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2015年12月22日22:24

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清野とおる〜東京23区で2番目に馴染みのない区〜〜山科 けいすけ

〜赤羽は人情もあるが、ボッタくりもある〜

今回のテーマは「地域研究」。

今年、知った漫画家で注目しているのは
「週刊SPA!」に「ゴハンスキー」を連載している清野とおる。
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この作品のテーマは、「B級の食堂・料理」だが、作者本人とされる
キャラクターに好感を持てる。
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余話だが、同誌にもうひとつ連載されている市橋俊介の
「ぼっち村」はキャラクターが気持ち悪いので読んでいない。
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で、この清野とおるは、数年前から
携帯サイト『ケータイまんが王国』で『東京都北区赤羽』を
連載して各種メディアで注目を集めていたらしい。
出版物ならともかく、携帯サイトの漫画は読めない。
テレビでドラマ化もされていたんだな。
以前に聞いた気もするが、いささか出遅れていた。

北区、、私にとって馴染みがないし、
他の区と比べても、地味で特色のない区である。
北区出身の有名人はそこそこいるが、足立区の
北野武のように良くも悪くもネタにする人も見当たらない。

だいたい区名からして「北」という方角のみを表わし、
なんか寒いイメージがある。

位置関係は↓の図の⇓のマークの区
○で囲んだところ生活区域は
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出身有名人を検索したら、政治家では小渕 優子。
この人も東京北区と言うよリ群馬県だな。
名前は小倉優子と紛らわしいしあせあせ
■小倉優子さん宅に侵入容疑=59歳女を逮捕―警視庁
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3772187
あと芥川 也寸志、比呂志の兄弟(父親の龍之介が同区田端に住んでいた)
やなせ たかし、永島 慎二(漫画家)、倍賞 千恵子、古舘伊知郎、深田恭子等。

賠償さん「下町の太陽」を歌っていたが、いわゆる下町でもないんだな。
「下町5区」と認定されているのは荒川、足立、台東、墨田、葛飾。
でも足立区も違うような気がする。
(だから葛飾と並んで新・下町とか称されることもある)

私自身、赤羽を初め、北区に足を運んだことはほとんどない。
特に名所もないし。飛鳥山公園(中央画像)が有名らしいが
(それで戦後23区編成時に飛鳥区にしようという案もあったとか)、
わざわざ行こうとも思わん。

逆に暴力団が発砲したとか、女子高生がコンクリーツ詰めされたとか
一家惨殺事件が起きたという物騒な区でもない。

北区と言うより王子、十条という町名に印象に残っていた。王子製紙とか。

同区で一番大きな駅は赤羽だが、新入社員の時、
新潟県の山奥で3か月合宿研修をした。
その間、5月の連休を含め、毎週とは言わないが、
月に1〜2度週末には東京の実家に帰っていて、
日曜日の夕方戻るのだが、家からは上野よりも
赤羽から電車に乗るほうが近かった。
駅のホームから見た赤羽は淋しげな街に思えた。

赤羽の赤は派手で明るい赤ではなく、
「人魚と赤いロウソクの赤」という気がした。
その時は、また合宿研修に戻る、
という暗い気持ちで見ていたせいもあるが。
いや、やはり楽しそうな町なら、駅から降りたはず。

高校、大学、会社の同僚で、北区出身の人が数名いたが、
みんな善良な人だったが強烈な印象を残した人はいない。
練馬のツッパリとか、港区のキザな奴とか、浅草の気風の良い奴とか、
個性が強い奴はいなかった。
北区の奴は北区に帰宅(きたく)するとか言われていた(^^:。

私が東京23区で在住した、よく行った、縁がある区は
世田谷区、目黒区、渋谷、品川(昔の勤務地)新宿の5区であるが、その他でも
○繁華街として訪れた区
・豊島区(池袋)・港区(六本木、新橋)・台東区(上野、浅草)・中央区(銀座)

○プロレスを見に行った区(訪れた理由はプロレスだけではないけれど)
・文京区(後楽園ホール、東京ドーム)・大田区(大田区体育館)
・墨田区(両国国技館)・千代田区(日本武道館)
・江東区(有明コロシアム、デファ有明)

○その他、
・足立区=学生時代、東武伊勢崎線の埼玉草加市に下宿したが、
そこから3駅上ると、もう足立区。北千住は最も近い東京の繁華街でよく行った。
北千住〜竹ノ塚は各駅訪れた。まぁこの下宿生活がなければ足立区には
縁がなかったかも知れない。

・葛飾(友人がいてよく訪問した。小岩にちょっと縁があり、柴又の帝釈天にも行った)

・練馬(友人がいた。石神井公園、としまえんに行った。小竹向山まで
 わざわざ映画を見に行った。練馬区役所にある証明書を貰った)
・板橋(20数年前だが、凄いプロレスファンが大山に住んでいたので、
 2,3回訪問して交流を持った。大山のプロレスショップ「アメリカン」の店長ではない)

・杉並(友人がいた。荻窪には数回行って、ラーメンを食った)

・中野(何を隠そう、私が産まれて3歳まで住んでいた区、中野ブロードウエイには行った)

・荒川区(西日暮里には行ったことがある。足立区や台東区をウロウロしていると、
  いつのまにか足を踏み入れてしまう区)=まぁ3番目に馴染みのない区だな。

こう考えると、北区が23区で2番目に馴染みがない区なのだ。
1番はここに出てこない区。
マイミクさんにも北区出身者はいなかったと思う。
また北区のことを日記に書いた人は、せいぜい赤羽の飲み屋のことがあったかな?
と言う程度。

追い打ちを掛ければ、本屋でこんな新書本を見つけ、ちょっと立ち読みした。
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失礼なキャッチコピーだよな。足立区民に謝れ!
で、中に23区の実力ランキングがあり、一位新宿、2位渋谷、3位品川、、で
最下位は北区だった。

それがこの清野とおるの「北区(赤羽)」でイメージがひっくり帰った。
「『東京都北区赤羽』の単行本を某国立図書館で読んだら、物凄く面白い。
元々、清野は板橋区出身だが、大学卒業後、漫画家として独立するため
(というか実家に居づらくなって)北区赤羽のアパートに住み始めたのだが、
その界隈に出没する怪しい人々を描いている。
例えば駅前に出没する女性ホームレス、ペイティさん。
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昔の横浜でいえばメリーさんかな?
それよりアクティブな感じがする。

この人、非常に好奇心が旺盛で飲み屋とかで遭遇する怪しい人、
謎の人にも積極的に話かけるんだよな。腹抱えて笑ったが、
中にはしんみりする話もあり。
やはり酒場で知り合った「オッパイパブ」の女性がひとこと
「赤羽は人情もあるが、ボッタくりもある」(^^:

手(パー)私が好きな漫画家、山科 けいすけが
「ビッグコミック増刊」で「しっくすてぃず」という漫画を連載している。
画像なし。こんな絵をかく人。
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1957年生まれの山科が幼少年時代を過ごした‘60年代を描いており、
私の少年時代と合致するところが多く、楽しみに読んでいるが、
彼の出身は北区赤羽。
その土地特有の想い出もある。戦前は軍需工場があり
その名残で工場の廃液で荒川が汚れていたとか。
山手線は、もともと品川〜赤羽駅を結ぶ路線だったとか。
山科の漫画にも怪しい、面白い人間が登場するが、
清野とおるが実際に赤羽駅周辺で遭遇した人々と通じるものがある。

レストラン孤独のグルメでも
赤羽のOK横丁、居酒屋「まるます家」で朝食を取るシーンがあるが
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朝の9時半に酒を飲んでいる人々を見てカルチャーショックを受ける。
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このまるます家も、漫画で紹介され有名になって訪れる人も多いと聞く。
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さてと、、、年末年始は日記を休みます。
来年は、おそらく1月5日(火)に2016年一発目をアップする予定です。
その間、ボイスには書くと思うし、気まぐれで来週の火曜日にも
日記をいれるかも知れません。




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