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2016年10月17日09:38

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東京へ行った(3) ダリ展・・・国立新美術館

上野から六本木へは 日比谷線で行った。30分くらいかかって着いたのは 12時半くらいだった。

昼食を食べないで、そのまま「ダリ展」へ。

その時間は すぐに入場できた。(ダリ展を見終わって 外に出たら、入場するための列が 大行列になっていて驚いた。 お昼頃に 行って良かった。と、思った。)

ダリの初期の作品は、ピカソの影響を受けたキュビスムの絵など 他の画家の技法を真似た絵が多かった。

それからいよいよダリらしいシュルレアリスムの絵になると、人々は じっくり鑑賞していて、なかなか人が進んでいかなかった。

私は 途中までは じっくり観ていた。

しかし、映像作品「アンダルシアの犬」や「黄金時代」などを見てしまったら、いろんな作品を見るのに疲れて、途中から さっと見て済ませてしまった。

何度も 「一部 刺激の強い作品が含まれています。・・・」などという注意書きのようなアナウンスもあり、これは子供を連れて観るものではない。と、思った。

かえって 映画のように「R指定」しても良いのではないか。と、思った。

映像作品の中に、男性が 女性の乳房を揉む場面があったので、そういう言い方をしたのかもしれないが、「言う」よりも 「入場させない」方が 賢明ではないだろうか。

「ダリ展」は、それなりの覚悟を持って 観に行かなければならないと私は 思っていた。

ダリの作品は、スペインの バロセロナでも観たが、それは ドローイングの展覧会だった。

エロテッィクというよりもグロテスクな絵ばかりで、刺激が強かったのを今でも思い出す。

「刺激が強い」というよりも、「観ていられない」というのか「直視できない」絵ばかりだった。

それで、「クラーナハ展」の後、こちらに流れてきて、自分でも この展覧会を観るにあたって相当な覚悟を持って 観に行った。

それでも、絵の方は 思ったよりもグロテスクな絵は 少なかった。

バロセロナでは、言葉では表現できないが、随分 グロテスクな絵ばかりで、さすがにそれを 日本に持ってきていなかったのには 安堵した。

相当凄い絵も ダリにはあるんだよね。

そんな中、今回の展覧会で一番観たかった「ポルト・リガトの聖母」の絵は、ガラが 本当に美しく描かれていて、感動した!

こんなに大きなサイズの絵だったんだなあ!

今回 意外に思ったのは、 ラファエロに触発されて描いた絵があったことで、ダリがまさかラファエロの影響を受けていたとは 知らなかった。

ダリの絵の中にミレーの「晩鐘」の絵が 小さく描かれているものもあった。

ダリ展で こういう新たな発見があるとは思いも寄らなかった。

ダリにとってガラは 芸術を生み出す女神だったんだと 改めて感じた。

結局、ダリ展には 3時間半くらいいた。

映像をつい見てしまうと、時間がかかった。

「黄金時代」を観た後は、さっと絵を観たくらいだった。

















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