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2019年11月10日21:43

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女子スポーツの在り様について
これまでも言及してきたのであるが
最も歪で将来性が不透明だと感じたのが、この
女子プロ野球リーグである。
わかさ生活の角谷代表の熱い思いで
女子のみならずアマチュア野球全般の底上げが
各方面にあった事は事実であるが
年商150億余りのいち私企業がリーグ丸ごと抱え込む、
という無理目の構造で10年近く運営できていた事自体が驚きである

中身から言うと
仕事の関係で何試合か拝見したことがあるが
なかなか見ていて面白いのである。
しかし、男性のプロ野球を
「アスリートがみせる曲芸」と僕はしばしば揶揄することがあるが
そういう観点から言うと続けて楽しめるレベルのものでは
到底ないのである

言い換えれば
「女子なのにここまでやれるのか」
という些か色眼鏡に近い感覚でみて初めて楽しめるレベルなのである
僕が唯一、女子野球の中で認める存在が
吉田えりと片岡 安祐美であり
やはりレベルは違えども男性と同じフィールドで戦うという点が
大きなポイントである
それでイケるのかイケないのかは別にして
その上で通用しているのか、という点では
やはり女性としては限界も見せている

だからと言う訳ではないが
興行的に成功したからと言って
男性選手より高い年俸が支払われるケースがあるのだとしたら
それはそれで問題である
イロモノとして扱われるのをかなり嫌がっていた彼女たちだが
イロモノとしてのバイアスが無かったら
全く男女共通のフィールドでは敵わないのだから
そこは無理からぬことである

だが、「見るスポーツ」ではなく
「やるスポーツ」としての女子スポーツには
男子と同等かそれ以上の価値はあるだろう
興行的価値とは見る者がその価値を決めるからである
無名の男子高校生チームにも敵わないであろう
サッカーや野球の女子プロに
見る者が本当にイロモノではない価値を感じるだろうか

例外が無いわけではないが
試しにボディコンタクトの無いスポーツで
見比べて幾つ例外を見つけられるものだろうか
つまり
彼女たちプロのプレイヤーは
興行の「華」として観客を魅了することも
並行して義務付けられていたのではないかと思う
女子プロ野球で圧倒的に不足していたのはそこだと
僕は感じていたのだが

■選手の半分以上が退団、女子プロ野球リーグに一体何が?
(朝日新聞デジタル - 11月09日 15:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5858036
 女子プロ野球リーグで、所属選手の半分以上が退団するという異例の事態が起きた。8日、わかさスタジアム京都で退団する選手らを2チームに分けての「退団試合」が開催され、試合後、リーグ側が経緯を説明した。なぜ、このような事態になったのか。

 所属する71選手のうち、36人が退団することが、1日にリーグから発表された。理由について8日、日本女子プロ野球機構の彦惣高広代表理事が「リーグ発足10年を節目に、選手の雇用形態を変更することになった。次の10年を歩む上で、大きな改革をしなければいけない問題に直面している」と説明した。

 2010年に誕生したリーグは、京都に本社を置く健康食品会社「わかさ生活」がほぼ単独で運営。ここ数年は、選手をわかさの社員として雇用してきた。

 2チームで始まったリーグは、現在4チームに増え、国内の女子野球の競技人口が増える一方、リーグ運営は毎年のように億単位の赤字を出していた。打開策として、今夏、球団を経営する新規参入企業を募ったが、正式に話を進められる企業は見つからなかった。

 リーグ側は来季へ向け、正社員を続けるか、プロ契約かの選択肢を選手に提示。35人とは合意に至ったが、36人は引退を決意したり、自ら他の組織でのプレーを望んだりして退団することとなった。なかには、プロとして契約を希望しながらも、リーグの「構想外」として合意に至らなかった選手もいたという。

 来季は新規の入団予定選手は8人で、選手数は43人となる。球団数は決まっていない。リーグは存続するという。彦惣代表理事は「存続させるうえで、(わかさ生活)1社の負担、それに伴う時間と労力は想像を絶するものだと思う。少し形を変えてでも継続することに対して、本当に大きな判断、英断をいただいたことに、リーグを代表して感謝申し上げたい」と話した。

 退団する選手の中には、まだまだ現役を続けられるような力のある選手もいる。そのひとりで、プロ4年目の加藤優(埼玉アストライア)は「野球はアマチュアで続けたいと思っている」と話した。女子野球のワールドカップ(W杯)で、昨年3大会連続となるMVPに輝いた里綾実(愛知ディオーネ)は「来季も現役でやりたい。来年あるW杯も、選ばれて結果を出せるように動いていけたら」と話している。
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