AFP通信の記事によると、一世を風靡した美男人気俳優アラン・ドロン氏(81)が、
間もなく俳優業から引退すると宣言したそうです。
最後に映画と舞台作品にそれぞれ1本ずつ出演してから引退する意向を表明。
「この歳だし、ここまで俳優としてやってこれたし、もう終わりにする。
(中略)人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と述べたそうです。
ドロンは1960年代初め、『太陽がいっぱい』や『山猫』といった名作で
美しく若き殺人犯や策略家を演じました。
ハリウッドの映画監督たちからは、1969年の『サムライ』で
知的な殺し屋というキャラクターの原点と評価しています。
アラン・ドロン氏は2000年にも一度、引退しましたが、
8年後に『Asterix at the Olympic Games』のユリウス・カエサル役で復帰。
「考えを変えないのは愚か者だけだ」と語っていました。
しかし、今回の引退は本物だと述べている。
パトリス・ルコント監督がメガホンを取る最終作では、
自身と重なるキャラクターを演じるのだそうです。
「脚本はほぼ仕上がっている。素晴らしいラブ・ストーリーだ。
題名はまだついていないが、役は私自身にかなり近い」と言ったそうです。
「私くらいの歳の、少し気分屋で、気難しく、怒りっぽい男が、人生の最後に愛を見つける物語」
なのだそうです。相手役はジュリエット・ビノシュ、
アラン・ドロン氏は「素晴らしい女優」と評している様です。
男前代表で、日本では特徴的な名前から相当引用されていました。
意外に地味な映画で才能を発揮した人だと思います。フランス映画自体が渋いのが多いですが。
「パリは燃えているか?」のレジスタンス、ジャック・シャバン・デルマス役が好きでした。
「ル・ジタン」でkawasaki マッハ3でのウィリーも印象的です。
新作は見られないかもしれませんが、まだ見ていない作品も多いので、
今月辺りは、アラン・ドロン特集でもしようかと思っています。
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