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2017年06月26日15:30

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世界を変えたレコード展@グランフロント北館 イベントラボ

“面出し”してあるレコード・ジャケットだけで約5000枚。これだけの枚数に囲まれた空間にたたずんでいると、だんだんと幸せな気分になってくる。ヘンなたとえだけど、お魚好きのひとが水族館をめぐっているときの気持ちってこんな感じだろうか。ひとつひとつのジャケットにうんちくをつぶやきながら、丁寧に見ていったら何日あっても足りないなと思う。

サブタイトルが「レコードコレクションからたどるポピュラーミュージックの歴史」。金沢工業大学が所蔵する文化的遺産、24万枚を超えるレコードからセレクト。ながめているだけでクラクラしてくるレコードジャケット群と並行して、ポピュラー音楽の歴史をたどる50m長もの巨大年表があり、これまた真剣に見ると夜が更けてしまうのである。

展示が終盤に近づいたあたりで入口付近をふりかえるとひとだかり。いったい何かとわざわざ順路を逆行、するとそこには展示を説明する初老の男性とそれに聞き入るひとびと。あの男性は誰かと係員に訊いたらなんとこの展示会のプロデューサー・立川直樹氏。以前「鋤田正義展」で鋤田氏直接の説明を拝聴しながら観覧したことを思いだした。

その鋤田氏撮影による名盤もふくめ、アート作品として優れたジャケット150点がならぶ「ジャケットアートギャラリー」、ヒプノシス、ミック・ロック、ロジャー・ディーン…クリエイター名を各点にしっかり明記したこのパートが一番興味深かったかな。とにかくこんなに充実した“入場無料”もめったにないはず、音楽好きのかたはぜひ訪れて幸せなひとときをお過ごしください。
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