mixiユーザー(id:7640532)

2019年10月21日23:01

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第4739話  炭化を詠う

どうも、ともんじょです。

この間見た「VICE」っていう2000年代のアメリカ副大統領だった人の映画、
強引にイラク戦争へ突き進んだ原因の人です。
当時のアメリカ国民はほぼ疑うことなく、イラク侵攻を支持しました。
しかし、そんなアメリカの中でもイラク侵攻を疑問に思う人たちがいました。
メジャー紙ではなく地方紙の記者たちは同時多発テロ発生当時から政府がイラクを狙っていることを嗅ぎつけていました。
その記者たちを取り上げた映画です。
その名もまんまに「記者たち」です。
上の通りの話です。
イラク侵攻にあたってのアメリカ政府の言い分にウソがあると疑うようになり。
政府職員へのしつこい取材や情報提供者のおかげで確証を得ますが、
それが受け入れられませんでした。
二人の記者と、編集長、そして伝説のジャーナリストが信念を曲げることなく取材を積み重ねていきます。
まあ風当たりは強いですよね、当時のアメリカの空気に逆らっているんだから。
大手の新聞社は政府の言い分を鵜呑みにして報道を続けます、結果、謝罪記事を掲載する羽目になりました。
アメリカ国民は政府によってミスリードされてしまいました。
この映画ではやりつくされた部分ではあるんです、国務長官や副大統領が強引に物をすすめたとか、結論ありきで戦争に突き進んだって。
でも、この映画のいいたいことはそこじゃないんです。
信念を曲げないってことなんです、圧倒的多数の人が信じ込まされた情報でも、それに疑問があるのであれば信念を曲げずに進むべきだっていうことです。
ただ疑うんじゃなくて、なぜ違和感を感じてその違和感の正体は何なのかをしらべて、確証を得る、それは憶測や感情論じゃなくて、事実を積み重ねて確信を得ることなんです。
この部分は記者とか学者じゃないと実現は難しいですよね。
だからいろんな情報を取捨選択する力を得ることです。
右向け右に従うけど、目線は少し外し気味でいることですね。
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