よし、復習は済みましたよ。
明日いよいよ公開の「スターウォーズ 最後のジェダイ」に備えて前作の「フォースの覚醒」を見ておきました。
やっぱり面白かった、明日が楽しみですよ。
きっと気の早い人はもう映画館の前でライトセーバーのレプリカ振り回して待っているのでしょうね。
あるいはストームトルーパーのコスプレして息苦しくなっているか。
早いところなら１２時きっかりに上演するんじゃないですか。
でもね、夜中に見るとなるとかなりな夜更かしになりますよね。
下手すれば上演中に眠くなる危険性もある。
ならば、しっかりと眠ってしゃっきりとした頭でスターウォーズに臨むのが理想的ですね。
問題はEP７の時みたいに突然襲い掛かってきた尿意ですよ。
水分補給の管理をしっかりせねば。
めちゃ楽しみです。
どうも、ともんじょです。
好きな作家が好きな作家の本を読む。
意外な発見があるんですね。
おなじみ森見登美彦さんのエッセー集で好きな作家の話をしていたので、それを参考に一冊買って読んでみました。
「内田百�痢廚痢屮汽薀機璽討糧廖廚任后�
さて問題、著者の名前はなんと読むでしょうか？
「うちだ」は問題ないですね、しかし名前の方が難しい、門がまえに月？
絶対に常用漢字ではないですね、「ひゃっけん」って読みます。
昭和の初期に活躍した作家さんで「夏目漱石」の愛弟子なんだそうです。
小説から鉄道に関する紀行文まで幅広く活躍されていました。
今回買ったのはちくま文庫から出ていた全集の４巻目、森見さんのエッセーで紹介していた話の載っている本を買いました。
それが表題になっている「サラサーテの盤」です。
この話を紹介する前に紹介しておくとこの本は短編の連作集です。
そしてその多くが「不条理」なお話が多くなっています。
恐い話とか怪談とかとは違う、気味の悪くてヘンテコなモノが多かった。
最初の「東京日記」がぶっ飛び過ぎていて世界がウンニョリしてくる強烈なものです。
電車を待っていると掘りから牛の胴みたいな太さの巨大なウナギが這い出てきてうねってどこかへ行ったとか、
とんかつ屋さんの客が自分以外服を着ているけど顔は犬のようになっているとか、
超高速で走り抜ける（光の筋が見えるだけ）神輿にあったとか、
若干異次元の話です。これがトップバッターだったもんだからインパクトがすごかった。
そして表題のサラサーテの盤ですが、死んだ友達の奥さんが旦那が昔貸したものを返して欲しいと夜な夜な家にやってくる、ある日レコードを返して欲しいとくるんだけどそれが見当たらないって話。
結末がさウニョ〜ンってなります。まあ一冊通して会話の通じない気持ち悪さが際立つ短編ばかり。
なんと不条理なって思いながらも楽しみながら読んでしまた。
あ、これは森見さんの小説にも似たものがあったなって発見もありますし、この作風はけっこう影響を受けているのだなって思いました。
でも、これはなれていないと寝込んでしまう危険性があるんで、森見さんの「きつねの話」「宵山万華鏡」と京極夏彦さんの「○談シリーズ」をあらかじめ読んでおくことをお勧めしておきます。
体を慣らす必要があります。
けど、おもしろかったからもう一冊くらい読んでみるかな。
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