mixiユーザー(id:1940449)

2018年12月14日18:46

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暴力について

おそらくこの犯人は 過去数十回以上 同様の行為を繰り返している
誰からも反撃を受けることもなく
一方的に脅してみたり 豪力を加えたりしてきたわけだ
まー 本人の知能程度がほとんど境界線上にあるだろうことは予想できるが
彼がそこまで確信的に威嚇し暴力をふるって生きてこられたのも
あながち彼のせいばかりではない
社会が小さな暴力までこまめに抜いて押さえ込んだ結果でもある

通常 人間が他者に暴力を振るってまで意を通すことをしないのは
よほどの正当性がない限り 社会的な反発を食うことが予測できるからだ
これは 人間が生来的に持つ能力である「心の理論」があるからで
「心の理論」とは他者の心理を読み
大まかにではあるが その心理に対して自己の行動を抑制する心の機能で
それを無視し続ければ 共同体からの反発があることを予測する心の動きだ
人は野生の時代から 一人きりでは絶対に生きられない動物なので
共同体からの反発は 先史時代であればそのまま死を意味する

この「心の理論」が有効なのは
日常的に顔をあわせることの多い せいぜいが百人二百人の範囲だが
実際にはそれを延長して考えることで
文明社会の多くは成り立っている
まー 言ってみれば法以前の掟だ
この 掟は当然ながら法とは無関係なので
往々にして相手からの反発による暴力を伴うものだ

しかし 国家の法治主義が徹底してしまうと
そういった正当性が強いと思われるような防衛的な暴力も
やはり暴力の一環として処罰される場合が多い
よって 国家の法に触れるくらいなら 止むを得ず相手のいいなりになってしまうことも多いだろう
そう考えるのは 文明社会の社会人としてはあまりに当然であるし
多少腕に覚えがあっても手は出さないという人間も多かろう
普通に企業に勤めている人間にとって
暴行の容疑で裁判所に行くわけにはいかない

そういった流れが 彼の周辺環境であれば
彼は少し足りない知能によって
「自分は何をしても相手からの反撃は受けない」
と学習するに至ったとしても不思議はない
実際 数十人の車を煽り 相手を停車させ言葉で威嚇し続けても
彼は反撃らしい反撃を受けなかったわけで
二十歳そこそこの体も出来上がってない頃から
誰も彼に肉体的な暴力が存在することを示してこなかったわけだ

暴力による反撃を勧めているわけではないし
それを容認するわけでもないが
暴力の独占は国家の本能的な特質の一つでもあることは考える必要がある
あまりに暴力の国家による寡占が進めば
彼のような人間はいくらでも湧いて出てくるだろう
アメリカの銃社会を支持するアメリカ市民の根拠は
表向きは憲法上の権利の擁護であるが
心情としては そういった暴力に対する自衛手段を要求している部分もある

今後 こういった事例は増えていくだろう
ただ厳罰に処するだけでは 掟を実感できないバカには効果はないからだ
どうなっていくんだろうねw



東名あおり、被告に懲役18年
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5418501
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