同じフジサンケイグループの産経新聞と夕刊フジで、安倍ちゃんに対する評価、韓国に対する態度がサカサマ、なんてことはあんまり起こらないが、
朝日新聞と週刊朝日は地球温暖化に対する主張がサカサマになっている。
猛暑、温暖化なければ起きなかった 世界の損失２５兆円
(朝日新聞デジタル - 09月15日 10:07)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5789338
上記のごとく、朝日新聞は、地球温暖化の（全部ではないにしても）大きな要因は、ＣＯ２排出であり、つまり石油石炭・化石燃料の大量使用である、と書いている。
まあ、リベラル派ならば、世界標準の主張である。
しかし、同じ朝日系の週刊朝日は、反原発運動家・広瀬隆を起用して、温暖化にサカサマの主張をする。
広瀬隆「二酸化炭素温暖化説の嘘が警告する地球の危機」
https://dot.asahi.com/wa/2019082100001.html
広瀬隆「なぜ人類は二酸化炭素を悪者扱いするようになったか？」
https://dot.asahi.com/wa/2019082700013.html
もちろん「温暖化懐疑論」は山のようにあるので、珍しくはないが。
温暖化の主張は原発マフィアのウソだ！ 化石燃料をバンバン燃やしても大丈夫！
反原発運動家・広瀬隆は、原発を憎むあまり、化石燃料を愛してしまった。
温暖化説の背後に、原発で儲けたいユダヤ系原発マフィアの陰謀がある！、と疑うのならば、
温暖化懐疑論の背後に、化石燃料で儲けたい中東、アメリカのシェールガス、その代理人たる共和党など石油マフィアの陰謀がある！、と疑うのが、バランスの取れた態度だが、こういう人は「石油資本の陰謀」は疑わない。
朝日新聞と対立する産経新聞なんかは、環境問題の高まりで、さすがに大っぴらには主張しなくなったが、基本は、化石燃料を燃やして日本経済成長！、かつ、原発も国益だ！という主張だ。
じゃあ、同じく石油を燃やしても大丈夫、と訴える広瀬隆は、右翼なのか？と言えば、全然サカサマの１２０％左翼である。
広瀬隆「南北朝鮮が平和になれば問題は解決する」
https://dot.asahi.com/wa/2019081000006.html
読んでいて、２０世紀中盤にタイムスリップした気分になる(笑)。
２１世紀も５分の１が過ぎようという令和元年の文章とは思えない、ズブズブの北朝鮮ヨイショ派だ。
人権や平和を訴える左翼のくせに、人民の肉体を寄生虫だらけにして餓死させる殺人国家を何とも思ってないのである。
アメリカを憎むあまり、北朝鮮を愛してしまい、反原発運動家のくせに、北朝鮮の核兵器の危険性も平気でスルーである。
右翼・左翼を超えて、倫理として、もはや弁護の余地はない。
もちろん、化石燃料バンザイ！なんていう、資本家みたいな左翼は非常に珍しい。
でも、人間は、あまりにも「１つのモノ」を憎み過ぎると、「敵の敵は味方」という単純な方程式に呑み込まれるのだ。
反原発運動家・広瀬隆は、原発を憎むあまり、化石燃料を愛してしまった。
同じく、アメリカ資本主義を憎むあまり、反原発運動家なのに、核兵器を作る北朝鮮を愛してしまった。
「化石燃料」ならぬ、「化石左翼」である。使えば、有毒ガスが発生する(笑)。
朝日新聞は、地球温暖化を訴える。つまり化石燃料懐疑派だ。でも、だからと言って、原発推進派ではぜんぜんない。化石燃料反対かつ原発反対だ。
じゃあ、エネルギーをどうするんだ？という批判はあるとしても、リベラル派としては普通である。
広瀬隆なんていう化石左翼を起用する週刊朝日は、原発反対はいいけれど、アマゾンを焼き払ってＣＯ２をバンバン出しても大丈夫！とホンキで思っているのだろうか？
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