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2019年05月04日11:03

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2014年ロシアのウクライナ侵攻体験者の貴重な提言

 まずは、下に掲載の公開憲法フォーラムでの提言ビデオを御覧ください。
 兵力を激減させたウクライナを、武力で易易と侵攻したロシア。その戦争実体験をもとに、机上の空論に過ぎぬ九条平和論の虚しさを徹底的に論破するスピーチ。
  >スピーチ全文の書き起こしも添えてあります。
   その中の次の一文、
     「安全な日本にいる時だけは戦争のことばかり話しているのに、
      どうして実際の戦地に一度も平和の精神を伝えに来たことないのですか?」
   に答えられる九条信者は、存在するのでしょうか?

□第21回公開憲法フォーラム。ナザレンコ・アンドリーのスピーチ(令和元年5月3日)
 全7分34秒
https://www.youtube.com/watch?v=zYB2y70o3lU




---全文文字起こし:

ご紹介に預かりました、ナザレンコ・アンドリーと申します。私は5年前、ウクライナから参りまして、おそらく憲法改正の議論が最も活発していた時期を日本で過ごしました。なので、「平和」と「戦争」という言葉を何度も耳にしました。数年前ロシアに侵略され、一部の領土を奪われ、今なお交戦が続いているせいで毎日毎日新しい犠牲者が出ているウクライナの出身者だからこそ、どうしてもその議論に関心が向きます。護憲の方々が軽々しく脅し文句として使っている「戦争」という言葉は、私の祖国の現状だからです。
そしてその改憲に反対している方々の主張は、ウクライナが犯した過ちと非常に似ているので、強い危機感を覚えました。簡単に言えば、自称平和主義者は何と言っていますかというと、軍隊を無くして隣国にとって脅威にならなければ攻められないと。どんな争いでも、平和を訴え話し合いすれば解決できると。集団自衛権を認めたら他国の争いに巻き込まれるから危険だと。

では、ウクライナは侵略される前までにずっと取ってきた政策と比較してみましょう。1991年、ソ連から独立した時に、ウクライナにはたくさんの核兵器と100万人の軍隊がありました。しかし維持費がかかるし、隣国に警戒されてしまうし、危険なので、ウクライナは全ての核兵器を譲りました。代わりにブダペスト協定書という国際条約を結び、自国の防衛を他国に委ねてしまいました。そして100万人の軍隊を20万人に、つまり5分の1に軍縮しました。しかも、大国の対立に巻き込まれないように、NATOのような軍事同盟にも一切加盟しませんでした。日本共産党の考える平和主義はまさにこれではないでしょうか。
こんな政策は素晴らしいと考えている方を是非ウクライナの前線に連れて行きたいです。戦火で燃え尽きた村の廃墟、ミサイルが落ちている中で学校の地下に隠れている子供、ハタチまでさえ生きられなかった戦没者のお墓を見せて聞きたいです。貴方が望んでいる日本の未来はこれなのか?戦争は言葉によって止められるものなら、その言葉を教えてくださいよ!安全な日本にいる時だけは戦争のことばかり話しているのに、どうして実際の戦地に一度も平和の精神を伝えに来たことないのですか?

抑止力を無くして平和を得た国はないでしょう。そして抑止力というのは物理的な物だけではありません。もし国民投票の際、何千万人もの日本人は投票所にきて、「改憲賛成」に票を入れたら、「我々は外国によって強制的に押し付けられた法律を認めない。自分の国を自分で治めるのだ。自衛隊はこの日本を守っているように我々も自衛隊に協力し自衛隊員の権利を守る」という意味になります。そういう強い意志を示すことこそは最大の抑止力になると思います。

一方では、憲法が改正されていない状況を隣国はどう受け止めるのでしょうか?日本人って、武力をもって攻撃したら、いつまでも押し付けられたルールに大人しく従うんだ。日本の領土を奪っても、国民を拉致しても、ミサイルを飛ばしても、国際条約を破っても、何度も領海侵犯しても全く動こうとしないんだ。日本の国会に決断力がなくて、どんな危機に直面しても行動を取らず、中身の薄い議論を続けるばかりなんだ。こういう風に思われてしまうことこそ、戦争を招かざるを得ない実態だと思います。
「そんなの被害妄想」だと考え、隣国に侵略されることは非現実的だと考えている方もいるでしょうが、ウクライナ人だって2014年までずっと同じ風に考えてきたわけです。しかし、今その平和ぼけしていた時期を振り返ってみると、戦争が一切起きないと考えさせることも敵の戦術の一つであったとわかりました。
ところで、日本国憲法の前文に「平和を愛する諸国民」という言葉が出てきますね。私も、どんな国でも一般市民の大半は平和を愛すると信じたいです。しかし、日本の隣国の中で、権力者が国民の願いを聞いてくれる国なんてあるのでしょうか?北朝鮮にしても中国にしてもロシアにしても、独裁国家ばかりではないですか。その国々の国民はいくら平和を愛したって、権力者が戦争しろと命令したらNOと言えないですよ。
で、日本の野党の方々は同じ日本語を喋って同じ日本人である有権者をさえ説得できないのに、どうして全く違う国民性を持った外国人を戦争しないよう説得できると思っているのか、全くわかりません。そして議論が必要と何度も言いながらも、議論から逃げる姿勢も不思議でなりません。
国際情勢が深刻化する中で、国家の生存に関わる憲法改正問題をこれ以上先送りしていられないと思います。日本には今、歴史的なチャンスがあります。そのチャンスを掴むか台無しにしてしまうかによって、子孫は良くも悪くもどのように今の日本人を評価するか決まります。

令和と名付けられた新しい時代に、日本はやっと大和精神に基づく法令によって統治されるようになると信じています。そして日本は自立し、国際社会の対等な一員になることは、日本のためにも世界のためにもなるはずです。
ご清聴ありがとうございました。
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参考:ロシアのクリミア侵攻 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E4%BE%B5%E6%94%BB


□第20回公開憲法フォーラム(5/3・ノーカット版)
https://www.youtube.com/watch?v=Qqs0G2dqzLU






---リンク元記事:(時事通信社 - 05月03日 18:31)
■護憲派「変えるべきは政権」=改憲派は機運高揚期待−令和初の憲法記念日
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5605909

 元号が令和に変わって最初の憲法記念日となった3日、東京都内で護憲、改憲それぞれの立場の団体が集会を開いた。安倍晋三首相が目指す2020年の改正憲法施行に護憲派が危機感を強める一方、改憲派からは改元とともに憲法改正の機運が高まることを期待する声が上がった。

 江東区の東京臨海広域防災公園では、護憲派の「5.3憲法集会」が開かれ、主催者発表で約6万5000人が参加。野党党首や学者らが登壇し、「安倍政治による改憲は許さない」と訴えた。高山佳奈子京都大教授は、夏の参院選を念頭に「投票に行かないことは独裁政治を支持することになる。今変えるべきは憲法ではなく政権だ」と声を上げた。

 集会の後、参加者はチラシやのぼりを手に周辺を行進。2015年の安全保障関連法成立で問題意識を持ったという横浜市の無職作本典子さん(74)は「終戦の年に生まれ、戦争なく過ごせた。4人いる孫の時代に平和憲法は残さないといけない」と話した。

 一方、改憲派は千代田区の砂防会館別館で「第21回公開憲法フォーラム」を開催。主催者発表で1100人が参加した。

 安倍首相は3年連続で改憲に向けたビデオメッセージを寄せた。ジャーナリストの櫻井よしこさんは「先人たちがどんな悔しい思いで今の憲法を受け入れたかを忘れてはならない」と呼び掛け、「憲法改正なくしてわが国の再生はない。憲法審査会を一日も早く動かして、素晴らしい令和の時代を一緒に切り開いていきたい」と訴えた。

 参加した都内の大学2年桜井史朗さん(19)は「昭和の時代にできて70年以上たつ。令和に入り、憲法改正も加速していかなければ」と話した。 


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