなった手足の少しずつ感覚が戻るのを確認しながら、救急隊員に出来るだけの丁寧さで体調の回復を見守っていて貰った礼を述べてからマンションの自室に戻り、救急隊員の見ている前でドアを閉めて自宅の錠を落とし、再度の安全を確保していた。

東日本大震災の起きた311以降、東京都内の各消防でも救急隊員によるトラウマへの理解は深まり、これで意外と都内に避難してきている被災者にもある程度の手厚さで心の傷への理解は進んでいる。

もちろん私のトラウマは、震災によるものでは無いのだが、起きる症状に大きな変わりはない。

それでも、少しずつではあるが、私自身も回復はしてきている。

敢えて長らく避けていた、親友が大好きだったX JAPANの曲を、少しだけは私も歌える様になってきたのだ。

それは、『回復』だろう。



そのマンションに住んでいた当時のまた別の日には救急車で搬送された先の病院処置室で目眩症の症状に効果を発揮する点滴を受け、搬送時からほぼ半日ほどして病院からの帰路につき自宅のマンションに戻ると、夏の暑さでカピカピに乾いて廊下の隅に残っていた私の嘔吐した固形物の一部が、無くなっていた。

いや、烏を餌付けしたい訳じゃないんだ、おい!そんなもん喰ってんなよ!、烏!。
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