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2019年01月12日12:12

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徴用工訴訟の意味に気づかない韓国。

様々な外交問題が勃発している日韓だが、一般人に対する影響力が最も大きかったのは徴用工判決問題だ。日韓基本条約で解決しているかどうかや、人道的見地がどうこうといった部分を論じる気は無いが、それでも韓国には不利な道だろう。


これまでの日韓は、韓国側から言われるまでもなく「政経分離」でやってきた。政治的に仲が悪くても、ビジネスは別ですよねという趣旨だ。韓国と中国は日本から見た場合のビジネスリスクがよく似ていたし、取引量で見ると他のアジア諸国は話にならなかったから、政治的背景を持つリスクもアジアの地域性だと誤認されていたように思う。日本側が大人の立場をとることで、これまでの特亜との経済関係は成立していた。こう書くと偉そうだが、概ね80年代以前の日本は逆に米欧に大人の対応を取ってもらっていたことは特筆しておきたい。

こうした、政治と経済は切り離して考えましょうという暗黙の取り決め、しかもこの取り決めは日本側の自制であって、中韓は「当然のもの」として意識しないのだが、崩壊し始めたのはここ10年であろう。中国での日本店舗襲撃などを含め、大手企業ですら無視できないレベルの政治リスクが顕在化してきたのだ。それを受けて生まれたのが政経分離という正義の題目だと思う。

特に今回の徴用工判決は、明白に政治と経済の垣根を取り払ってしまった。国際条約さえも後から一方的に反故できるという意味を日本側は重く受け止めていて、到底新規の契約などできないというのは道理だ。

一方で韓国はまだそれに気づいていない。なぜ、過去にしたことの補償を渋るのか理解できず、様々な理屈をつけて日本をバッシングしている。日本の経営者が見ているのが過去ではなく未来であることに、彼らはまだ気づいていないように見える。

レーダー問題はこの価値観の違いを露呈したと思う。中国も韓国も「面子」を重んじると言われるが、その面子は日本人が考えるものとは違う。批判されないために自制することを「面子を保つ」という日本人に対し、自由奔放に振舞っておきながら批判されると怒り出すのが彼らの「面子」だ。潔癖な日本人は、韓国の「面子」を許容できない。理屈や合理性ではなく、その精神性を受け入れられないだろう。

韓国にとって苦しいのは、日本がGDPで3倍に及ぶ経済大国であり、またトップダウンで制裁を課すのではなく、国民一人一人が潔癖だという怖さを持っていることだ。韓国が今勝利で沸いていたとして、近い将来日本が妥協しこの問題が解決することがもしあったとしてもなお、その先に続く日韓関係の道は暗い。


■元徴用工訴訟、日立造船にも賠償命じる ソウル高裁
(朝日新聞デジタル - 01月11日 14:29)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5452849
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