本「近場一期一会」シリーズは、これで早くも一段落かもしれない。
今日の虫は、ツノボソキノコゴミムシダマシ。
2012年10月に、東工大キャンパスで、とあるキノコに多数の他のキノコ系甲虫に混じって♀が1頭だけいるのを見つけた。
それ以来毎年、同じところに生えるそのキノコを探っていて、それはほとんど季節の行事となっているのだが、見つかっていない。できれば「ツノボソ」な♂に出会いたいのだが、叶わない。
白金の自然教育園での調査でも、自分は朽ち木系の甲虫探しに重点を置いたのだが、このゴミダマはついに見つからなかった。都区部では極珍の虫らしい。
神奈川県昆虫誌によれば、このゴミダマは神奈川県ではその属(Platydema属)の中で最も多いらしい。都区部で最普通種のベニモンやアオツヤよりも多いとは俄かに信じがたいが、まずは神奈川県で見つけるコツをつかんでみたいと思っている。
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