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2020年01月13日10:36

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ウィリアム・スタイグ文と絵・おがわえつこ訳「みにくいシュレック」を読んで



照る日曇る日 第1339回

超醜くて悪臭芬々のシュレックが行くところ、人々は辟易して遠く逃げ出し、ために主人公はいっそう得意になって「自分第一」を剥き出しにするので、人々は余計彼を嫌い、彼は余計己のありように自信を抱く。まるでどこかの国の指導者のようだ。

全世界を我が物顔で闊歩したシュレックは、そんな自分に超お似合いの醜い女性に出会って結婚する。までたし、めでたし。

これまたどこかの国の指導者の姿のようだが、見方によっては、シュレックとは我々自身の裸の姿なのかも知れない。まっこと怖い絵本です。

  「手をつけ」と待ったをかける行司あり待ったをかけない行司もあるでよ 蝶人

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