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2018年07月20日09:59

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ヒホンの恥

日本−ポーランド戦は欧州のサッカーメディアからも批判を浴びた。その際に引き合いに
出されたのが「ヒホンの恥」である。ヒホンの恥とは何か?1982年W杯スペイン大会
で、ヒホンという都市で行われた西ドイツ−オーストリア戦のこと。あまりにも酷い試合
内容により、現在でもなおW杯史上最低の試合とされているものだ

グループリーグ最終戦が2試合同時に行われるようになった直接の原因となった試合でも
ある。背景はこうだ。この大会1次リーググループBは西ドイツ/オーストリア/チリ/
アルジェリアという組み合わせだった。西ドイツはブラジルと並ぶ優勝候補だった

しかしアルジェリアが大仕事をやってのける。初戦2−1で西ドイツを破る。これでこの
グループは俄かに混戦となる。オーストリア1−0チリ、西ドイツ4−1チリ、オースト
リア2−0アルジェリアとなる。オーストリア2勝、西ドイツとアルジェリアが1勝1敗
だ。最終戦はアルジェリア3−2チリとなる。この試合は西ドイツ−オーストリア戦の前
日に行われたのだ。アルジェリアは2勝1敗、得点5失点5でリーグを終えた

そしてヒホンで行われた西ドイツ−オーストリア戦、試合開始早々10分西ドイツ先制。
しかしその後の80分間は両国とも、点を取る意志を無くしたようなプレーに終始した。
西ドイツは勝ちさえすれば突破だし、オーストリアも負けても1点差なら突破だからだ。
観客はもちろん大ブーイング、会場は「アルジェリア!」というコールに満ちた

気の毒なのはこれで敗退となったアルジェリアで当然抗議する。しかし西ドイツの監督は
「ガタガタ騒ぐな大人しく砂漠に帰れ」と平然と言ってのけた。世界中のサッカーファン
が猛烈に批判、最も怒ったのは他ならぬドイツ人のファンだった。FIFAもこいつはさ
すがにマズイと言うことで、次大会から最終戦は2試合同時進行になったのだ

いくらなんでもこんなものとは一緒にしないでもらいたいのである

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