犯行当時に心神喪失であったことが立証されれば刑罰を逃れられることは殆どの人が知っていると思うが、そのためには予てからの準備が必要である。
その代表が精神病院の通院歴であって精神分裂症が最も効果的だ。精神分裂病とはどんな症状かは調べられるので真似することはそう難しくないと思われる。但しこの場合には日常生活に支障をきたすことが考えられるので、一時的な心神喪失であったことにするには幻覚剤といった薬物を用いる方法がある。
刑罰は逃れられないものの刑罰を軽くする方法のひとつに過失致死罪がある。つまりは殺す意志は全く無かったものの誤って殺してしまったというものだ。また嘱託殺人(当人から殺人を依頼された等)も同様に刑罰が軽くなる。
刑罰が最も重くなるのは計画殺人である。私利私欲のための殺人には執行猶予はつかない。但し従来の裁判(裁判制度が出来る前)においては三人以上殺した場合にのみ死刑判決が出ていた。しかし裁判員制度が採用された後には殺したのが一人でも死刑判決が出る可能性はある。
人を殺しても死体が見つからなければ逮捕そのものを逃れられる公算が高い。なので死体の処分方法として高濃度の硫酸で溶かすとか、ミンチ状にして処分するなど考えられてきたが、手間暇の関係で現実的とは言えない。そこで過去においては身体を分断して別々に捨てる(所謂、バラバラ殺人事件)や、穴をほって埋めるという方法が行なわれてきた。
ところが昨今では死体を隠そうとするケースが極めて少ない。死体を現場に放置したままにするのは珍しくなく、多少の手間をかけても床下や押し入れに移動するだけなので、近隣から腐敗臭がするとの理由で通報されて発見に至るケースもある。
■両親殺害で無罪主張=「危険ドラッグで心神喪失」―横浜地裁
(時事通信社 - 10月26日 11:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3681186
ログインしてコメントを確認・投稿する