火曜日、木曜日と2日長野へ行ってきました。ただし、目的は全く別。
火曜日は災害支援に参加してきました。
場所は、テレビで何度も放送された千曲川の堤防決壊地点からほど近いリンゴ
園。泥水で覆われた土砂から可燃ごみを拾い出して集積所に運ぶことです。国道周辺は泥などの除去も終わっていましたが、少し脇道に入ると景色は一変。
幸い暖かい日でしたが、前日の雨でぬかるんでいたため作業は難航
。流れ着いてごみと化したものの中には、写真
、人形
、書籍
、文房具
のような小物から、テレビ
のような家電まで様々。写真などは笑顔で写っている方の思い出の品と思いますが、処分せざるを得ません。
泥の下からは疊が出てきたりして、水害の怖さを実感します。
午前、午後1度ずつ、集積所に運び込むと、そこはごみの山。一部は分別されていないものも混ざっているので、どうやってこれだけのものを処分するのかと思います。
横には、畳と家電の山もありましたが、集積所はここだけでないと聞きました。
1日作業しても、小さな家1軒分程度しか片付かず、しかも不燃ごみは残ったまま
。もう雪で閉ざされる時期が迫っているので、本格的な復興が始まるのは春以降になるでしょう。
そして木曜日は、普通に観光で訪れました。
駅前のラッシュの光景は、被災した場所がある街とは思えない、普通の朝模様です。
最初の目的は、「水野美術館」。「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」へ。
水木しげるの生涯を紹介した特別展で、子どものころから、戦地でのこと、終戦後は紙芝居作家、貸本屋などの貧乏生活、そして妖怪物がヒットしてから亡くなるまで、常設展を止めて全館をこの特別展に充てています。ゲゲゲの鬼太郎などはもちろん知っていますが、戦記物は、他の作家が反戦を前面に描いていた時代、水木は、自らの戦争体験を淡々と描いていたと解説されていました。確かに、この方の作品、戦争反対という内容は見たことがないです。それだけ、訴えるものがあるのでしょう
。
結局、2時間以上過ごしてしまいました。
しなの鉄道で戸倉駅から温泉街へ行く際、千曲川を渡りましたが、この広い川幅いっぱいの水量になった信じられない気分です。
長野駅に戻って、駅ビルで日本酒
の飲む比べを楽しみ、冬の日は短いので家飲み用に焼き鳥を買って帰りました。
1日置いて、支援と観光、全く違う訪問でした。
違う一例が朝食
です。被災地に行った日は、パーキングエリアのレストランで朝うどん定食をかきこむように食べて出発でした。
木曜日はデニーズで新聞を読みながらモーニングで、ドリンクバーのコーヒーを3杯いただき1時間ほど過ごしたのでした。
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