5日日曜日は鬼高遺跡から西方へ向かい、千葉県立現代産業科学館を訪れました。
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千葉県立現代産業科学館は、産業に応用された科学技術を体験的に学ぶ事を目的として平成6(1994)年に開館しました。
元々は日本毛織の中山工場の跡地であった場所に立地し、ニッケコルトンプラザ等の多くの施設が集中した区域にあります。館の展示や運営には千葉県ゆかりの大学・企業・財団法人など約60の組織が会員として協力しており、最先端の産業とそれに係わるものを展示や実験を通して知る事が出来ます。これらに関する書籍や月刊誌を揃えており、閲覧も行える外、研究員による非売品の『現代産業科学館研究報告』を毎年作成しています。
また、千葉県内各地域での産業技術の歴史的経緯・役割がわかる資料集を作成し、科学技術に関する興味・関心、地域の産業に関する理解に結び付ける事を目的として『伝えたい千葉の産業技術100選』を順次選定しています。
入館料は300円です。
千葉火力発電所3号タービン低圧ローターです。
ルビジウム原子時計です。
鉄道ジオラマです。
デジタル地球儀です。最新情報に基づいて、雲の動きがリアルタイムで表示されます。
T型フォードです。
鉄の歴史です。
石油の歴史です。
続いて、隣接するメディアパーク市川を訪れました。中央図書館・教育センター・中央こども館等が入る市立施設です
ここには市川市文学ミュージアムがあります。
市川市ゆかりの文学者・映像作家・写真家等の幅広いジャンルの作家の資料を展示、収集を目的として平成25(2016)年にオープンしました。
永井荷風(ナガイカフウ;1879〜1959)の生誕140年・没後60年を記念して、企画展「永井荷風と谷崎潤一郎展 あやしくって楽しい」が行われていました。
企画展入場料は500円です。
永井荷風は昭和21(1946)年以後、市川で晩年を過ごした人物です。
谷崎潤一郎(1886〜1965)は市川と直接の縁はありませんが、荷風の激賞により華々しい文壇デビューを飾った人物であり、二人は親しい交流を続け、昭和20(1945)年8月15日も荷風は岡山県にある潤一郎の疎開先で過ごしていました。この企画展では二人の交流が、書簡を始めとした多彩な資料で紹介されていて興味深かったです。
文学ミュージアムの外では橘擬(タチバナモドキ;Pyracantha angustifolia)がオレンジ色の実を付けていました。
《続く》
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