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2016年11月05日09:43

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「ナムジュン・パイク展 2020年笑っているのは誰 ?+?=??」

没後10年の「ナムジュン・パイク展」も、10月15日より後半戦。前半戦を観ての感想には、ハッキリ、そうとは書かなかった(ハズ???)が、前半戦の展示が、1956〜1988年の作品だったこともあって、正直、いかにも古くさい作品(失礼ッ)だなぁ・・と感じたことも、また事実。後半戦は、1990年代から2006年の作品が主で、だんだん、現代アート・・という感じに、なってきた。
「ビデオ・アートの父」と呼ばれたナムジュン・パイクだが、よい作品は決して劣化しない・・ということはなく、するのである。それは最先端を行く作品であればあるほど、そう。
後半戦の展示では、まず、2階は1993年のワタリウム美術館での「パイク地球論」の再現で、これは圧巻。続いて、3階は、大型ビデオインスタレーションの「ユーラシアのみち」と、彼が永平寺で撮ったビデオの上映、4階は1961年以降の、ヨーゼフ・ボイスとの共作の紹介・・と続き、最後に地下1階の、「笑っているのは誰 ?+??=?」が締め。でも、笑っているのは、「カール・マルクス君」とは、何と、古典的な(笑)。
トータルで観れば、面白くないわけでもなかった「ナムジュン・パイク展」だが、くり返しになるが、最先端のアートは、意外に早く、劣化するとも感じた同展でもあった。
しっかし、現代アートの主流は、絵画や彫刻ではなくて、ビデオ・アートやインスタレーション。ビデオ作品は、いくらでも複製可能だし、インスタレーションは、いわばゲージュツ的な粗大ゴミ。しかも、最先端であるが故に、劣化するのも早く、こうした作品を売って生活しなければならないアーティストは、つくづく、大変だなぁ・・と思う。かくいう私も、インスタレーションを製作中。まぁ、私の場合、それは単なる粗大ゴミそのものかも???ですが・・。
その後、近くの「モルゲンロート」にも寄って、牛尾卓巳さんの羊毛のオブジェを買って、さらに、とある訴訟の事務局会議にも、出席。疲れたぁ〜。

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