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2017年06月12日05:54

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検察の侠気に期待します。

戦前の話ですが、
井伏鱒二『二つの話』に、飛行機のプロペラについて質問する疎開児童に、挺身隊員が「唯物論的な話を、神聖な勤労奉仕の時間にして…」とクレームをつける話があります。
もちろん、この挺身隊員はアフォです。
唯物論の何たるかを全くわかっていないです。
プロペラについて興味を持つ児童は、新しい戦闘機を開発するかもしれません。勤労奉仕より重大なことです。
バカが利口の足を引っ張るという現象ですが、
ある社会の暮らしやすさというものは、政治家や学者のようなリーダーだけではなく、一般庶民に至るまでの一人一人が作るものだと改めて思いました。

検察が内閣がらみの事件に腰が引けたら、日本も終わりです。
検察官は最高検察庁などと協議したり監督を受けたりしますが、独立して仕事ができる立場にあるはずですから、籠池を立件し、背景の構図を解明することは、検察官の良心に掛かっています。
画期的な判決を出して干される裁判官も同じです。
袴田事件の一審判決で、捜査の杜撰さを指摘し、無罪を主張した
熊本典道裁判官は
将来の最高裁判事と言われた人ですが、
退官し弁護士になりました。
合議の秘密を破り、一審判決の経過をマスコミに、バラしました。
現在はともかく、弁護士時代は盛業であり収入も多かったそうです。

何も、正義を貫いたからといって、
死ぬわけでもなければ食えなくなるわけでもありません。

検察に大いに期待したいと思います。


籠池前理事長立件へ 大阪地検
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4615085
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