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2018年09月08日07:54

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わが師、故佐藤六龍は…名づけについて。

六龍師は、いわゆる占いの大家でした。
中國書を解釈し、明代の漢文の秘伝書を読み解き、多くの専門書を書きました。

私も、本間凡鯉名で共著した専門書があります。

十年弱の間、定期的にお邪魔しました。どこかの旧帝大の教授でも絶対に読めないような漢籍を読んで訳しました。
その一つの成果が、『洩天機』です。

この年月は、私にとってもう一つの大学院でした。
中國隠避思想(佛教も含めて)と、漢文についてあれほど勉強になったことはありません。

その六龍師が名付けについておっしゃっていたことがあります。

1 吉田茂は、東京都の電話帳だけで八十軒以上ある。大久保清や小平義男(二人とも往年の強姦殺人鬼)もありふれている。

2 色摩助平や阿部マリアという人が実在する。

3 田中恵という類の人は、性を間違えられて、長い年月の間には大層損をしている。

4 角谷佑という人は、「カクタニ」ですか、「スミヤ」ですか? と聞かれ、名前の漢字も説明しなければならないし、紙に書く場合は、「タスク」ではなく「ユウ」ですと説明が必要になるから、大変だ。

ちなみに、「角谷」は十通り以上の読みがあると、国語学の教科書に書いてある有名な例です。

第一、佐藤六龍という師の号も、私が自分で付けて、師の了承をいただいた本間凡鯉という号も画数が悪いです。

「占いよりも常識の方がはるかに重い」
これが六龍師の教えです。
全くその通りです。

だから、たとえば子平(いわゆる四柱推命)でみると金運が悪い、宋子文が、大富豪の家に生まれたので、一生裕福に暮らす(ただし彼は宋家の財産を食いつぶすだけ。稼いでいない)などという現象が起きます。

…そういうことを考慮して、私は、自分の娘の名前を、読み間違いがない平易なものにしました。
「恵梨香」などという名前と比べ、テストの時、名前を早く書けて有利だからです。

師の決定版の名づけの本

『字形字星による名前の付け方』
https://www.amazon.co.jp/%E5%AD%97%E5%BD%A2%E3%83%BB%E5%AD%97%E6%98%9F%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%90%8D%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%91%E6%96%B9-%E6%96%87%E7%A0%94%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%85%AD%E9%BE%8D/dp/4580901304

は、絶版のようです。
中古で出回っていますが、そういうことを説いた非常に妥当な書物です。

名づけで「姓名判断」は気にするべき?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=5279302
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