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2018年11月24日22:56

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ドゥーチュィムニー「沖縄の若者の基地への思いは? 率直な声伝えたい 岩手の映画監督が撮影」

 沖縄の若者は基地に対してどんな思いを抱いているのだろう―。岩手県在住で映画を制作している双子の兄弟が、沖縄を題材とした2作目の映画「私たちが生まれた島〜OKINAWA2018〜」を撮影している。世代間のギャップを感じ、若者の率直な声を伝えたいという。(社会部・岡田将平)


 15日、米軍普天間飛行場を望む宜野湾市の嘉数高台公園で、都鳥(とどり)伸也さん(35)、拓也さん(35)らが、同市出身で「『辺野古』県民投票の会」の代表を務める元山仁士郎さん(26)の撮影をしていた。

 拓也さんがカメラを回し、監督の伸也さんが元山さんに問う。「元山さんの家はここから見えますか」「ここと反対側ですね」。元山さんは、小学校低学年の頃は、米軍機の騒音に「うるさーい」と叫んでいたが、高学年になる頃には慣れていた、と語る。「それはあきらめ?」と伸也さんが問うと、「無力感みたいな感じ」と元山さん。基地への反対運動も冷めた目で見ていたというが、2011年の東京電力福島第一原発事故後の脱原発運動を通し、「何かを変えられるのかもしれない」と実感した、とも話した。

 幼い頃から好きだったウルトラマンの脚本家が沖縄出身だったことが、沖縄に関心を持つ原点の兄弟。昨年、復帰前の沖縄を題材にした「OKINAWA1965」を製作した。東京で沖縄の話をすると、基地問題について「若者はどう思っているの?」「若者はどっちでもいいと思ってるんでしょ」という言葉を聞く。伸也さん自身も、基地反対運動は60代以上の人が中心というイメージを持つ。「若者の思いは本当はどうなんだ」と気になり、今年1月から10〜40代の声を記録する新作を撮り始めた。

 元山さんのほか、高校生らの話を盛り込む予定で、今月11〜17日にも県内で撮影した。嘉手納町で出会った若者は、もともと基地が近くにある環境で育ち、「ほとんど意識したことがない」と言った。「身近な所で事件が起きたら変わるかもしれない」とも語った。

 何かのきっかけで基地問題について考えるようになる人はいるが、基地があることを「当たり前」と感じる人も多いと感じる伸也さん。若い世代と上の世代との間にはずれがあるように映る。「そういうのが見えることで、どういう風に未来を見つめていけばよいか、考えていけると思う」と映画の狙いを語る。

 来年1月に撮影を終え、来年中には公開される予定という。
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